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タイトルバックに驚いた。NHK朝ドラ「まれ」1話をレビュー
春、新しい朝ドラ「まれ」(NHK 月〜土 朝8時〜)がはじまりました。
元気な女子ものは大好物なので、気合いを入れて、子役の希ちゃんみたいなショートボブにして毎日鑑賞する所存であります。
今回は、パティシエを目指す少女・希(まれ/土屋太鳳)の物語(脚本はドラマ「紙の月」や映画「あしたのジョー」などの篠崎絵里子)。
94年、小学5年生の希(松本来夢)は、父・津村徹(大泉洋)が自己破産したため、家族そろって、石川県は能登半島外浦村へ引っ越してきます。
妻と子供ふたりを路頭に迷わせてしまったにもかかわらず、なおも「東京で一旗揚げる」と根拠なき野望を抱くお父さんを反面教師にしている希は、夢を見ることを否定し、「地道にコツコツ」を人生のモットーにしたしっかり者。
1話のラストでは、津村家に住む場所を提供してくれた桶作文(田中裕子)の夫・元治(田中泯)が塩田で塩をつくっているところを見た希は「地道にコツコツ、これがまっとうな人間だよ」と10歳には思えない妙に老成した台詞を吐きますが、今後、開放的な海の村の生活を体験して、タイトルバックで走ったり踊ったりしている、夢いっぱいのミュージカル女優みたいな希に変化していくのでしょう。なるのはミュージカル女優ではなくパティシエだけど。
このタイトルバック、1話の復習としてまず抑えておきたいものです。
朝8時、このタイトルバックがはじまったときには驚きました。土屋太鳳が「映画鈴木先生」で見せた脚力をまたしても発揮して飛翔すると、たくさんの人の声による合唱(音楽はアニメ「進撃の巨人」「機動戦士ガンダムUC」などを手がける澤野弘之、歌詞は土屋太鳳!)が流れてくるは、海からやたら生き生きしたたくさんの人たちが走ってくるは、目にも耳にもものすごい情報量に熱量。でも、土屋さん以外、誰が誰だかわかりません。彼らは、150人もの地元(能登)のエキストラだそうで、市民ミュージカルの様相を呈しておりました。かなりの力作であるタイトルバック、「NHKドラマ・ガイド『まれ』」によると、コンセプトは「希が誕生日パーティーにケーキを作り、みんなに集まってもらおうと声をかける」というものだそう。なるほど。希は、有名人ではないけれど地道にコツコツ生きているたくさんの人たちに育まれていきそうですね。
【今日の小姑ツッコミ】
最後に、希のカバンについている魔女キャラのマスコット人形がさりげなくアップになりました。第1週のタイトルが「魔女姫バースデーケーキ」だからでしょうけれど、キャラクター戦略狙っている感がありありですね。
(木俣冬)