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女性を神棚に上げた漫画家・石原まこちんが出会った、最高のパートナー。『妻しか女性を知りません』インタビュー

女性を神棚に上げた漫画家・石原まこちんが出会った、最高のパートナー。『妻しか女性を知りません』インタビュー

 

 妻しか女性を知らない、さえない会社員の悶々とした葛藤を描いたコメディ漫画『妻しか女性を知りません』(KADOKAWAメディアファクトリー)は、作者・石原まこちんさんの実体験を元に描かれている。妻が元カレの話をするたびにくすぐられるコンプレックス、セックスのたびに襲われる不安……こうした葛藤の原因、その先に行き着いた幸せな夫婦関係についてお話を伺ってきました。

◎初恋は星座の女神

―― 『妻しか女性を知りません』は、石原まこちんさんの実話を元に作られているんですよね?

石原 ええ、ほとんどすべてリアルです。だからある意味、世間への告白なんですよね。僕の息子のお母さんお父さんが、この漫画を読んでくれたみたいなんですけど、たいてい「ウソでしょ! 絶対ない!」って言うそうで。でも、本当なんですよ(笑)。僕の同級生なら信じてくれると思うんですけどね。

―― 同級生には納得してもらえるような、モテない学生生活だったんですか?

石原 ええ、僕、いろいろとおかしいので。小学生のときは道でつぶれてるカラカラのカエルのミイラを集めたりしていましたし(笑)。小中高あわせて女の子と話したのって、20分もないんですよね。

―― 12年間のうち合計20分しかないってすごい(笑)。モテなかった原因はどこにあるんでしょう?

石原 小学4年生のときに、女性の身体の仕組みを授業で知ったんですよね。その時、あまりにも神秘的だったために、女性を神棚に上げてしまったんですよ。触れてはいけない存在にしてしまった。だからモテようとも思わなかったし、付き合いたいとも思わなかった。ましてや「ヤレる」なんて考えもしなくて。

もともと男だけで遊んでいたんですよね。アップタウンとダウンタウンにわかれている町で、アップタウンは男女で遊んだり、スケートやスキーに行ったりする連中。われわれダウンタウンは、男だけで駄菓子屋に行って黄粉棒を咥えている(笑)。当然、女の子は寄ってきません。「男だけで充分だよな」と思っていた。あるじゃないですか「なんだあいつ、女と話して」みたいなの。

―― 本気で思っている男子もいますし、照れ隠しだったりも。小学生の時は、そういうことよくありますよね。初恋はいつですか?

石原 星座の本ですね。

―― えっ?

石原 星座の本です。幼稚園の本棚にあった本で、女神がおっぱいを出してたんですよ。「なんだこいつ、真面目な本でおっぱいだして!」って思って、で、おっぱいおっぱい騒いだら先生にとりあげられて(笑)。人間に恋したのは小学生のとき。好きでしたねえ。でも喋りたいとは思わなかった。なんというか見てれば充分って感じでしたね。

―― だから計20分しか女性と話していない……でも、中学・高校くらいになると、彼女ができる友達も増えてきませんか?

石原 いましたねえ。ダウンタウンでもモテるやつはいて、ファミレスに彼女を連れてくるんですよ。その時の僕は「やべえ、女の子がいるよ、どうすりゃいいんだよ!」とか思っているんだけど、緊張しすぎて混乱して、ヤンキーみたいに座ったりして、ムスーーーっとしてる。女の子は当然「なんなのこいつら」って思うわけですよ。モテるわけがない(笑)。

高校は学年に女の子が3人しかいませんでした。それが、また可愛い子だったんですよね。それでもやっぱり話したいとは思わなかった。エビちゃんに似てる女の子がよく話しかけてくれていたんですけど、「ああ、うん」とか「いや……」しか言えませんでした。お互いゲーマーだったので、ちゃんと会話になったのはその時くらいですね。

―― でも女性が嫌いなんじゃないですよね。崇拝対象だから喋ろうと思わない。慣れてないからどうすればいいのかわからない。処女崇拝みたいなものはあるんですか?

石原 いや、まったくないんですよね。ヤリマンだろうとなんだろうと、女性は女性なのでそれだけで素晴らしい。こんなことmessyの読者さんに怒られちゃうかもしれないんですけど、たぶんどこかで女性を同じ人間だと思っていなかったんですよね。やっぱり神様なんですよ、女性は。妻と付き合ってからは、女性も人間なんだなあと思えるようになりましたが。

◎セックスについて話し合える最高の関係

―― それほど彼女は他の女性とは違う何かがあったということなんでしょうか?

