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東京都のホテルで京都・和束茶フェア

 東京都のホテルで京都・和束茶フェア

 

 「メリッサ」で販売するスイーツ。画像右上から反時計回りに「3種の和束抹茶デザート」(1,200円)、「茶の葉合わせ」(1枚200円)、「和束抹茶のロールケーキ」(420円)、「和束抹茶のラスク」(500円)

 リーガロイヤルホテル東京(東京都新宿区)は5月1日~6月30日、同ホテル内「ガーデンラウンジ」「セラーバー」および「メリッサ」にて、新茶の季節に合わせた「京都・和束茶(わづか)フェア」を開催する。

 同フェアは京都府和束町全面協力のもと行うイベントで、今回で9回目の開催となる。

 「ガーデンラウンジ」では、「3種の和束抹茶デザートプレート(コーヒーまたは紅茶付き)」(2,376円)を用意する。小ぶりで食べやすく作られたスイーツ「和束抹茶のムース、和束抹茶オペラ、和束抹茶のエクレア」の3種を楽しめるメニューとなる。

 また、「和束抹茶パフェ(コーヒーまたは紅茶付き)」(2,258円)も販売。サクサクとした生地、生クリーム、かのこ豆、抹茶のジュレなどを重ね、抹茶のブラウニーやアイスクリーム、苺などのフルーツをトッピングして仕上げた。

 「セラーバー」では、お茶と相性の良い和の素材を合わせたカクテル2種を提供する。「茶香(ちゃか)」(2,020円)は、ほうじ茶の風味のウォッカに生クリームとはちみつを合わせたカクテル。「翡翠(ひすい)」(2,020円)は、抹茶のゼリーにダークラム、黒蜜を合わせ、仕上げにきな粉を飾った一品となる。

 「和束抹茶パフェ(コーヒーまたは紅茶付き)」(2,258円)

 「セラーバー」のカクテル。左から「翡翠(ひすい)」(2,020円)、「茶香(ちゃか)」(2,020円)

 「メリッサ」では、和束町の抹茶を使用し、和素材を活かした創作スイーツを取りそろえる。「和束抹茶のロールケーキ」(420円)、「和束抹茶のラスク」(500円)、「茶の葉合わせ 」(1枚200円)のほか、「ガーデンラウンジ」で販売するケーキセットのテイクアウト商品「3種の和束抹茶デザート」(1,200円)も販売する。

 また、今年は5月2日が八十八夜にあたるため、5月2日~6日の5日間は同ホテル1階のロビーにて「京都和束茶 八十八夜イベント」を行う。期間中は和束町の人々が来館し、同町産の宇治茶の新茶を無料サービスするという。

 ※価格は全て税込

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行った気になる世界遺産 (2) 独創過ぎるデザインで「構造設計上実現不可能」とも言われた世界遺産

 行った気になる世界遺産 (2) 独創過ぎるデザインで「構造設計上実現不可能」とも言われた世界遺産

 世界遺産データ

 『シドニーのオペラハウス』(文化遺産)。オーストラリア。2007年登録。

 オーストラリア・シドニーのシンボルとも言えるオペラハウスは現在、世界遺産に登録されている建造物の中で最も新しいものです。デンマークの建築家ヨーン・ウッツォンによる独創的なデザインは、構造設計上実現不可能とも言われましたが、着工から14年もの歳月をかけて1973年に完成しました。建設中にウッツォンと州政府はケンカ別れしてしまいますが、後に彼が改装の責任者に就いたことで和解したのです。

 ヨットの帆が膨らんだように見えるデザイン(撮影: 小泉澄夫)

 オーストラリアの芸術の拠点として世界各国の人々が訪れる(撮影: 小泉澄夫)

地図

筆者プロフィール: 本田 陽子(ほんだ ようこ)「世界遺産検定」を主催する世界遺産アカデミーの研究員。大学卒業後、大手広告代理店、情報通信社の大連(中国)事務所等を経て現職。全国各地の大学や企業、生涯学習センターなどで世界遺産の講義を行っている。

