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航空トリビア (19) 機内映画の吹き替えが変な理由
海外旅行をするとき、一番退屈なのが飛行機の中。機内食を食べたら、もうすることがない。そんな人の味方と言えるのが機内映画だろう。最近はエコノミークラスでもパーソナルテレビが付いているのが普通になり、オンデマンドで好きな映画を選べ、「再生」や「一時停止」が自由にできる航空会社も増えた。
吹き替え版の日本語に違和感
そして、とても得した気分になるのが日本では公開前、あるいは上映予定がない映画に巡りあったときだ。「いやあ、ラッキー」なんて思いながらワクワク気分で観るわけだが、そんなお得な映画も含めて日本語吹き替えの映画を観ている途中で、「なんか変だなあ」と思った経験はないだろうか?
最近は機内でメールのやりとりができるハイテク機も(写真はANA)
そう、吹き替えの日本語が変なのである。
日本の映画館で上映される外国映画は日本語字幕が多いが、テレビで放送されるのは吹き替え版だ。ただ、この場合は有名な俳優やタレントが吹き替えをしているなど、自然に違和感なく映画に集中できる。
ところが機内映画は、ロサンゼルスなど海外にある会社が吹き替え版を制作して航空会社に納品するという流れになっている。そのため、「そんな言い方はしないだろう? 」「ちょっと真面目すぎるよなあ」「声優、変えたらもっとおもしろいんだろうけど」などと、いろんなツッコミを入れたくなる吹き替えになってしまうのだ。
高速トリビア (5) 「ハイウェイラジオ」の声の主は誰?
ラジオの周波数は全国統一
1983年に放送が開始されたハイウェイラジオは、高速道路の事故や渋滞をはじめ、通行止め、工事情報などの最新情報を聞くことができます。AMラジオの周波数は1620kHzで全国統一です。走行中の道路状況をリアルタイムにキャッチできるので役に立ちます。
登録されている単語は、約5,000語
放送内容は、道路管制センターへ集約された情報をもとに、あらかじめ録音された単語を、プログラムでつなぎ合わせて自動的に作成しています。基本的な放送時間は60秒ですが、事故などが発生し知らせる内容が多くなると、120秒に延長され、内容は5分おきに更新されます。
何も事象がないときや放送時間に余裕がある場合は、通行止めの予告やマナーに関する案内を放送します。
コンピュータに登録されている単語は約5,000語に上り、8GBの特殊な記憶媒体約100台で管理されています。ハイウェイラジオの声の主は音声合成です。道路状況の情報を自動処理して、パターン化されたプログラムに従って自動で音声による案内を流しています。
通行止めなどの広報を行う際の吹き込みは、担当のNEXCOの社員が行うケースもあります。また、過去にはNEXCO東日本では、テレビの企画で芸人による雪道の注意喚起を吹き込んだことがあります。実際にラジオに流す予定でしたが、実現しなかったようです。
ハイウェイラジオを放送する仕組み
ハイウェイラジオは、中央分離帯や路肩にある「空中線」と呼ばれる電線のようなものから電波を配信しています。道路上で見かける「ハイウェイラジオここから」と、「ここまで」の標識の間に空中線が張ってあり、その区間は約3キロです。
放送区間の約1km手前に設置した案内標識でお知らせし、2回以上は聞けるように工夫されています
ハイウェイラジオは、中央分離帯や路肩にある「空中線」と呼ばれる電線のようなものから電波を配信しています
ちなみに、携帯電話からはハイウェイラジオテレホン(♯8162)でも情報を聞くことができます。ハイウェイラジオのない場所からの情報確認に便利です。
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