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ドイツ誌「エアバス機で去年飛行中に制御システム誤作動」

 ドイツ誌「エアバス機で去年飛行中に制御システム誤作動」

 
  今回墜落したのと同じエアバス機で、去年、飛行中に制御システムが誤作動を起こし、機体が急降下するトラブルが起きていたとドイツ誌が報じました。
  「墜落するようプログラムされていた」という見出しで始まるこの記事。ドイツ誌「シュピーゲル」によりますと、去年11月、スペインのビルバオからドイツのミュンヘンに向かっていたエアバスA321型機が飛行中、突如急降下を始め、パイロットが操縦桿を引いても機首が上がらず、操縦不能になる事態が起きたということです。機体に搭載された飛行制御システムが誤作動を起こしたのが原因で、この時はパイロットがシステムの電源を切り、事無きを得たということです。このシステムは、センサーで機体のスピードや姿勢を監視し、墜落の危険性があると自動制御に切り替わるもので、この時は3つあるセンサーのうち2つが凍結していたということです。
 
  また、記事では「エアバスが使うセンサーは凍結しやすく、低温に弱い」というルフトハンザ航空の技術者の話を引用した上で、去年12月にインドネシアで墜落したエアアジア航空のエアバス機でも同じトラブルが起きていた可能性があると指摘しています。エアバス社は去年のトラブル発生後、システムの更新を進めていて、今回の墜落原因と関係があるのかはわかっていません。
 
  また、別のドイツメディアは、墜落の前日、墜落機の前輪を格納する扉に異常が見つかり、修理していたと報じています。これに対しジャーマンウイングスは、「修理して問題は解決していた」と話しています。(25日20:24)

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