世界遺産検定とは?世界遺産の背景にある歴史、文化、自然等の理解を深め、学んだことを社会に還元していくことを目指した検定。有名な観光地のほとんどは世界遺産になっているため、旅の知識としても役立つと幅広い世代に人気。
 主催:世界遺産アカデミー
 開催月:3月・7月・9月・12月(年4回)
 開催地:全国主要都市
 受検料:4級2,670円、3級3,900円、2級5,040円、1級9,250円、マイスター1万8,510円、3・4級併願6,060円、2・3級併願8,220円
 解答形式:マークシート(マイスターのみ論述)
 申し込み方法:インターネット又は郵便局での申し込み
 その他詳細は世界遺産検定公式WEBサイトにて

鉄道ニュース月報 (3) 山手線E235系、ついに姿を現す! ダイヤ改正で意外な発見

 鉄道ニュース月報 (3) 山手線E235系、ついに姿を現す! ダイヤ改正で意外な発見

 

 北陸新幹線開業・上野東京ライン開業などで盛り上がった2015年3月。しかし予定されたことが予定通り起きただけで、新鮮なネタは少なかった。そこで今回は、ダイヤ改正で目立たなかったけど興味深いニュースをあらためて紹介したい。新年度に向けた新型車両や観光列車の話題も多かったけれど、月末に飛び込んできた山手線の新型車両登場、「SLやまぐち号」客車復刻新製の衝撃は大きかった。

 都内へ輸送されるE235系。あらためてデザインが話題に

山手線の新型車両E235系が到着、試運転開始

 3月26日、山手線に投入予定の新型車両E235系が初めて都内にやって来た。総合車両製作所新津事業所で製造され、信越本線・上越線・高崎線経由で上京した。山手線の車両基地があるJR東日本東京総合車両センターに向かったようだ。翌々日の28日、同センターにて報道公開された。編成番号01の量産先行車で、今年秋からの営業運転に向けて試運転を続けるという。通勤通学時間帯は無理だろうけれど、日中や夜間に目撃する機会は多そうだ。

 設備や性能、デザインなどは既報の通り。中吊り広告スペースは消え、その場所には吊り手を下げるバーが取り付けられた。吊り手はラインカラーのウグイス色、シートの背もたれも同色で、乗った瞬間に山手線とわかる色使いだ。フリースペース床面はピンク色で、車いすマークの他にベビーカーのサインがある。ここは大型スーツケースを持った乗客にも助かる場所になるだろう。

 中吊り広告が撤去された代わりに、従来はドア上のみだった液晶画面が窓上や貫通扉の上部にも設置されている。このうちロングシート上部の3画面は連動し、広く見せられるという。新たな広告表現が可能になり、クリエイターの腕の見せ所となりそうだ。この液晶画面への広告配信方式も最新式となっていて、E231系は拠点駅停車中にミリ波通信で更新していたけれど、E235系ではWiMAX回線を使って走行中に随時更新できるという。

 車体外観はホーム柵を意識したデザインとなった。LEDヘッドライトは運転席上部に移動してホームから視認しやすくなり、従来はヨコ方向に巻いていたラインカラーは乗降扉部のタテ配置として見やすくなっている。

 技術的には屋根上と床下にも注目したい。屋根上のパンタグラフ付近は架線の監視装置が設置され、サハ(モーターなし車両)の床下には線路の監視装置やレールの計測システムが搭載されている。在来車のサハの床下はスカスカだったけど、だんだん機器が増えてきた。これらの機器は列車の運行をスムーズにする装置だ。東京の大動脈を守るという、JR東日本の責任が現れている。

 電車の「顔」ともいえる運転台回りは面全体がブラック。ラインカラーで輪郭をはっきりさせ、下部から上部へ気泡のようなグラデーションが施された。このデザインは昨年7月の発表時から、「スマホみたい」とネットで話題になっており、実車の写真をもとにスマホや腕時計に加工したコラージュが多数登場している。車内のデジタルサイネージはプロのクリエイターを刺激し、車体外観はアマチュアクリエイターを興奮させているようだ。かっこいいか悪いかは個人的主観だけど、いずれにしても鉄道ファン以外にも話題になっており、JR東日本としては大成功といえそうだ。

 E235系の10号車(サハE235-4620)は改造車両

 中央・総武緩行線へ活躍の場を移したE231系500番台(A520編成)

