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IDT、次世代サーバ用メモリモジュール向けDDR4レジスタと温度センサを発表
Integrated Device Technology(IDT)は、次世代サーバ用メモリモジュール向けDDR4レジスタ「IDT 4RCD0124 DDR4」と温度センサ「IDT TSE2004GB2」を発表した。
DDR4レジスタ「IDT 4RCD0124 DDR4」は、従来より高速なデータレートと、低動作電圧をサポートし、DDR4サーバクラスメモリモジュールに要求される主な特性を備えている。高い信頼性、可用性、保守性(RAS)能力の他、3次元DRAMスタッキング(3DS)などの高密度DRAM技術をサポート。さらに、追加データバッファのサイドバンドコントロールをサポートしており、レジスタとともに、仮想化されたコンピューティングやストレージシステム向けに、新しいレベルの速度スケーラブルなメモリ密度を提供するDDR4 LRDIMMの基盤を形成する。DDR4サーバメモリモジュールは、最大3200MT/sの性能を備えた現行世代DDR3メモリモジュールの2倍のパフォーマンスが得られると同時に、消費電力を35%以上削減することが可能となっている。
SPD(Serial Presence Detect)を内蔵した温度センサ「IDT TSE2004GB2」は、独自の低消費電力、高精度の温度計測技術を強化し、より高速なSMバスで最大1MHzまでアクセスでき、512バイトのEEPROMメモリの密度を2倍にアップグレードした。デバイスは、DDR3システムと完全に下位互換性があり、DDR4システム向けに、半導体メモリ関連の標準化団体JEDEC(Joint Electronic Device Engineering Council)によって規定された現行機能の強化をサポートしている。
なお、パッケージは「IDT 4RCD0124」が253ボールBGA、「IDT TSE2004GB2」が8ピンVQFPN。「IDT 4RCD0124」は特定のユーザー向けにサンプル出荷を開始している。「IDT TSE2004GB2」もサンプル出荷中。
DDR4レジスタ「IDT 4RCD0124 DDR4」と温度センサ「IDT TSE2004GB2」のパッケージ外観