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オンラインコミュニケーション、親・子世代間で大きな開き
子どもたちのインターネット利用について考える研究会は、「オンラインコミュニケーション利用実態調査」の結果を公表した。調査は、保護者と青少年を対象に実施され、青少年は利用頻度は高いが、悩みや不安も大きいという特徴が明らかになった。
オンラインコミュニケーションでやりとりをするのは、保護者、青少年ともに、主に「家族」や「友達」など親しい相手が多かった。しかし、利用頻度の点では、「1日複数回、友達と連絡をとる」という保護者は18.6%であるのに対し、青少年は46%。「1回の会話でやりとりする相手の数」では、「すべて顔見知りの相手10人以上」とやりとりしたことがあるという保護者は31%で、青少年では67.9%と、どちらも2倍以上の開きがあった。
オンラインコミュニケーションで利用する機器については、保護者はパソコンがもっとも多く93.8%、青少年ではスマートフォンが85.7%で最多であった。利用するソフトやアプリについては「メール」を利用しているという保護者は96%、青少年は92.2%と差はあまり見られなかったが、LINEやSkype、Facebookなどの「チャット・メッセンジャー」を利用していると回答した保護者は65%、青少年では92.8%と30%近くの差があった。
感情が伝わりにくいというオンラインコミュニケーションの特性については、保護者よりも青少年のほうが理解しているという結果が出た一方で、「伝わる文章がうまく書けないことがある」「相手の本当の気持ちがよくわからないことがある」などの悩みや不安を感じている青少年が、保護者に比べて多いこともわかった。
◆オンラインコミュニケーション実態調査
実施期間:2014年9月19日~2014年9月22日
調査対象:第一子に高校生・大学生の子どもをもち、オンラインでコミュニケーションをとっている保護者、オンラインでコミュニケーションをとっている高校生・大学生
有効回答数:1,106件(保護者554件、青少年552件)
調査方法:Webアンケート方式