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ちょっとシュールに「猫街鉄道放浪記」 (14) 工業地帯を走る鶴見線、まずは本線

ちょっとシュールに「猫街鉄道放浪記」 (14) 工業地帯を走る鶴見線、まずは本線 

 神奈川県の横浜市鶴見区と川崎市の京浜工業地帯を走る鶴見線。現在もなお2つの支線があって、土日もとなれば鉄ちゃんたちが訪れる。今回と次回はこの鶴見線について語ろう。鶴見線は、鶴見駅から扇町駅までの本線、浅野駅から海芝浦までの海芝浦支線、安善駅から(ただし、正式には武蔵白石駅からだが)大川駅までの大川支線からなる京浜工業地帯を支える鉄道網である。まず、本線について書いてみよう。

 浅野駅。浅野支線の乗り換え口である

 鶴見駅で京浜東北線の電車を降りて、鶴見線に乗り換えようとすると、びっくりするのが鶴見線の改札口があるということ。次の国道駅までの乗り継ぎ切符のみが自動精算機で、それより遠い駅は改札口で清算を行う。取材で訪れたのは土曜日の午後。時刻表を見ると、出発まであと15分も待たなければならない。そこで、鶴見駅から国道駅までぶらぶらと歩いていく。

レトロな駅舎・国道駅

 鶴見駅近くには、曹洞宗大本山である総持寺がある。鶴見線は鶴見駅を高架で出発し、この総持寺付近を右手に過ぎて少し行くと、左にカーブして京浜東北線、東海道線、貨物線、京浜急行線の上を横切って、工業地帯へと走っていく。このカーブの手前にあるのが、総持寺踏切である。この踏切内には京浜東北線、東海道線、貨物線といった運行間隔が非常に短い鉄道の線路が走っているため、「あかずの踏切」となっている。総持寺踏切だけでなく、近くの京浜急行花月園駅や生麦駅付近には、これらの線の(踏切によっては横切る鉄道は微妙に異なるが)「あかずの踏切」があって、踏切フェチの私には聖地ともいえるところだ。

 開かずの踏切、総持寺踏切

 さて、このあかずの踏切を見たあとは、国道まで出て新子安方面に歩いてき鶴見線「国道駅」に到着。私は道に迷って、国道を1つこえた路地を行き、国道駅の裏口を発見したのだが、もうびっくりした。なんてったって駅ガード下がまるで「防空壕」のような状態。ガード下には、釣り船屋と飲み屋が1軒ずつあるものの、あとは空家のように見える。しかも土曜日の夕方のため、釣り船屋も飲み屋も開いておらず、まるで廃墟のよう……。17時前というせいか、国道駅は無人駅となっており、階段を上っていくとアーチが目立つホームに出る。ホームのブザーが鳴って、鶴見線の電車が入ってきた。黄色をメインとした車両である。

 国道駅ガード下。ちょっと怖いレトロな感じがシュール

土曜日の夕方、のんびりと線路を走る

 16時2分に国道駅を出ると、鶴見川を渡って鶴見小野駅に着く。この駅周辺は住宅街になっているようで、多くの乗客が下車していく。電車の車庫がある弁天橋駅を経て、16時7分に浅野駅へ到着する。ここは、海芝浦支線との乗り換え口。ゆるやかなカーブと構内踏切、レトロな駅舎がかわいい。次が安善駅。大川駅まで走る大川支線との乗り換え口だ。大川支線は朝夕だけ電車が走るため、この時間、ホームは閑散としている。武蔵白石駅を経て浜川崎駅へは16時15分に着く。ここで1分弱待ち合わせのため、駅のホームを撮る。木造のホームは懐かしさが感じられて、心が安らぐ。すると、工場帰りのひげ面のおっちゃんが「何を撮ってるんだ」と聞いてくる。「駅舎ですよ」というと、「そうか、古いからな」と納得して笑ってくれた。

 浜川崎駅。南武支線の乗り換え口でもある

 次第に工場地帯を走っていく

 16時20分、終点の扇町駅に到着。わずか20分ほどの旅ではあるが、途中の引き込み線の多さに楽しみを覚えた。扇町駅の周囲も工場があり、駅の先にはさらに線路が続いている。16時30分発の鶴見駅行きで戻ろうとしたときに、涼風が薫った。浴衣姿の娘さんが改札口を通っていく。髪には大輪の青い花が。花火大会に行くのだろうか。鶴見線の印象が鮮やかに残った。次回は支線の話を。

