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観光で行きたい全国の穴場スポット (32) 栃木県塩原町、紅葉とともにスリルが楽しめる全長320mの「もみじ谷大吊橋」
人が歩くたびにユラユラ揺れるため、絶景とともにスリルも味わえる
穴場スポット
栃木県那須郡塩原町の「もみじ谷大吊橋」
基本情報
「日本一の空中散歩」をキャッチフレーズに、平成11年(1999)に完成した「もみじ谷大吊橋」。全長320mは無補剛桁(むほごうげた)歩道吊橋として、日本一の長さを誇る。
栃木県那須塩原温泉を流れる箒(ほうき)川にかかる大橋で、補剛桁ではなく、ワイヤロープを横に張ることにより橋の強度を高めている。山あいを流れる箒川の渓谷美とともに、紅葉の頃には川面に映える絶景に出合える。JR東日本「那須塩原駅」からJRバス塩原温泉行きで「もみじ谷大吊橋バス停」下車、徒歩3分。
地図投稿者のコメント
長い吊橋です。つり橋から見る景色は最高です。(zeroさん・茨城県・34歳男性)
青森県はカシス生産量日本一! ということで、生産農家を訪れました
洋菓子やドリンク類に使われることの多いカシス。日本で栽培されているというイメージはあまりないかもしれないが、青森では和名である「黒房すぐり」として親しまれており、生産量も日本一を誇る。
青森県青森市では、30年以上前からカシスの栽培を行っている。さらには、農家の女性を中心に「あおもりカシスの会」も設立された
カシスの生育条件である夏季に冷涼な気候であること、そして何よりおいしかったことから、1970年代にドイツより苗木を導入して以来、長く育てられてきた。「あおもりカシス」の名前でブランド化し、5年ほど前から急成長。平成23年は6.9tを出荷、10年前の3倍以上にもなった。今後もさらに増産される見込みだという。
注目されるきっかけとなったのは、カシスに含まれる高い抗酸化成分だ。ポリフェノールはブルーベリーの約2倍、アントシアニンは約3倍。さらに、ビタミンCはレモンの約2倍だというから、アンチエイジングや美肌を気にする女性には見逃せない。
摘み立てのカシス、そのお味は?
カシス栽培に取り組む林キクエさん・博美さん親子
あおもりカシスの旬は、7月中旬から8月の上旬。強い陽射しが照りつける中、最後の収穫作業に精を出す、林キクエさん・博美さん親子のカシス畑を訪れた。収穫はひと粒ひと粒、手摘みである。1時間に収穫できる量はわずか1kgというから、重労働だ。キクエさんは、カシス栽培歴17年。「昔はあんまり知られてなかった。でも、おいしいから細々と育ててきたの」と笑顔で話す。
摘み立てのカシスを味見すると、酸味のなかにほのかな甘み。ブルーベリーを思わせるが、もっと皮がしっかりとしていて、酸味もずっと強い。アイスクリームにトッピングしてつぶしながら食べると、乳製品との相性は抜群で、ベリーのフルーティーな風味と共に甘さを引き立てる。また、「砂糖を加えて煮ただけ」というキクエさんの自家製カシスジュースは濃厚なのに爽やかな甘酸っぱさ。炭酸やアルコールとの相性もよさそうだ。
摘み立てのカシスをアイスクリームにトッピング。これだけで、アイスクリームがグレードアップ
こちらは「砂糖を加えて煮ただけ」とうい自家製カシスジュース
鮮度保持が難しいことから、果実の販売は冷凍品のみとなっている。通販も行っており、大玉のものが1kgで3,150円(送料別)。その他、業務用としてピューレや果汁なども販売する。ジャムやジュース、お菓子などの加工品も好評だが、果実のピュアな味わいはまた格別である。
群馬県碓氷峠で人気の駅弁「釜めし」には、温かい歴史が詰まっている!
家庭で作る弁当そのままの工程で、丁寧に作られているという「峠の釜めし」
ゴトンゴトンと電車に揺られながら、窓に流れる風景を楽しむ。新幹線や飛行機であっという間に目的地につけるようになった今でも、ゆっくりと電車に乗って旅をする時間の魅力は色あせない。そんな時、旅の楽しみのひとつは「駅弁」。その土地のおいしさがいっぱいに詰まった弁当は、旅の思い出に花を添えてくれる存在だ。
そんな駅弁の中でも、非常に人気のある駅弁がある。群馬県安中市松井田町にある「荻野屋」が販売している駅弁「峠の釜めし」だ。わざわざ遠方から買いにくる人もいるという「釜めし」の魅力はどこにあるのだろうか。
はじまりは「おにぎり2個+たくあん」から
創始者の高見澤政吉・とも夫妻は明治中期にさしかかる頃、横川で旅館「荻野屋」を経営していた。そこで信越線開通の情報を耳に、横川駅で駅弁屋を始めることを考えた。はじめのメニューは「おにぎり2個+たくあん」。それらを竹の皮に包んだ簡素なものだったそうだが、これがよく売れたのだという。
戦後、旅行客は増えていったが、この頃の駅弁はどこも似たような内容だったため飽きられつつあった。荻野屋の弁当も例外ではなく、1日50個作って30個ほどしか売れないという、業績不振にみまわれていたのだという。
そこで、当時4代目社長であった高見澤みねじは「なにか特徴のある駅弁でなくては」という思いから、旅行客一人ひとりに「どんな弁当がいいか」聞いてまわったのだという。結果、長旅でずっと冷たいお弁当を食べてきた旅行客の意見は共通して、「温かいご飯とおかずが食べたい」だった。
その意見を弁当に反映させるにはどうしたらいいか。悩む高見澤氏の目にとまったのは、「益子焼」の土釜だったという。陶器は保温性に優れているので、「温かいご飯とおかず」という条件をクリアできるのだ。
当時「折り詰め」が常識だった駅弁で、ひとり用の土釜に入った駅弁とはなんと斬新なアイデアだろうか。そして、1958年2月1日、後に人気を博す「峠の釜めし」の販売を開始したという。
信越線横川駅前にある「おぎのや横川本店」。峠の釜めしの他、自家製麺のそば類なども用意しているという
ふたをあければ、ぎっしりと詰まった具材が!
