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[注目トピックス 市況・概況]6日の米国市場ダイジェスト:ダウは278ドル安、雇用統計を受けた利上げ警戒感から売り先行
*06:56JST 6日の米国市場ダイジェスト:ダウは278ドル安、雇用統計を受けた利上げ警戒感から売り先行
■NY株式:ダウは278ドル安、雇用統計を受けた利上げ警戒感から売り先行
NYダウ ナスダック
終値 :17856.78 終値 :4927.37
前日比:-278.94 前日比:-55.44
始値 :18135.72 始値 :4967.24
高値 :18135.72 高値 :4982.93
安値 :17825.15 安値 :4918.63
6日の米国株式相場は下落。ダウ平均は278.94ドル安の17856.78、ナスダックは55.44ポイント安の4927.37で取引を終了した。2月雇用統計は、非農業部門雇用者数が予想を上回る29万5000人増となったほか、失業率も5.5%へと低下し、利上げに対する警戒感から売りが先行。6月頃の利上げを予想をする向きが多く、終日軟調推移となった。ダウは約2週間ぶりに18000ドルを割り込んだ。NY原油先物価格が一時3%を超す下落となったことも嫌気された。6日は、全てのセクターで全面安。特に不動産や公益事業が下落した。
鉱山会社のニューモント・マイニング(NEM)は金相場の下落を受け、軟調推移となった。事務用品小売りのステープルズ(SPLS)は、赤字決算が嫌気され下落。アパレルのギャップ(GPS)は、2月既存店売上高の落ち込みを受け売られた。携帯端末のアップル(AAPL)は18日引け後にAT&T(T)に代わってダウ構成銘柄に組み入れられることが発表され、一時129ドル台まで上昇したものの、その後は上げ幅縮小。証券会社のチャールズ・シュワブ(SCHW)は、クレディ・スイスによる強気の見通しを受け、堅調推移となった。
雇用統計を受けてドル高が進行し、対円で一時121円台を付けた。米国大手企業は海外売上比率が高く、業績の圧迫要因となることが嫌気されている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は120円70銭、良好な米雇用統計を受けて利上げ観測が強まる
ドル・円は119円91銭から121円28銭まで上昇し120円70銭で引けた。良好な米雇用統計を受けて今月の連邦公開市場委員会(FOMC)でフォワードガイダンスの「辛抱強く」との文言を削減し、6月または9月の利上げに向けて準備を進めるとの見方が強まりドル買いが加速。…