 切符はこの中へ(扇町駅)

 扇町駅にて。鶴見線の駅の特徴である、鉄骨のカーブが美しい駅

 扇町駅の踏切。ひっきりなしにトラックが通る

 貨車があちらこちらで見られるのも楽しい

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楽天トラベル、人気の温泉地ランキング発表

楽天トラベル、人気の温泉地ランキング発表  

 楽天トラベルはこのほど、2008年上半期「人気温泉地ランキング」トップ20位を発表した。集計によると昨年に引き続いて関東圏の温泉地が多くランキングされている一方、別府温泉と下呂温泉が新たにランクインするなど関東圏以外からも各地の特徴ある温泉が選ばれているという。

全国の人気温泉地ランキングトップ20
 ならびにそのエリアでの人気No.1温泉宿 順位 温泉地名(県名) 宿泊施設名 1

箱根温泉(神奈川県)仙石原温泉 リゾートホテル リ・カーヴ箱根 2

伊東温泉(静岡県)伊東温泉 大東館 3

鬼怒川温泉(栃木県)鬼怒川温泉 鬼怒川ホテルニュー岡部 4

道後温泉(愛媛県)道後温泉 道後グランドホテル 5

熱海温泉(静岡県)熱海温泉 熱海後楽園ホテル 6

白浜温泉(和歌山県)白浜温泉 梅樽温泉ホテルシーモア 7

伊香保温泉(群馬県)伊香保温泉 旅館ふくぜん 8

草津温泉(群馬県)草津温泉 ホテルヴィレッジ 9

定山渓温泉(北海道)定山渓温泉 定山渓ビューホテル 10

伊豆長岡温泉(静岡県)伊豆長岡温泉 ホテルサンバレー富士見 11

別府温泉(大分県)別府温泉 花菱ホテル 12

河口湖温泉(山梨県)富士河口湖温泉 ホテルニューセンチュリー 13

登別温泉(北海道)登別温泉 第一滝本館 14

湯河原温泉(神奈川県)湯河原温泉 翠明館 15

由布院温泉(大分県)由布院温泉 ゆふいん湯めぐりホテル山光園 16

湯の川温泉(北海道)湯の川温泉 湯の川プリンスホテル渚亭 17

有馬温泉(兵庫県)有馬温泉 有馬ビューホテル 18

下呂温泉(岐阜県)下呂温泉 和みの畳風呂物語の宿小川屋 19

那須温泉(栃木県)那須温泉 サンバレーリゾート那須高原 20

皆生温泉(鳥取県)皆生温泉 皆生シーサイドホテル

 同社の「人気温泉地ランキング」は、実際の宿泊実績と、サービス・立地・部屋・設備・アメニティ・風呂・食事などについて宿泊者が回答する「お客さまの声」を元に独自に集計したもの。2005年に集計を始めて以来今回で5回目の発表となる。集計期間は今年1月から6月までの6カ月間。

 人気温泉地の1位に選ばれた箱根温泉は、最近の集計では常に上位をキープ。都心から近く、宿泊施設も多いことから老舗の温泉地として安定した地位を保っていると見られる。

 3位の鬼怒川温泉は、団体の集客から個人客の集客に大きくシフト変更しつつある温泉地。「インターネットでの販売に力を入れる施設が増えたことが上位にランクされた要因ではないか」(楽天トラベル)。

 道後温泉は、共同浴場「道後温泉本館」がミシュランガイドの3つ星観光地として評価されたことを受けて観光客が増加、4位にランキングされた。

 昨年下半期は20位以下だったものの、今回11位まで大幅にアップしたのは別府温泉。同社では「メルマガなどを利用して温泉以外の楽しみ方や地元の人しか知らないスポットなどを上手にアピールしたことが奏功したのでは」と分析している。

 河口湖温泉は、トップシーズンでないにも関わらず昨年の下半期(7位)に続けてのランクイン。山梨県の主催する大型キャンペーン「週末は山梨にいます」に合わせた各施設のアピールが相乗効果を生み出し、閑散期の予約につながったと見られる。

 15位の由布院温泉は、湯・宿・食などあらゆる角度から”あこがれの温泉地”としてアピールしていた。少し贅沢な宿でも手の届く価格帯で泊まれることが認知されて集客の成功につながったと同社では見ている。

 なお楽天トラベルでは23日から約1カ月間の予定で「人気温泉地ランキングTOP20」特設WEBページを開設しており、同ページから各温泉地の宿泊施設への予約が可能とのこと。

「人気温泉地ランキングTOP20」特設ページ。各温泉地宿泊施設への予約が可能

2015/02/27 (Fri) Comment(0)

夫婦環境にやさしいツアー!?

