ギリシャはユーロ圏にとどまる見通し＝著名投資家モビアス氏

　

　［アテネ　３１日　ロイター］ – 著名投資家として知られるテンプルトンのマーク・モビアス氏は３１日、ギリシャ経済紙ナフテムポリキに対し、ギリシャの株式市場には割安感があるとの認識を示したほか、同国はユーロ圏にとどまるだろうと述べた。

　同氏は企業訪問のため、ギリシャを訪れている。

　ギリシャ債務問題をめぐる不透明感から、同国株式市場の優良銘柄指数は今年に入ってから１４％下落している。

　モビアス氏は、ギリシャに外国人投資家を呼び込み、市場環境を改善するためには民営化がカギだと指摘。また、ユーロ圏諸国といった債権者から課せられている「過酷な」緊縮策が継続することはギリシャの回復にとって助けにならないとし、さらなる投資が必要だと述べた。

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