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実話に基づく“投資&金融界”の裏世界描く「映画」3選 見どころ&教訓丸わかり
新年度を迎え、投資などの財テクを考えているビジネスパーソンや新社会人も多いはず。今週は日経平均が1万9300円を超えるなど、投資を後押しするような追い風が吹いているが、過去には好調ムードから突如一転して、バブル崩壊やリーマン・ショックといった、国内外の投資家に大打撃を与える出来事も起きた。そこで今回は、実話をベースに制作された作品を3つピックアップ。初心者が心得ておきたい“投資リスク”をおさえていこう。
投資の世界が楽しくわかる「映画」3選 見どころ&教訓丸分かり
【その1】
うまい話には“裏がある”のか? 格差社会を生き抜く術を学ぶ
「インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実」(米/2011年)
出演:ポール・ボルカー、ジョージ・ソロス/監督:チャールズ・ファーガソン
2011年に行われた第83回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー部門賞を受賞した作品。2008年に起きた「リーマン・ショック」によってもたらされた“5千万人の貧困層転落”“世界不況の実態”を追及したドキュメンタリー。
「リーマン・ブラザース」の破たんを招いたのは、米国金融界が大々的に売り出したサブプライム・ローンが原因とされている。頭金がほとんどない人に住宅ローンで多額の借金を負わせ、払えなくなると家から追い出す。この悪質な金融商品が出てくるまでに、30年間規制緩和に努め、金融業界と政治が一体となって稼いできたアメリカの歴史がある。金融商品の適正さを判断する格付け会社「ムーディーズ」などは銀行や証券会社の言いなり、経済学の教授達は「金融緩和が素晴らしい」と唱え、政府要職や金融機関の顧問に迎えられた。一方、心あるジャーナリストや政治家の警告は何度も出されていたが、無視され続けた。映像にもこだわりつつ、元政治家や元CEOらを真摯なインタビューで追及していく。
【教訓】
見終わって絶望的な気持ちになりそうだが、監督の最後のメッセージは「不正と戦っていこう」という前向きなもの。詐欺まがいのCEOたちは巨額のボーナスを得て会社を去り、その穴埋めに税金が投入されたときに、「これはおかしいよ」と言い続ける勇気や担保も貯金もないのに多額の借金ができてしまうことに対して、「ちょっと変だ」と思う感覚。大手銀行の定期預金が年率0.02%の時に「1年間で10%儲かる」と言われたら、ありえないと思う“常識”を身に着けよう。
グローバル化が進み、世界が近くなっている今。…