 今後、E235系の導入が進むことになれば、山手線の既存車両E231系500番台が余剰となる。早くも11両編成から1両外した10両編成が中央・総武緩行線に転属されている。E235系は11両中1両がE231系サハの改造だ。山手線E231系500番台はこの流れでサハ1両を抜き、中央・総武緩行線などへ随時転属していくと思われる。

 JRグループダイヤ改正、その影で引退する列車・車両

 3月14日、JRグループのダイヤ改正が実施された。毎年春に行われる大きなダイヤ改正で、今年は北陸新幹線長野~金沢間開業、上野東京ライン開業、寝台特急「トワイライトエクスプレス」の運行終了、寝台特急「北斗星」の定期運行終了がお茶の間でも話題になった。次いで東海道新幹線の最高速度引上げも報じられている。これらのニュースは昨年から告知されており、おおむね予定通り実行されたといえる。当連載では、あまり大きく取り上げられなかったけれど、鉄道ファンとしては注目したいニュースを2つ挙げたい。

 1つ目は「日本最長普通列車」の距離短縮の話題。これまで日本最長「距離」の普通列車はJR西日本の山陽本線371Mで、運行営業キロは岡山~新山口間の約315kmだった。この記録が3月のダイヤ改正で崩れた。運行区間が岡山~徳山間に短縮され、運行営業キロは246.6kmとなった。

 「日本最長普通列車」といえば、JR北海道の根室本線2429Dも代表的な列車だ。この列車の「最長」は8時間27分という運行時間を指す。運行距離だと山陽本線371Mのほうが約7km長かったが、371Mは電車なのでスピードが速く、所要時間は5時間45分だった。371Mの距離短縮で、根室本線2429Dは運行距離も所要時間も日本一の座を獲得した。

 東海道線を走ったE217系が運行終了に

 2つ目は東海道線E217系電車の運行終了だ。もともと横須賀線・総武線快速として導入された電車だけど、湘南新宿ラインの増便・横須賀線の減便によって余剰となったE217系が東海道線に転用された。横須賀線時代の青白帯が湘南色の緑・橙となり、E231系・E233系とともに東海道線を走行しつつ異彩を放っていた。しかし上野東京ライン開業による運行車両見直しの結果、東海道線から撤退したようだ。

 E217系の登場は1994年。古い車両は製造から20年以上が経過している。山手線のE231系500番台より古い車両で、横須賀線・総武線快速からも引退の潮時かもしれない。そうなると後継車両は何か? 筆者は山手線に導入されたE235系、あるいはE235系の派生車種ではないかと予想する。その理由は、E235系で採用された車内デジタルサイネージと中吊り広告の廃止だ。

 じつは、中吊り広告は路線単位の販売だけでなく、いくつかの路線を組み合わせたセット料金が設定されている。このうち「3線群中吊り」の山手線群セットには、山手線の他に総武快速線、常磐線、つくばエクスプレスが組み合わされている。

 この枠組みが存続するなら、E235系を総武快速線に導入すると車内広告をセットで売りやすい。常磐線快速のE231系、常磐線中距離電車のE531系、つくばエクスプレスの車両も、あと5年程度で製造から15~20年となる。車内広告革命に着目するなら、E217系とE235系などの動きも追いたい。

「SLやまぐち号」に新型客車、異例の「復刻」

 3月30日、JR西日本は山口線の「SLやまぐち号」に使用する列車の新造を発表した。なんとSL全盛期の客車「マイテ49」「オハ35」「オハ31」を復刻したデザインになるという。従来のSL列車向けの客車は、大井川鐵道やJR東日本のように旧型客車をそのまま使うか、余剰客車の改造が主だった。新造は異例で、なおかつ新造車両として旧型車を復刻させるという事例も珍しい。JR西日本のSL運行に対する本気を感じさせるニュースだ。

 復刻される車両は、「マイテ49」が1両、「オハ35」が3両、「オハ31」が1両。「マイテ49」は戦前に製造され、東海道本線の特急列車に使われた展望車。実車はJR西日本が保有しており、2006年公開の映画『旅の贈りもの 0:00発』にも”出演”している。「オハ35」も戦前生まれ。改良を重ねて戦後も製造された。昭和50年代まで常磐線の普通列車など首都圏でも使用されていた。現在は大井川鐵道でSL列車に使われていて、いわゆる「旧型客車」の代表格でもある。「オハ31」はもっと古く、国鉄の前身である鉄道省時代から製造された客車だ。

