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日経平均は下落後切り返す、権利取り・好需給が支援
[東京 25日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は反発。後場に入り先物に大口の売りが出て前日比で一時171円安まで下落した後に下げ渋り、プラス圏に浮上した。3月期末を前にした配当権利取りの動きや公的マネーの買い支えへの期待感が支えとなった。繊維や建設株など出遅れ感のあった業種が上昇した一方、ここのところ上げ基調にあった医薬品は下落。業種間での循環物色の傾向がみられた。
前日の米国株式市場では主要3指数が下落となり、外部環境に買い手掛かり材料が乏しいなかで、朝方の東京市場は買い優勢で始まった。ただ昨日に続き23日に付けた昨年来高値1万9778円60銭に迫ると伸び悩み、利益確定売りに押された。
後場に入ると先物主導の荒い展開となり、日経平均は一時1万9500円台前半まで下落。だが「配当権利取り最終日の26日に向け、下がったところでは高配当銘柄を中心に買われやすい」(内藤証券・投資調査部長の田部井美彦氏)との見方に加え、下値では公的マネーが買い支えに動くという期待感も継続し、底堅さを示す形となった。
昨日まで大幅高が続いたエーザイ(4523.T: 株価, ニュース, レポート)が前日比で5.43%安。ファナック(6954.T: 株価, ニュース, レポート)も下落し指数を押し下げた。上昇基調にあった銘柄が総じて利益確定売りに押された一方で、日本ペイントホールディングス(4612.T: 株価, ニュース, レポート)やリコー(7752.T: 株価, ニュース, レポート)など前日に下げた銘柄や出遅れ業種の一角には押し目買いの動きもみられた。
個別銘柄では、減損処理を発表した三菱地所(8802.T: 株価, ニュース, レポート)、住友商事(8053.T: 株価, ニュース, レポート)がしっかり。来期の業績への不安要因払しょくにつながると市場では受け止めらえた。
半面、ブラジルの関連会社で損失が発生する可能性があると発表した東洋エンジニアリング(6330.T: 株価, ニュース, レポート)が大幅安。期末配当金の実施が困難になる見通しとなり嫌気された。免震ゴムで新たな不適合製品が存在する疑いが発覚したと発表した東洋ゴム工業(5105.T: 株価, ニュース, レポート)は後場に下げに転じた。
東証1部騰落数は、値上がり851銘柄に対し、値下がりが891銘柄、変わらずが134銘柄だった。
日経平均.N225 続く…
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