自動車の在庫調整局面、ほぼ終了＝3月日銀金融経済月報

　

　［東京　１８日　ロイター］ – 日銀は１８日公表した３月の金融経済月報で、景気は「緩やかな回復基調を続けている」と従来の判断を据え置いた。その他の主要な項目別判断も据え置き。自動車の在庫調整局面は「軽を除けばほぼ終了」とし、「調整局面を脱しつつある」としていた前回から判断を引き上げた。

　１─３月の鉱工業生産については「増加を続ける見込み」、４─６月は「不確実性は大きいが、ペースを鈍化させつつも増加基調が維持される」との見通しを示した。自動車は「在庫調整からの回復の動きが一巡するもとで、横ばい圏内の動き」とみている。

　物価の判断は足元を「ゼロ％台前半」、先行きを「当面ゼロ％程度」とし、それぞれ２月の「ゼロ％台半ば」、「当面プラス幅縮小」から下方修正した。

　

　 (竹本能文)

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