仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
北朝鮮のグループ突破ほぼ絶望的…サウジアラビアが快勝
14日にメルボルンで行われたアジアカップ・グループB、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)対サウジアラビア戦は、サウジアラビアが逆転で4-1の勝利を収めた。
北朝鮮のチョ・トンソプ監督は初戦からフォーメーションを変え、アンカーを採用した4-3-3とした。GKはリ・ミョングク、DFはチャ・チョンヒョク、チャン・ククチョル、チャン・ソンヒョク、チョン・クァンイクと変わらず。アンカーはリ・ヨンジ、インナーハーフがパク・ソンチョルとリャン・ヨンギ。FWはチョン・イルグァン、パク・クァンリョン、シム・ヒョンジンとなった。
サウジアラビアのコズミン・オラロイウ監督は、初戦と同じ4-2-3-1で2人を代えた。GKがワリード・アブドゥラ、DFはハッサン・マース・ファラタ、オサマ・ハウサウィ、オマル・ハウサウィ、アブドゥラ・アル・ゾアリ、ボランチがサウード・カリリとサルマン・アル・ファラジ、その前にナワフ・アル・アビド、モハンマド・アル・サラウィ、サレム・アル・ダワサリ、そしてトップはナイフ・ハザジ。
【続きを読む】
7分、北朝鮮がいきなりゴール前に迫る。そして11分、ハイボールを粘ってモノにすると、パク・クァンリョンが強シュート。これをワリード・アブドゥラが弾くと、詰めていたリャン・ヨンギが丁寧に蹴り込んで北朝鮮が先取点を挙げた。
ところが37分、北朝鮮はハーフライン付近のパスミスでボールを奪われると、カウンターを仕掛けられ、最後はナイフ・ハザジをフリーにして同点に追いつかれる。まるで初戦のウズベキスタン戦の再現のような失点だった。その後、北朝鮮は一気にバランスを崩したが、それでもGKリ・ミョングクの美技などでなんとか前半を1-1で折り返した。
後半、立ち上がりから北朝鮮が攻勢に出たが、戻りの足が遅い。そしてその隙を突かれた。51分、細かいパスで右から左まで振られると、もうマーカーが誰もいない。ゴール前に折り返されたボールを、モハンマド・アル・サラウィは誰にも邪魔されず押し込むだけだった。
これで北朝鮮の集中力は消えた。54分、ゴール前のチャン・ソンヒョクが大きくクリアしようとしたボールをモハンマド・アル・サラウィに当ててしまう。サウジアラビアの10番は1点目と同じように軽く蹴り込むだけでよかった。
【続きを読む】
さらに77分、リ・ヨンジがシュートを手でブロックしたとしてサウジアラビアにPKが与えられ、一度はGKが弾いたものの、キッカーのナワフ・アル・アビドに詰められ加点される。このプレーでリ・ヨンジは退場となり、反撃の手段もほぼ無くなってしまった。
もしサウジアラビアの集中力が高ければ、北朝鮮はさらにあと2、3点は失点を覚悟しなければならなかっただろう。90分、ルーズボールを粘ってパク・クァンリョンがゴール前まで持ち込み、GKとの1対1から放った決定的なシュートをファインセーブに防がれた場面が、北朝鮮が最後に見せた意地だった。
北朝鮮は2人の在日プレーヤー、リ・ヨンジとリャン・ヨンギが近くでプレーするようになって慌てずボールをつなぐようになった。タメをつくれるようになり、攻撃の形もできはじめた。だが、この日の相手チームの4点は、いずれも北朝鮮が自ら献上したような失点だった。意味の無いラフプレーといい、北朝鮮の成熟度はまだ低い。
2連敗の北朝鮮はグループ突破がほぼ絶望的となり、サウジアラビアは望みをつないだ。18日の最終節は北朝鮮が中国と、サウジアラビアはウズベキスタンと対戦する。(Goal.com)