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[注目トピックス 日本株]フォトクリエイト Research Memo(6):期初計画を据え置き、ビッグイベントや教育領域の成長に期待
*17:27JST フォトクリエイト Research Memo(6):期初計画を据え置き、ビッグイベントや教育領域の成長に期待
■今後の見通し
(1)2015年6月期業績見通し
フォトクリエイト<6075>の2015年6月期の業績は売上高が前期比6.3%増の3,331百万円、営業利益が同17.8%減の153百万円、経常利益が同15.5%減の148百万円、当期純利益が同13.6%減の92百万円と期初会社計画を据え置いている。上期は若干未達に終わったものの、下期には東京マラソンに加えて、フルマラソンの大会としては第1回目となる横浜マラソン(3月15日開催)が新たに加わるなど、スポーツ領域でのビッグイベントが続くほか、教育領域でも順調な成長が期待できるためだ。事業別の売上高に関しては開示していないが、インターネット写真サービス事業で前期比微増収、フォトクラウド事業で2ケタ成長を見込んでいる。
減益要因としては、2016年6月期以降の成長に向けた先行投資費用の増加が挙げられる。新たな写真スタイルを提案する新サービスの開始や、専用サイトの利便性向上及びラボネットワークとの提携に伴うシステム連携に向けた投資などを実施する。
また、2014年10月に「事業戦略室」を新設、写真のライフタイムバリュー向上につながる新サービスや、撮影した写真に含まれる数々のデータを活用したデジタル・マーケティング支援サービスの開発を進めている。筆頭株主であるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(株) (以下、CCC)とも写真データとTポイントカードを連携した新たなマーケティング支援サービスを共同で展開していく可能性がある。
○新スタイルの写真館「Tスタジオ」
新たな写真スタイルの提案では、「写真を飾る」文化を育てることをコンセプトに、従来の記念写真とは違った撮影体験を提供する新スタイルの家族写真館「Tスタジオ」を、今2月にCCCの運営する「湘南T-SITE」(神奈川県藤沢市)にオープンした。
従来の記念写真と言えば、屋内スタジオで決まったポーズの写真を撮影し、撮った写真はフォトアルバムに保管して、時折見返すといった楽しみ方であった。これに対して「Tスタジオ」では、ファッションを選ぶように自分が希望するスタイルの写真を、プロのカメラマンと相談のうえで撮影し、その写真にデザイン・額装を施し、インテリアアートのように部屋に飾れる写真として仕上げていく。
今後は「代官山T-SITE」を始めとする他のT-SITEでも展開していくほか、将来的には地域の写真館にもそのノウハウを供与するサービスを展開していきたい考えだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
《FA》