夫婦環境にやさしいツアー!?  

 はとバスは9月14日、ハイブリッドバスに乗りながら地球環境と夫婦環境を考えるユニークな日帰りツアー「愛妻サミットバスツアー」を開催する。日本愛妻家協会および住友信託銀行との共同プロジェクトで、夫婦10組20名を招待するとしている。

ハイブリッドバスで地球環境にも優しい

 同ツアーは東京を出発した後、日本愛妻家協会の本部がある群馬県嬬恋村のキャベツ畑で、妻に愛を叫ぶ「キャベチュー」という”儀式”を行い、夫婦でキャベツ狩りを楽しむという。バス車内では、はがき1枚で配偶者にメッセージを送るという住友信託銀行の企画「60歳のラブレター」の応募作品の中から、大賞受賞作品などをバスガイドが朗読。さらに夫婦の倦怠感をCO2ならぬ”KO2″に見立て、削減の知恵を互いに披露し合い、その知恵を”地球規模”で共有するという「愛妻サミット」も実施するという。参加者の中から選ばれたベストカップルには「愛妻家大賞」も授与されるとのこと。

 参加者希望者は官製はがきに「愛妻サミットバスツアー参加希望」と明記の上、2人の氏名と年齢、住所、電話番号、メールアドレスを記入して、はとバスまで申し込む。8月15日締め切り。抽選で10組の夫婦が無料招待されるという。

 はとバスでは、「愛妻家が増えると家庭が温かくなり、世界も平和になるかもしれない。妻に優しい人は環境にも優しいはず。この試みが地球環境を考える啓発イベントになってくれれば」と今回のツアーに期待を込めている。

2015/02/27 (Fri) 旅行 Comment(0)

江ノ電に初めての駅弁登場!

江ノ電に初めての駅弁登場!  

 江ノ電商事はこのほど、「江ノ電の駅弁」(通称:えのべん)の販売を開始すると発表した。季節ごとの期間限定商品として販売するもので、第1弾は大船軒との共同企画による「江ノ電ごちそうさまー弁当」(880円)。7月19日~9月15日まで一部駅売店や催事場などで販売する。

大船軒との共同企画による「江ノ電ごちそうさまー弁当」(880円)湘南らしさにこだわったおかずがいっぱい

 「江ノ電ごちそうさまー弁当」は、夏の湘南海岸沿いを走る江ノ電をモチーフとした弁当。岩場の蟹をイメージしたワタリガニの唐揚げなど江ノ電らしい盛り付けを行ったほか、湘南名物のシラスを用いるなど具材でも湘南らしさや夏らしさに徹底的にこだわったとしている。このほか「ヒリヒリ江の島スパイシーチキン」「ごつごつテトラポット夕焼け野菜トマト煮」などのおかずが詰まっている。

 また、観光路線の江ノ電らしく掛紙も工夫。表面は江ノ電路線図と沿線マップで観光客の心を、裏面は江ノ電歴代車両図鑑で鉄道マニアの心をそれぞれくすぐるような仕掛けになっているという。

 同社では「”えのべん”のコンセプトは『食べる江ノ電』。沿線住民の皆様、観光客の皆様に支えられている江ノ電のように、皆様に愛されるオリジナリティに富んだ商品を目指していく」と今後の展開についてコメントしている。

  

江ノ電ごちそうさまー弁当 価格

880円 販売期間

7月19日~9月15日 取り扱い店舗

江ノ電鎌倉駅・大船軒売店
 江ノ電藤沢駅売店
 新横浜タカシマヤフードメゾン大船軒
 相鉄横浜駅構内大船軒売店
 その他百貨店・公共施設などの各種イベント催事場でも販売を行う

2015/02/27 (Fri) 旅行 Comment(0)

出張中に行ける勝手気ままな私的世界遺産の旅 (19) 北京から青島へ、いよいよ始まる北京五輪開催地を巡る旅(前編)

出張中に行ける勝手気ままな私的世界遺産の旅 (19) 北京から青島へ、いよいよ始まる北京五輪開催地を巡る旅(前編) 

 2008年はオリンピックイヤー。良くも悪くも今、世界でもっとも注目される国は中国だろう。今回は、その中国で開催される2008年夏季五輪の舞台、北京を中心にお伝えしよう。

