仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
トルコ機が着陸失敗、ネパール
【ニューデリー共同】ネパールの首都カトマンズにあるカトマンズ国際空港で4日、乗客乗員約240人が乗ったトルコ航空機エアバスA330が着陸に失敗、滑走路を逸脱し機首が草地に突っ込んだ。AP通信によると、軽いけがをした乗客がいたが、重傷者はいないという。
地元メディアによると、空港一帯は当時深い霧に包まれており、空港当局者は、視界不良の中で旅客機の操縦士が滑走路を見失ったとの見方を示した。着陸後、乗客は機外に緊急脱出した。
事故機はトルコのイスタンブール発。在ネパール日本大使館によると、日本人が巻き込まれたとの情報はない。
ウィーンで震災復興コンサート
【ウィーン共同】東日本大震災4年を前に被災地の復興を支援しようと、ウィーンで3日、日本とオーストリアの市民合唱団が参加したコンサートが開催。ウィーン少年合唱団も加わり、ベートーベンの交響曲第9番の「歓喜の歌」を歌い上げ、聴衆から大きな拍手が沸いた。
同コンサートは今年で2回目。世界的に有名な「楽友協会」の大ホールでオーケストラの演奏に合わせ、又吉秀樹さんやマリアナ・リポブシェクさんら著名オペラ歌手も美しい歌声を披露。最後に全員で復興支援ソング「花は咲く」を合唱した。
今回は一般公募の日本人約160人のほか、ウィーンのアマチュア合唱団の約80人も参加。
ケニアで押収の象牙15トン焼却
【ナイロビ共同】国連が指定した「世界野生生物の日」に合わせ、ケニア政府はナイロビ国立公園で3日、密輸品として押収された象牙約15トンを焼却処分し、野生生物の密猟と戦う姿勢をアピールした。フランス公共ラジオによると、約1500頭分の象牙で、時価総額は約3千万ドル(約36億円)に上るという。
ケニヤッタ大統領が約3メートルの高さに積み上げられた象牙の山に火を放った。大統領は「象牙やサイの角に対する世界的な需要が密猟を助長している」と指摘し、密猟の撲滅には国際社会の協調した取り組みが必要だと訴えた。今年中に押収した全ての象牙を処分するとも表明した。
米欧首脳、停戦違反なら一斉行動
【ワシントン共同】オバマ米大統領は3日、ドイツのメルケル首相、フランスのオランド大統領ら欧州各国の首脳とテレビ会議を開いてウクライナ情勢について協議、停戦合意の重大な違反や親ロシア派による新たな支配領域拡大の動きがあれば、ロシア追加制裁に向けて「迅速かつ一斉に」行動する決意を確認した。
米ホワイトハウスが3日発表した。テレビ会議には、キャメロン英首相、イタリアのレンツィ首相、欧州連合(EU)のトゥスク大統領も参加した。
テレビ会議では、内戦状態に陥っているリビアの情勢や過激派組織「イスラム国」への対応についても話し合った。
元女性記者がネットで告発、中国の「不都合な真実」
「これはおととし1月の北京のPM2.5の値です。私のいる街は25日間もスモッグに包まれていました」(柴静さん)
ショッキングなデータで始まるこのドキュメンタリーを制作したのは柴静さん。去年まで国営中国中央テレビの記者でした。きっかけは、娘が先天性の病気を持って生まれてきたことでした。
「以前の私は大気汚染を怖いなんて思わず、マスクもしませんでした。しかし、我が子がこの空気を吸い込むと考えたとき恐ろしくなりました」(柴静さん)
大気汚染の正体を調べようと決意した柴さんは、まずその原因や人体への影響の取材に取りかかりました。
「これはPM2.5を測定する装置です。フィルターをセットし、24時間持ち歩いてみました。きれいだったフィルターはこうなりました。何か対策を取らなければ、私も子どももこれを全て吸い込むのです」(柴静さん)
2月28日に、インターネットの無料動画サイトで公開されたこのドキュメンタリーは、わずか24時間で1億回以上も再生されました。中国の人々が、大気汚染にいかに関心を持っているかを物語っています。
「彼女は皆が言えないことを言ってくれた」(市民)
「彼女は偉大な母親です。ここで暮らすのは危ない。マスクを買わないと」(市民)
排ガス規制が守られていない現実。そして汚染の最大の原因である石炭に依存せざるをえない中国社会の構造に切り込んだ1時間40分余りのこの作品。およそ2000万円にのぼる制作費を負担したという柴さんが、自ら聴衆に語り掛けるこのスタイルは2006年に元アメリカ副大統領のアル・ゴア氏が、地球温暖化問題を訴えた映画「不都合な真実」を彷彿とさせます。
「汚染の経緯から解決方法まで全部説明してくれたのが良かったです」(市民)
中国では5日、国会にあたる全人代=全国人民代表大会が開幕し、大気汚染への対策は主要テーマの1つとなります。
「私たちが打ち出した環境保護法は、史上最も厳しいと言われています。汚染に対しては『ゼロ容認』罰則も極めて厳しいです」(全人代 傅瑩報道官)
情報の規制が厳しい中国にあって、全人代の直前に大気汚染を告発する作品が公開されるというタイミングの良さに、一部からは「エネルギー産業を牛耳る巨大な国有企業にメスを入れたい習近平指導部が作品を政治的に利用しているのでは」との声も挙がっています。しかし、多くの一般市民が大気汚染の実態を知るきっかけとなったことは間違いありません。
ドキュメンタリーの最後、柴さんはこう呼びかけます。
「大気汚染を改善するには小さな力かもしれません。でも、私たち1人1人が貢献すれば、この現状を変えられると思いませんか」(柴静さん)
(04日18:15)