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杏×松重豊が3度目の父娘役、アニメ映画『百日紅』の追加声優陣に高良健吾ら8人

杏×松重豊が3度目の父娘役、アニメ映画『百日紅』の追加声優陣に高良健吾ら8人 長編アニメーション映画『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』の公開日が5月8日に決定。あわせて新たな声優陣が発表された。
 
 同作は、2005年に逝去した漫画家・杉浦日向子の『百日紅』が原作。葛飾北斎の娘で浮世絵師のお栄が、父・北斎や仲間たちとともに自由闊達に暮らす様子を、江戸の四季を通して描く。『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』『河童のクゥと夏休み』『カラフル』などの原恵一が監督を務め、Production I.Gとタッグを組んで杉浦作品初の長編アニメーション化に挑む作品だ。主人公・お栄の声を担当するのは、長篇アニメーション作品の声優に初挑戦する杏。
 
 今回明らかになった声優陣は、葛飾北斎役の松重豊、池田善次郎役の濱田岳、歌川国直役の高良健吾、こと役の美保純、お猶役の清水詩音、岩窪初五郎役の筒井道隆、小夜衣役の麻生久美子、萬字堂役の立川談春の8人。現在フジテレビ系で放送中のドラマ『デート ~恋とはどんなものかしら~』でも杏の父親役を演じている松重は、今作で杏と3度目の父娘役を演じる。
 
 松重は杏との共演について「この短い間に、CF、TVドラマ、アニメーション映画という3つのフィールドで父娘役を演じるという、彼女自体が偉大な父親をもっていますし、その父親とは僕は若い頃お芝居を一緒にやっていましたし、何か縁というものをすごく感じます。彼女自体も、実の子とまではいかないですが、どこか親戚の子を見つめるような目線は僕の中にもあり、北斎とそこに立ち向かう娘という関係性を、杏ちゃんと作るというのは非常に楽しい作業でした」とコメント。
 
 さらに松重は、「アニメーションの吹替えは初体験でした。子供に小さい頃から『クレヨンしんちゃん』を見せていましたが、その中でも映画的なセンスがおもしろいと思ったのが原監督の作品でした。今回、原監督と一緒にお仕事ができるということが、俳優としてはなかなかない機会なので、小躍りするくらい嬉しかったです」と同作のオファーを受けた喜びを語っている。
 
 原監督は松重について、「テレビや映画でよく拝見していましたが、特にTVドラマ『ありふれた奇跡』でとてもいい演技をされていたのが印象に残っていました。制作の初期段階で、松重さんの声が北斎の声に聞こえてきたのでオファーさせて頂きました。実際収録してみると、思った通り北斎の声にばっちりはまっていました」と起用理由を説明している。なお同作は、フランス、イギリス、ベルギー、ルクセンブルグ、スイス、アイルランドの6か国でも配給されることが決定している。

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