 北京は、いわずと知れた中国の首都。大国・中国の政治、経済、文化の中心として、巨大な北京首都国際空港や中国鉄道の核となるターミナル駅を備え、市内には地下鉄がはり巡られている。北京は、古くから中国北部の要所として栄え、特に明代以降は首都として発展した街だけに歴史的建造物も多い。中でも一番の見どころは、明、清の皇宮、昔の名前を紫禁城といい、現在、世界遺産に指定されている「故宮(故宮博物院)」である。

 故宮観光の出発点は、天安門である。天安門へは、北京市内でタクシーを拾えば、どんなタクシーでも連れて行ってくれるし、料金もさして高くない。だが、急成長するアジアの大都市の例に漏れず、北京市内も渋滞が多い。そこでオススメは地下鉄だ。ちなみに北京の地下鉄は「地鉄」と表示されているので、乗り場などはすぐにわかるだろう。北京五輪を前に地下鉄の路線網は急速に整備されており、渋滞の激しい北京市内を移動するもっとも便利な手段となっている。

 次々と高層ビルやマンションの建設が進む北京市内。人口は1,600万人といわれているが、流動人口を含めると2,000万人を超えると考えられている

 地下鉄1号線の天安門駅で下車し、地上に上がるとすぐに、広大な敷地の天安門広場が見えてくる。1989年に起こった天安門事件、悲劇の現場である。20年ほど前の事件を思い浮かべながらここに向かうと少々緊張するが、実際に見てみると今の天安門広場はとてものどかな雰囲気。休日には市民の憩いの場となっており、20年前の悲劇はまったく感じさせない。

 休日の朝の天安門広場はのどかな雰囲気。20年前の悲劇をまったく感じさせない

 広場の西には人民大会堂、東側には中国国家博物館がそびえ立つ。さすがに大国中国の中心。その迫力には圧倒される

 天安門広場の奥、道を挟んで向こう側に建つのが天安門だ。天安門広場の向こう側に、長さ(南北)約1km、幅(東西)750mという広大な故宮が広がっている

 天安門は中に入ることができる。僕は時間がなくて上がらなかったが、この巨大な門の上に建ち、前に100万人収容可能という天安門、背後に巨大な故宮を見るのは、さぞかし壮観だろう

 天安門の抜けると、石畳の広い広い通路があり、端門と呼ばれる大きな門が見えてくる。さらに、端門を抜けると、その先に巨大な門、午門へと到着する。ここが故宮の入り口である。入場券を購入して、いよいよ故宮の中に入っていく

 故宮の入り口、午門。ここでチケットを購入して奥へと進んでいく。午門の高さは約36m。とにかくスケールが大きい

 午門を抜けて中へ入ると、そこはまさに映画『ラストエンペラー』の世界。とにかくスケールは、日本人の常識をはるかに超えている。さすがに、中国のみならず、アジア全域に影響を与えた大国の皇宮である。沖縄の首里城や以前紹介したベトナム・フエ王宮など、この故宮に強い影響を受けている建物を、アジア各地で見ることができる。しかし、やはり本家の規模はケタが違う。石畳の上を歩いていると、気分はラストエンペラーの溥儀(清朝最後の皇帝)って感じである。

 大都会北京の中心にこんな宮殿があること自体、なんだか不思議な感じ。中国の多くの皇帝は、この城内で一生を過ごしたという

 1つの宮殿を抜けると、石畳の向こうに次の宮殿が見えてくる。こうした光景が延々1kmに渡り続いていく

 故宮内部の地面はすべて石が敷き詰められている。この石畳を作るだけでも、ものすごい資金と労力が必要だっただろう。中国皇帝の権力の強さを物語っている

 それぞれの宮殿は、柵越しに中を閲覧できる。実は僕が行った時、溥儀が即位した大和殿は改装中で見れなかった。残念

 こちらは溥儀の母の玉座(だったと思う)。映画のセットみたいな不思議な雰囲気だ

 1つの宮殿を抜けると、石畳の向こうには次の宮殿が見えてくる。なお、足元はすべて石畳なので、歩きやすい靴で行くことをお勧めする

 とにかく故宮は、広くてでかい。この広大な故宮の宮殿の1つ1つに、古い中国の宝物などが展示されている。だから、何時間あっても時間が足りない。実は僕、この日の午後の飛行機に乗る予定があったので、じっくり1つ1つの展示物を見る暇はなかった。そのため、足早に故宮を通り過ぎただけなのだが、それでも入り口の午門から出口の神武門まで1時間以上かかってしまった。ゆっくり見て回るなら、最低2時間、余裕を持って3時間ぐらいは見ておきたい。

 延々と続く故宮の宮殿。ちなみに、手前の小屋あたりにスターバックスがあった。故宮でも美味しいコーヒーが飲める時代らしい。今や世界を牛耳るのはスターバックス?