 これらの旧型客車は、車体は鋼鉄、客室は木造となっている。大井川鐵道の列車に乗ってみると、ゴトゴトという音や低速時の揺れの少なさなど、旧型客車ならではの重厚感がある。座席や壁の木材は温もりを感じさせ、座席の布やクッションもやわらかい。こうしたレトロな雰囲気に加え、染みついたタバコやニスの香りなども混じる。さすがににおいは新製車両で再現できないから、新たな香りで歴史を刻むことになるだろう。

 もっとも、プレスリリースのパース図や発表されている設備などによると、完全な復刻ではなさそうだ。外観や内装に旧型車のデザイン要素を取り入れつつ、要所に最新の快適な設備を採用している。「SLの音や煙を体感できるよう開放型展望デッキや開閉窓を設置」とわざわざ書くからには、空調設備が完備される前提だろう。プレスリリースのシルエットを見ると、屋根上のデザインが異なり、空調機器が搭載されそう。トイレは洗浄機付きとなる。「オハ31」にも展望室がついているようだ。そもそも「オハ」ばかりで「オハフ」がない。車掌室はないのか? いやそんなことはないと思うけれど。

 車体は「復刻」の名の通り鋼鉄製だろうか? 最新のアルミ製やステンレス製になってしまうだろうか? 「復刻」というからには鋼鉄製とし、あの重厚感を再現してくれると期待したい。中途半端に最新技術を注入するくらいなら、本気で古いまま作ってほしいとも思うけれど、ユニバーサルデザインやサービス上の問題で難しいかもしれない。

 運行開始は2017年の予定。完全復刻か復刻調かはともかく、SL列車の継続運行に力を入れるという姿勢がうれしい。新生「SLやまぐち号」を楽しみに待とう。

 日本の車両と車両メーカーが海外進出を強化

 新型車両、引退車両、観光列車など国内のニュースが多い一方で、海外に向けた日本の鉄道関連企業の動きが活発だ。三菱重工・日立製作所ら5社連合が、カタールで初となる地下鉄システムを受注。その5社連合のうちの1社、日立製作所はイタリアで鉄道車両や信号システムを製造する「アンサルドブレダ社」「アンサルドSTS社」を買収する。日本車輌と住友商事はインドネシアのジャカルタ都市高速鉄道向け電車96両を受注している。

 JR東海からミャンマーへ、キハ40系やキハ11形が譲渡される

 これらのニュースは、日本企業の活発な海外展開を印象づけた。さらに、月末にはJR東海がミャンマーへ気動車を譲渡することも発表している。キーワードは「日本とヨーロッパの協業」「日本の鉄道技術のアジア進出」といえそうだ。

 カタールはペルシャ湾のほぼ中央、アラビア半島から湾内に突出したカタール半島の国だ。首都はドーハ。サッカーファンならずとも「ドーハの悲劇」で知られる都市だ。人口は約130万人。ドーハメトロを受注した5社連合は三菱重工、三菱商事、日立製作所、近畿車輛、そしてフランスのタレスだ。内訳は三菱商事と近畿車輛が車両を製作、三菱重工が軌道や駅設備、日立製作所は総合検測車やメンテナンス設備、タレスは信号設備や運行管理センター、自動料金収受システムなど。いわば日仏連合という形態である。また、日立はイタリアの鉄道関連メーカーを買収し、欧州との連携を深めつつある。

 ジャカルタ都市高速鉄道南北線の車両を受注した日本車輌と住友商事のタッグチームは、米国や台湾、フィリピンでも実績がある。インドネシアでは同国内の企業と合弁企業を設立し、インドネシアの鉄道発展に協力している。ジャカルタでは約20年ぶりに日本製新造車両を輸入する。今後は南北線や新たに計画中の東西線、インドネシアの他の都市にも日本製車両をはたらきかけていくという。

 JR東海の気動車のミャンマー譲渡は、ミャンマー鉄道省の要請で実施される。武豊線の電化開業で気動車が高山本線と太多線に移籍し、押し出される形で廃車となる車両が対象とされた。今後もJR東海は廃車車両をミャンマーなどへ譲渡する意向のようだ。日本の中古鉄道車両は東南アジアで人気が高く、日本の車両を訪ねるツアーも開催されている。