オレンジ色の鮮やかな包装紙に包まれた「峠の釜めし」。持つと思ったよりずっしりと重い。ひもを外して、その包装紙をめくると、早速土釜の登場。
取りあえず土釜のことは置いておき、まずは中身を見てみたい。ふたを開けると、まずその彩りに目を奪われる。うずらの卵、クリ、ごぼう、アンズ、シイタケ、タケノコ、鶏肉……。そして鮮やかな緑色をしたグリーンピースと、ほのかに赤い紅ショウガ。
まさに、「目でおいしい」という鮮やかさだ。また、アンズには整腸作用があるらしい。旅で疲れた身体のことも考えて作られているのだろう。
ご飯にはほのかに色がついていて、食べるとフワッとだしの香りが口に広がる。他の具材との相性もばっちりだ。具材それぞれの味がご飯にうつっていて、最後の最後まで飽きることがない。さらに、5種類もの漬物がついているのもうれしい。
大量生産でありながら、一つひとつ手作業で行われている「峠の釜めし」。安全安心に配慮して作られているだけでなく、人の手のぬくもりが感じられる、やさしい味の弁当だ。
自動車旅行の増加にあわせて開設されたという「おぎのやドライブイン横川店」。コンビニエンスストアやスイーツコーナーも併設
美しい益子焼の空釜を利用して漬物を作る
おいしさもさることながら、「峠の釜めし」の人気の秘密は、なんといっても「益子焼」の容器だろう。見た目の美しさゆえ、食べた後も捨てる気になれず、つい持って帰ってしまう。
中には、「峠の釜めし」が好きでリピ買いしているため、空容器が家に何個もたまっている人もいるとか。ちなみに、容器がもし不要なら、釜めしの全販売場所で引き取ってくれるそうだ。引き取った容器は、栃木県の益子へ運び、粉にしてアスファルトに混ぜて再利用しているという。
また、この容器を使えばおいしいご飯が炊けるとのことなので、チャレンジしてみるのもおすすめ。おぎのやのwebtsiteに、この空釜を使ったご飯の炊き方が詳しく掲載されているので、家に空釜がある人はチェックしてみてはいかが? また、空釜を利用して漬物を作ることができる「空釜専用漬物キット」も販売している。
家に持ち帰った空釜は、ふたをあけても空っぽだ。しかし、ふたを開けるたびに、釜めしを食べる前に感じたワクワク感や旅の記憶が、フワッとあふれてくるようだ。そんな風にいつまでも思い出をとどめておけるというところも、人気の秘密ではないだろうか。
旅先で「峠の釜めし」を食べた時には、ぜひその空釜に思い出を詰めこんで自宅まで持ち帰ってほしい。
東京メトロ銀座線4駅に「花」「さくら(独唱)」などオリジナル発車メロディ
東京メトロ銀座線の4駅にてオリジナルの発車合図メロディを導入する。浅草駅と上野駅では30日の始発から、銀座駅と溜池山王駅では31日の始発から使用開始される。
東京メトロ銀座線では新型車両1000系も活躍中
東京メトロでは丸ノ内線、有楽町線(一部の駅を除く)、南北線、副都心線の駅において発車合図にオリジナルメロディを採用している。銀座線の4駅では、それぞれの駅と街にゆかりのある曲を採用。1番線と2番線で異なるフレーズが流れるという。
浅草駅のメロディは、滝廉太郎氏が作曲し、歌詞に隅田川が登場する名曲「花」。上野駅のメロディは上野公園の桜にちなみ、森山直太朗さんの「さくら(独唱)」。銀座駅のメロディは、銀座が舞台となった映画の主題歌「銀座カンカン娘」。溜池山王駅では、周辺のビジネス街をイメージしたオリジナル曲を採用している。新たな発車合図メロディの導入にあたり、「その街を感じていただくとともに、東京メトロの路線や駅に『愛着』や『馴染み』を持っていただくことをめざします」と東京メトロは発表している。
北海道・函館市電が来年で開業100周年、記念ロゴ掲出「らっくる号」運行中
100周年記念ロゴを車体に掲出した函館市企業局交通部は今月より、「路面電車開業100周年記念事業」を展開している。函館の路面電車は1913(大正2)年6月29日に東雲町~湯の川間で開業、2013年に100周年を迎える。
復元チンチン電車「箱館ハイカラ號」と超低床電車「らっくる号」
記念事業第1弾として、このほど超低床電車「らっくる号」の車体に100周年記念ロゴを掲出し、運行を開始した。それ以外の各車両も11月以降、方向幕と系統板に記念ロゴを印刷して運行する。掲出期間はいずれも約1年間。
来年7月頃には、平成以降の出来事や昭和50年代より登場したカラー電車(広告電車)、記念乗車券の発行歴などをテーマにした100周年記念誌を発行。制作にあたって鉄道ファンからも広く写真を募集するとしている。8月頃には函館市西部地区などにおいて、復元チンチン電車「箱館ハイカラ號」、超低床電車「らっくる号」、1952(昭和27)年より運用されている530号、ササラ電車、花電車などをイベント運行し、撮影会を実施する予定。
このほど開設された路面電車開業100周年記念事業公式Facebookページでは、イベントの内容や日程などの詳細が随時掲載されている。