金利は上昇へ、インフレ鈍化は一時的要因が影響＝英中銀副総裁

　

　［２５日　ロイター］ – イングランド銀行（英中銀）のシャフィク副総裁は、物価上昇率が鈍化しているにもかかわらず、金利は上昇するとの公算を示した。ケント・ビジネス（電子版）が２５日、伝えた。

　それによると、シャフィク副総裁は、物価上昇率の鈍化は原油価格の急落や、ポンド高の英企業収益への悪影響が主な理由とし「それら一時的な外部要因を除けば、基調的なインフレ率はさほど低くない」と述べた。

　副総裁は、英中銀金融政策委員会の予想中央値では次の金利変更は上昇となっていると説明。ただ将来の利下げを含め、選択肢は温存する方針を示した。

　前週、中銀のチーフエコノミストが、インフレ率が中銀の目標を予想以上に下回る水準に低下する恐れがある場合、利下げを検討すべきと指摘。

　２４日発表の２月の消費者物価指数（ＣＰＩ）は、現行の統計方式で初めて前年比の伸び率がゼロとなった。

　英中銀のコメントは、現時点で得られていない。

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