 新幹線の輸出に関しては事業規模の大きさや外交的要素が大きく影響し、動きが遅いけれど、民間企業主導の都市鉄道進出や中古車両のビジネスが盛んになっているようだ。日本の鉄道技術や車両が諸外国の役に立っている。そんなニュースを日本の鉄道ファンとして誇らしく思う。こうした事例が日本の鉄道技術の信頼につながり、新幹線輸出につながることを期待したい。

未来へ向けた動きにも注目!

 3月は他にも、新型車両として大山ケーブルカー、南海電気鉄道8300系、筑豊電気鉄道5000形などが報じられた。観光列車関連ではJR九州の「或る列車」運行開始日決定、上越新幹線「GENBI SHINKANSEN / 現美新幹線」、「トワイライトエクスプレス」車両を再利用した団体臨時列車、「カシオペア」車両を使った岩手の旅なども紹介された。

 鉄道会社の経営関連では、北陸新幹線開業にともなう第3セクター鉄道の開業や伊賀鉄道の公設民営化問題も注目を集めた。嵯峨野線新駅に関連した東海道本線支線廃止、北海道新幹線に向けて渡島大野駅(新函館北斗駅)の在来線ホーム供用開始、道南いさりび鉄道の許可申請、常磐線被災区間の復旧見通しなど、未来への準備も進んでいる。

 今後はJRグループダイヤ改正の評価が行われ、1年後のダイヤ改正に向けた準備が始まる。2016年3月のダイヤ改正がいまから楽しみだ。

悪霊の日から静寂の日に!? バリ島最大の奇祭「ニュピ」はこんなに楽しい! (1) さすが神々が棲む島・バリ! 悪霊が闊歩する祭りはリアル進撃の巨人だった

 悪霊の日から静寂の日に!? バリ島最大の奇祭「ニュピ」はこんなに楽しい! (1) さすが神々が棲む島・バリ! 悪霊が闊歩する祭りはリアル進撃の巨人だった

 

 ”神々が棲む島”とも称されているインドネシア・バリ島。しかし、そんなバリ島に悪霊や暗黒の神が闊歩する1日があることをご存知だろうか。そしてその翌日は一転して静寂に包まれる。そんな神秘なるバリ・ヒンドゥー教最大のお祭り「ニュピ」とその前夜祭「オゴオゴ祭り」を体験してみた。

 「ニュピ」の前夜祭には「オゴオゴ」を乗せた山車を村人たちが引き回す

年に一度の大掃除に楽隊も

 ニュピはバリ・ヒンズー教の暦「サカ暦」にて新年に当たる日で、今年で1937年目となる。ニュピを迎えるために、各村は年に一度の大掃除ならぬ大切な儀式が催される。

 各寺院の御神体を海岸や川に送り浄化したり、大自然の恩恵に感謝するお供えを捧げてお祈りをしたり。また、陰陽を模した白黒の布を巻くほか正装した村人が、バリ島の伝統音楽ガムランの楽隊を率いて練り歩く。その華やかさは、まさに盆と正月が一緒に来ているようなにぎわいだ。

 「ムルプ」では新年に向けて浄化の儀式であるムチャルが行われ、家の内外にティルタ(聖水)をまき、悪霊へお供えを捧げる

3m級の神々の中にはちょっと陽気なものも

 そして、この大掃除は冥界でも行われる。ニュピの前日は「ムルプ」という月が隠れる暗月の日。その日に冥界の神々も大掃除をし、悪霊と暗黒の神「カロ」が人間界の地上に這(は)い出してくると言われているのだ。そのため、地上では悪霊退治の祭り「オゴオゴ祭り」が始まる。

 オゴオゴを乗せた山車が道に連なる

 この悪霊退治のクライマックスは夜にやってくる。悪霊や鬼に似せたハリボテ人形「オゴオゴ」を乗せた山車を村人たちが引き回し、街中を練り歩く。ハリボテというのでゆるキャラ感を期待していたのだが、これがかなりの精巧さ。街の中心部では高さ3mくらいはありそうな本格的な人形もあり、まるでリアル「進撃の巨人」なのである。