 座っている人と壁の高さを比べると、スケールの大きさが少しは伝わるだろうか。故宮は広いので、ぼちぼち休みながらのんびり散策するのがいいだろう

 南北900m以上に渡って続く、高さ10mの壁。中国の多くの皇帝は、この故宮から外に出ることがほとんどなかったというから、庶民的な政策なんて、浮かぶはずがない

 故宮の裏の正門、神武門の向こうには小高い景山が見える。僕は時間がなくて行けなかったが、ここに登れば故宮が一望できるらしい。ちなみに、この山、人工の山らしい

 とにかく故宮はでかいのである。だが、せっかく北京に来たのだから、さらに大きな建造物も見ておかねばなるまい。そう、宇宙からも見える(ホントかウソかは別にして)という世界最大の建造物、万里の長城である。

 万里の長城は、中国北部に延々約6,000kmに渡って横たわる壁である。北部からの侵略者を食い止める目的で作られたといわれている万里の長城。その一部は北京近郊を通っているので、北京から、半日もあれば見学に行くことができる。北京市内の旅行会社やホテルのツアーデスクに頼めば、簡単にツアーに参加することができるし、時間がなければタクシーをチャーターしても数千円で行って帰って来られる。

 北京から気軽に見に行ける長城の眺望ポイントは「八達嶺(はったつれい)」という所だ。八達嶺は、明代に改修されており、現在では修復作業も進んでいるので、観光しやすい。北京から高速道路を飛ばして1時間ちょっとで、八達嶺のロープウェイ乗り場に到着する。

 八達嶺のロープウェイ乗り場から万里の長城へ上がる。ちなみに、ここを僕が訪れたのは12月初旬。気温は0度前後と強烈に寒かった

 最初は「え~、ロープウェイ? 」と少々興ざめしたのだが、よくよく考えてみると万里の長城は、山の尾根づたいに建てられた城壁である。つまり、山の頂上にあるので、ちょっとした山登りなのである。ちなみに、ロープウェイを使わず、徒歩でも1時間半ほどで登れるらしい。僕は大人しくロープウェイに乗ることにした。

  (上)というわけで、何の苦労もなく、万里の長城の上に到着。下から眺めていても、山上の大きな建造物は迫力があったが、実際に登ってみるとやはりすごい。延々と続く長城に感激(右)万里の長城、実はかなりの急斜面。こんな険しい山の上に、わざわざ石を運んできて長城を作ったのだからすごい

 万里の長城は、やはり期待を裏切らない迫力、スケールである。長城の上から遠くを見渡すと、尾根に沿ってどこまでも延々と長城は続いている。6,000km以上もこんな物を作る中国の皇帝って、どれほどの権力を持っていたのだろう。故宮も驚いたが、やはりアジアの大国! スケールの大きさも世界最大級である。

 (左)とにかく行ってみて驚いたのが、結構な急斜面だということ。ぶらぶら散策なんて考えていたが、実際にはかなりの運動だ(上)万里の長城は未整備の所も多いが、八達嶺は観光向けに整備されていて歩きやすい。ただ、写真で見える以上に急斜面なので、歩くのは結構つらい

 僕は12月にここを訪れたが、山々が緑になる初夏が一番きれいらしい。とはいえ、12月の殺風景な山々も長城の迫力が増すようで悪くなかった

 この日の北京の最高気温は5度。湿度は限りなく0%に近い超乾燥地域で、しかも山の上は風が冷たい。体感温度は-10度(僕調べ)。冬の長城には、とにかく暖かい格好で行こう

 古くから中国のみならず、東アジアの中心として栄える北京だけに、この街ではアジアの歴史、中国の強大さを肌で感じることができる。さらに、五輪開催を控えて急成長を遂げており、古い物、新しい物が入り交じった今の北京は、是非とも見ておきたい街の1つといえる。次回は、北京五輪のヨット競技が開催される街、青島(チンタオ)を紹介する。

2015/02/27 (Fri) 旅行 Comment(0)
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