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甘利担当相がNZ貿易相とTPP交渉、米TPAの重要性で認識共有
[東京 25日 ロイター] – 甘利明経済再生担当相(TPP担当相)は25日、来日しているニュージーランドのグローサー貿易相と環太平洋連携協定(TPP)について交渉を行った。会談後、甘利担当相は「結論が出たわけではないが、期日が迫っていることでもあり、交渉を加速させようということになった」と述べた。
甘利担当相は交渉で、2国間の焦点である乳製品をめぐり日本への輸出量の数字の取り方についてスタンスを説明し、「それを起点にしないと議論にのれないという話をした」という。
会談ではオバマ米大統領の貿易促進権限(TPA)についても触れたとし、「TPP交渉妥結にとって極めて大事だということは日本、ニュージーランドの共通認識。参加国すべての共通認識だと思う」と指摘。「議会承認を得られるかは、そう楽観視もできない。しっかり注視していく」と話した。
TPP交渉の妥結時期については、「いつごろ妥結という話はない。他の国よりもニュージーランドとの2国間が極めて遅れていると伝えた」とした。
それに対し、グローサー貿易相からは「こういう間合いは短い時間で詰めることができる自信がある」と答えたという。
一方で甘利担当相は、「事務折衝は今後1度か2度というつもりでやっていかないと、4回も5回もあるような受け止めでいるとまとまらないと伝えた」という。
グローサー貿易相は会談後、記者団に対し、「両国が公正で納得できる結論にたどりつけることを確信しているが、それにはまだ少し時間がかかる」と述べた。
(宮崎亜巳)
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