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杏、松重豊と3度目の父娘共演! 濱田岳、高良健吾ら追加キャスト発表『百日紅』
江戸風俗研究家で文筆家、2005年に逝去した漫画家・杉浦日向子の初長篇アニメーション映画化作品となる『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』。以前、女優の杏が主人公となる葛飾北斎の娘役の声優に抜擢されたが、この度、本作に出演する豪華キャストが発表。松重豊、濱田岳、高良健吾、麻生久美子ら個性派俳優陣が顔を揃えた。
活気あふれる江戸の街、両国橋の夏の昼日なたを真っ直ぐ歩いて来る意志の強そうな女・お栄、23歳、浮世絵師。移りゆく四季とともに、父であり師匠の葛飾北斎や仲間たちと浮世絵を描いて暮らす日々。そして、今日もまた浮世の街を歩いていく――。
色鮮やかな江戸の街に四季折々の情緒を織り交ぜ、二人の破天荒な絵師の生き方を描くのは、『河童のクゥと夏休み』『カラフル』などで注目を集める俊英・原恵一。デビュー当時から大ファンだったという杉浦作品の映像化にあたり、Production I.G と初のタッグで挑む。
お栄と父娘でもあり師弟でもあるという天才浮世絵師・葛飾北斎を演じるのは松重さん。なんとこれで杏さんとは3度目の父娘共演! これに対し松重さんは、「彼女自体が偉大な父親をもっていますし、その父親とは僕は若い頃お芝居を一緒にやっていましたし、何か縁というものをすごく感じます。彼女自体も、実の子とまではいかないですが、どこか親戚の子を見つめるような目線は僕の中にもあり、北斎とそこに立ち向かう娘という関係性を、杏ちゃんと作るというのは非常に楽しい作業でした」とコメント。
本作については「限りなく超えられない才能を持った父親の娘の視点から描かれている北斎を、原作の絵にあるような茫洋とした感じで、作りこまずに北斎の大きさみたいなものを表現したいと思い演じました」とアフレコを終えた感想を語った。
そのほかのキャストに濱田岳、高良健吾、美保純、清水詩音、筒井道隆、麻生久美子、立川談春が集結。原監督もこの豪華な面々にアフレコを終え「手ごたえを感じている」と自信をのぞかせている。
また、早くもフランス・イギリスほか6か国での配給も決定。いまもなお世界を魅了する浮世絵と江戸の美を映し出している作品ということもあり、早期の海外配給が決定したという。
『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』は5月9日(土)よりTOHOシネマズ日本橋、テアトル新宿ほか全国にて公開。
(text:cinemacafe.net)