仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
上重アナ、スポンサーから億ション“供与”疑惑発覚 懲戒事由に該当する可能性も
日本テレビの“朝の顔”となったエースアナにスキャンダルだ。同社の情報番組「スッキリ!!」の新MCとなった上重聡アナウンサー(34)が、自宅マンションの購入をめぐり、有力スポンサーから無利子で1億7000万円の融資を受けたことが明らかになったのだ。報道機関である民放の社員が、スポンサーから利益供与を受けることは重大なコンプライアンス違反だけに、懲罰処分は避けられず“降板”すらささやかれる。
2014年度の視聴率3冠にわく日テレに冷や水をかけるスキャンダルは、2日発売の「週刊文春」が報じた。同日朝、「スッキリ!!」に出演した上重アナはぎこちない笑顔。番組では、NHKのやらせ疑惑などを報じたものの、自身の問題は一切触れなかった。
不動産登記によると、上重アナは昨年3月、都内のタワーマンション最上階の42階の部屋を購入。その際、1億7000万円を、靴の小売りチェーン「ABCマート」創業者の三木正浩氏(59)から無利子で借りていた。
身長181センチでイケメンの上重アナは、高校時代はPL学園野球部のエースとして、1998年夏の甲子園準々決勝で横浜・松坂大輔投手(34)と延長17回の死闘を繰り広げた。日テレ入社は2003年。昨年の「好きな男性アナウンサーランキング」で2位の人気アナに成長。“エース上重”の愛称は巨人の原辰徳監督が命名した。
三木氏は07年に退任したが現在も筆頭株主で、米フォーブス誌の長者番付にも名を連ねる資産家。「スッキリ!!」でもABCマートのCMが流れている。
同誌によると、三木氏は元巨人のタレント、宮本和知氏を通じて、上重アナと知り合ったという。同誌の取材に、物件の購入を勧めたことを認め、「よかれと思ったが迷惑をかけてしまった。すぐに(物件の)売却処理する」と語った。さらに高級外車のベントレーも貸していたという。
無利子で借りた金銭で不動産を購入した場合、贈与と認められると課税対象になる。さらに上重アナの行為は、同社の就業規則の懲戒事由に該当する可能性もある。
夕刊フジの取材に、日テレ広報・IR部は「記事を見ていないので、現時点で答えられない」としたが、テレビ報道に詳しい法政大学社会学部(映像ジャーナリズム論)の水島宏明教授は、「上重アナの行為は、中立公正が求められる報道機関のキャスターという立場から見ると不適切といえる。広告主にもなっている特定の会社から便宜供与を受けていたということになると、『企業側に何らかの見返りを与え、報道をゆがめていた』と視聴者が考えてもおかしくない。日テレの報道の信頼性に傷をつけたが、ほかにも同様のケースがないか、社内調査を徹底するべきだ」と指摘する。
これが上重アナ個人の問題ではなく、同社の独特の体質だと指摘する声もある。日テレ報道局の中堅社員は、「朝日新聞やNHKは取材対象者からの接待を厳しく禁じているが、うちはその点、かなりゆるい。何事にも視聴率が優先で、報道の原則などは後回しになってしまう傾向がある」と声を潜める。
日テレの“朝の顔”となった上重アナ。栄転早々のスキャンダルに進退も注目されるが「懲戒処分は避けられないだろうし、降板の可能性もある。だが、また一線に戻ってくるだろう」と民放関係者。
ある日テレ関係者は「自浄作用は期待できないかも」と危ぶむ。「問題を起こしても、甘い処分で済んでしまうことが多い。過去にも、海外支局長が数百万単位の経費を使い込む不祥事があった。問題発覚後、いったん飛ばされたが、幹部の覚えめでたく、やがて一線に復帰した。上重アナも、エースとして期待されるだけに、うやむやのまま騒動を収束させる気かも」とも。
報道機関である以上、問題は“スッキリ”させるべきだろう。2015/4/2 16:56 更新