石原 妻は小中学校が一緒なんです。俺が一番ヤバかった時期を知ってるんですよね。カエルの死体を集めてたり、「ゴッドオブテープ」だったり。

―― 「ゴッドオブテープ」ってなんですか(笑)。

石原 地元に「ゴッドオブテープ」って、AVの名シーンが詰め込まれたテープが流通してたんですけど、俺が作ってて(笑)。AVが好きだったんですよねえ。

―― なるほど。崇拝対象だし、コミュニケーションはできないけど、女性への性欲はあったんですね。

石原 いや、でも「ヤリたい!」ではなかったんですよね。AVが好きだったんです。

―― 女性への性欲というよりは「性欲」だった、と。話の腰を折ってしまいました。続けてください。

石原 僕が20歳の時に、美容師をやっていた妻からカットモデル募集のはがきを受け取ったんですね。同級生に配っていたみたいなんですけど、僕が大嫌いな男が実際に行ったと聞いて「これは行かなくちゃ!」と思って。

その時、女性に初めて触られたんですよ。髪の毛ですけど「ヤバい! 女の子に触れられてるよ!」って(笑)。接客業ですから会話も上手で「俺に気があるんじゃないか」と思っちゃうくらい、いろいろと聞き出してくれるんですよね。俺はずっと「人を楽しませないといけない」って思っていたんですよ。芸人根性というか。友達に誘われてファミレスに行く時も、「まこちん、なんか面白い話してよ」って言われていましたし。妻は間の取り方も上手いし、俺のヤバい頃を知っているから、取り繕わなくてよかった。黙っていても気まずくない。それが楽で、ホレちゃいました。童貞どころか、女性との会話童貞も妻で捨てたんですよ。

―― それが訓練になって、他の女性とも少しずつ話せるようになったりは……

石原 ない! 駄目だなあ(笑)。前に客として参加したレゲエのイベントで、出演者の方に「この子、まこちんのファンなんだよね」って紹介されたんですよね。その子に「ずっと見てました!」って握手されたんですけど、「はい! ありがとうございます!」って言って逃げました(笑)。普通、10分くらい話して、連絡先とか聞くじゃないですか。僕にはできない。一生背負っていくものだと思って諦めました。

―― 美醜も関係ないんですよね?

石原 関係ないですねー。女性は女性です。娘の吹奏楽部の発表会で、隣に座っている知らないおばあちゃんに「真ん中の子ってトロンボーンよね?」って話しかけられたら、照れて真っ赤になっちゃって(笑)。「そうっすね」って答えて、席を移動しました。

―― 思った以上に筋金入りでびっくりしています……(笑)。漫画の主人公は女性経験の乏しさがコンプレックスになっていますよね。そのわりに、たいがい思考がセックスに行き着いているんですよ。そこが気になりました。

石原 確かに。言われてみればそうですね。

男女の友情は絶対にありえないって思っているからかもしれないですね。ピラミッド型のコミュニケーションで、頂上にはセックスがある。だから緊張しちゃうのかな……。その上、神棚の上の存在ですからね。

でも妻は人間なんですよね。逆ピラミッド型のコミュニケーションで、広がりがあるから普通に話せるんですよ。違いはそこにあるのかなあ。

―― コミュニケーションって大事だな、と思わず感心したのが、セックスについて話し合うシーンです。経緯をたどると笑える話なんですけど、そこだけ切り取ると「パートナーとセックスについてなかなか話し合わないよな」って感心しちゃう。

石原 僕、妻しか知らないですからね。あとはAVだけ。他の人がどうしているのかわかんないから、不快な思いさせているんじゃないかって不安になるんですよ。だから聞くしかない。僕なりに研究したこともあって、ヨガ的な、ぜんぜん動かないセックスもしてみたんですけど、「なにやってるの?」って聞かれて。「いや、これ、インドネシアのほうのセックスでね……」って説明したら「いや、ないから」って言われた(笑)。指導もされるんですよね。「ちょっと動きが細かい」とか(笑)。僕にとっては最高の関係ですね。

―― うらやましい関係ですよ。『妻しか女性を知りません』は基本的にコメディ漫画ですが、女性が情けない男心を知るには持ってこいな漫画だとも思うんですよね。もしかしたらひたすらイライラする方もいるかもしれませんが(笑)、女性からの反響も多いそうなので、ぜひ手にとってもらいたいと思っています。今日はありがとうございました。
(インタビュアー・構成/カネコアキラ)

石原まこちん
漫画家。1976年東京都生まれ。代表作に『THE3名様』(小学館)『GENGO』(扶桑社)『キミ!さいよー』(小学館)『妻しか女性を知りません』(KADOKAWA/メディアファクトリー)『THE魔王さま』(「少年ジャンプ+」集英社)など。

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