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[注目トピックス 日本株]ティー・ワイ・オー Research Memo(1):ワンストップソリューションを武器に業績を順調に拡大
*16:34JST ティー・ワイ・オー Research Memo(1):ワンストップソリューションを武器に業績を順調に拡大
ティー・ワイ・オー<4358>は、TV-CMの企画・制作をはじめ、ブランディングやWebを中心としたデジタル広告、スマートフォンアプリなどあらゆる広告コンテンツの企画・制作を手掛けているクリエイティブエージェンシー。好調な受注環境が続くなか、消費者の印象に残る数々のCM制作を手掛けてきたクリエイティブ力と幅広い広告の制作に対応するワンストップソリューションを武器として業績を順調に拡大している。
同社は2014年7月期を初年度とした中期経営計画を進めている。広告代理店取引の継続強化に加えて、広告主直接取引の躍進、海外事業の新規展開によって、2017年7月期の売上高40,000百万円、営業利益2,700百万円を目標としており、3年間の平均成長率では売上高が年率14.6%、営業利益が同16.4%と高い伸びを見込んでいる。特に、成長分野と位置付けている広告主直接取引は、従来のTV-CM制作やWeb制作における優位性や顧客接点を活かしながら、あらゆる広告制作市場をターゲットとして同社グループの成長に取り込んでいく戦略である。また、ASEAN及びインドを中心とした海外展開も戦略的M&Aの実現に向けて本格的な準備を進めており、2015年3月には海外事業の統括管理会社をシンガポールに設立している。2015年7月にはアジアにおける戦略的M&Aの第1段階として、インドネシアに合弁会社(PT TYO FIRST EDITION)を立上げ、インドネシアの国内資本系では最大規模の広告会社(The First Edition)から事業を継承して活動をスタートさせる予定である。
2015年7月期の第2四半期累計(2014年8月-2015年1月)は、売上高が前年同期比7.2%増の12,596百万円、営業利益が同12.0%増の721百万円と増収増益となった。好調な受注環境を背景に、広告事業における広告代理店取引及び広告主直接取引がともに順調に拡大したことに加えて、映像関連事業も大きく伸長した。
2015年7月期業績予想について同社は、期初予想を据え置いており、売上高が前期比7.3%増の28,500百万円、営業利益が同8.0%増の1,850百万円、経常利益が同12.6%増の1,700百万円と過去最高の営業利益、経常利益を更新する見通しである。…