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外為市場は小動きに終始、FOMC後も緩やかなドル高シナリオ
[東京 18日 ロイター] – 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の121円前半。米連邦公開市場委員会(FOMC)とイエレン連邦準備理事会(FRB)議長の会見を控えて様子見ムードが強まり、小動きに終始した。
FRBがいずれ利上げに動くとの見方からドルの先高観は根強く、FOMC通過後も緩やかなドル高シナリオを描く参加者が多い。
ドル/円は朝方から121.26─121.40円の限られたレンジでの取引となった。FOMCを前にした様子見ムードから、フローは乏しかったという。「ドルを買いたい輸入企業はあるが、もう少し安い水準で仕込みたいと考え、身動きができないでいるようだ」(国内金融機関)との指摘があった。ユーロ/ドル、ユーロ/円も、FOMCを前にした持ち高調整主体の小動きとなった。
FOMCは利上げへの地ならしを進めるとみられ、金利上昇・ドル高を基本シナリオとする声が多い。仮にFOMCで利上げ期待が後退してドル売りが先行しても、ドル/円は120円後半にかけて多くの買い注文が控えており、底堅さが意識されている。「120円半ばまで下落するようなら、押し目買いの好機」(国内金融機関)との声も出ている。
一方、国内の個人投資家は、1月に117円を割り込んだ局面で仕込んだドルロングポジションを、2月中旬に120円に乗せたあたりから手じまい始め、これまでにほぼ整理が完了しているという。外為どっとコム総合研究所の調査部長、神田卓也氏は「下がってきたらドルを買いたいが、なかなか下がってこないので動くに動けないという人が多い」と指摘。きょうのFOMCとイエレンFRB議長の会見を受けて米国の利上げが本格的に視野に入ってくるかどうか、注視しているという。
<FOMC後のユーロ/ドル、見極め難しい>
ユーロ/ドルは16日につけた12年ぶり安値1.0457ドルから持ち直してきている。1.05ドルを回復してからは、弱含んでも1.05ドル付近で2回程度跳ね返されており、サポートとして意識されてきているという。
ただ「ギリシャ問題が片付いておらず、ショートカバーの域を出ていない」(国内金融機関)と慎重な見方も出ている。ショートカバーで上昇するのか、先安観から売られるのか見極めは難しいというが、「FOMCで米金利が上昇しドル買いが強まれば、1.04ドル台に大台が変わる可能性がある」(別の国内金融機関)との見方も聞かれた。 続く…
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