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悪用厳禁! 好きな人との距離がグッと近くなる心理テク2つ
【相談者:20代女性】
大学を卒業し、4月から社会人です。しかも、ずっと好きな人と同じ会社だということを知りました。でも彼は多分、私の存在すら知らないと思います。どうしたら彼と仲良くなれるでしょうか? 自分のことを話すのが苦手で何を話せばいいのか分かりません。
●A. 心理学を上手く使って自然に距離を縮めましょう。
こんにちは。トータルヘルスナビゲーターのSAYURIです。ご相談ありがとうございます。
意中の人と同じ会社なんて、それだけでもとっても嬉しいですよね。コミュニケーションについてのご相談は多くあります。その中でやはり多いのは、「何を話せばいいのか分からない」というもの。しかし、円滑なコミュニケーションは話すことより、聴くことから始まるのです。
今回は、心理学の『単純接触の法則』と『類似性の法則』から、意中の人との距離の縮め方を考えてみたいと思います。
●単純接触なら、人見知りさんでも大丈夫!
バスや電車での通勤などで、毎日見かける人を最初はなんとなく見ているだけでも、気が付いたら好きになっていた! 大学のゼミでいつも一緒になる人を話したこともないのに好きになっていた! これが単純接触の代表的なパターンです。
コミュニケーションが苦手であるとか、人見知りをするとか、そういった人はいきなり声をかけて何か話さなければいけないと思い込みがちです。しかし、人は何度も顔を合わせる人ほど意識しやすい性質を持っているので、最初は目が合ったときに会釈だけでも構わないのです。
そして、「おはよう」「お疲れ様です」とあいさつを交わせるようになれば、第一段階はOKです。
●類似性の法則で距離を縮める!
あいさつができるようになったら、「今日の研修の内容、難しかったですね。分かりました?」といったような差し障りのない質問から、会話を始めるといいでしょう。
人は慣れない環境におかれた場合、同じ立場の人に親近感を感じます。入社したばかりで不安や分からないことばかりなのは、あなたも彼も同じですから、その類似性をうまく活用してください。
そして、“同じ大学”であったことも大きなポイントになるので、さりげなく自分の出身校について話せば、仮にそれまであなたの存在に気が付いていなかったとしても、同じ出身校であるという印象が彼に安心感や親近感を持たせてくれます。
●距離が縮まったら、色々聴いてみましょう
冒頭にコミュニケーションの基本は“聴くこと”だとお話しましたが、質問するにしても、尋問のような質問では引かれてしまいます。
会話を長続きさせたいときは語尾を上げて質問し、笑顔でうなずいたり相槌をうったり、共感したりするだけで、自分のことを必死で話すことをしなくても、次第に相手があなたに興味を持って質問してくるでしょう。
彼の質問に対しては、笑顔で素直に答えましょう。心理学のテクニックにこだわりすぎると不自然な会話になってしまうという落とし穴もあります。会話ができるようになったら、やはり素直が一番と言ったところでしょう。
●ライター/SAYURI(トータルヘルスナビゲーター)