 オゴオゴには男女の性別もなく、人型もあれば怪獣、ヒンドゥーの神、最近ではサーフィンなど現代のものを取り入れたものなどまで何でもあり。強面ではあるもののどこか愛らしさや人間らしさを感じるのは、南の島ならではかもしれない。

 ガムラン隊の音楽も

 オゴオゴは燃やされ神へ転化する

 各村単位で練り歩いているので、小さな村では子ども山車もあり微笑ましい。街に漂う悪霊がオゴオゴを仲間だと思って中に入リ込む。そのオゴオゴは最期に燃やされ、本来の姿である神へと転化するのだという。一方、オゴオゴの中には御供えされず魂が入っていないゆえに、”ただの人形”と認識されてニュピが終えても燃やされず、そのまま展示されているものもある。

 並行するガムラン隊の音楽と相まって、厳かな雰囲気と子供たちの楽しそうなお祭りの高揚感で新年を迎える準備は万端だ。

 そして翌日、夜明け前からニュピが始まる。この1日は電気も火も使わず、そして外出禁止に仕事も禁止。殺生も禁止。店も主婦も休業。空港も閉鎖。テレビ放映も休止。そう、全ての活動が休止なのだ。

 これは外国人旅行者にも適用され、非常事態を除き、滞在中のホテルからの外出を制限されることとなる。「せっかくバリ島に来たのに遊べないのか……」と思ってしまうかもしれないが、ニュピだからこその楽しみ・味わいはいろいろある。そんなニュピを120%楽しむ5つの方法を紹介しよう。

 ホテルの中でゆっくりご飯やスパを楽しむのもいい(写真はヴィラ・リゾート「ザ・ロイヤル・ピタマハ」)

これぞバリリゾート! 神聖なる奇祭「ニュピ」を120%楽しむ5つの方法

鉄道トリビア (299) 日本で最初の地下鉄道は仙石線という説がある

 鉄道トリビア (299) 日本で最初の地下鉄道は仙石線という説がある

 

 日本初の地下鉄といえば、現在の東京メトロ銀座線。1927(昭和2)年に浅草駅と上野駅を結んだ。これは鉄道ファンだけではなく、一般常識ともいえる。しかし、じつはその2年前、地下駅と地下線路を持つ鉄道路線が存在したという。宮城県内を走る仙石線だ。仙台駅が地下にあり、そこから約200mが地下区間で、隣の東七番丁駅は地上にあった。ただし、この仙台駅は現在の仙台駅ではなく、現在の仙石線にこの区間はない。

意外と奥深い仙石線の歴史

 仙石線は東日本大震災で被災したが、5月30日に全線で運転再開される予定

 仙石線の前身は宮城電気鉄道という私鉄だ。1925(大正14)年に仙台駅と西塩釜駅の間で開業した。当時は官営鉄道ではなく、仙石線とも呼ばれていなかった。仙台駅は「宮電仙台」と呼ばれていたという。この路線は翌年に本塩釜駅まで延伸し、続いて1927(昭和2)年に松島公園駅へ延伸、1928年に石巻駅へ到達して全線開業となった。

 仙石線という名称は、この路線が1944(昭和19)年に国有化されてから付けられた。同時に宮電仙台駅は仙台駅になり、隣の東七番丁駅が仙台東口駅となった。その他の駅名も変更され、たとえば松島公園駅は松島海岸駅になって現在に至る。本塩釜駅は本塩竈駅になったけれど、のちに本塩釜駅に戻されている。

 仙台駅を利用する人は、「仙石線の地下化って最近だったような。日本で最初のはずはない」と思うだろう。それも正解だ。現在の仙石線の地下区間は2000年に開通した。地上にあった仙台駅を地下化して、仙台市中心部のあおば通駅に延伸している。これは開業当時のルートではない。

現存しない地下区間

 仙石線の仙台駅は何度か位置が変更されている。宮城電気鉄道は当初、東北本線の西側の宮城県庁付近を起点にする計画だった。しかし予算が調達できず、暫定的に宮電仙台駅を起点とした。だから開業時の宮電仙台駅は東北本線の西側にあった。この宮電仙台駅から石巻方面へ向かって地下路線を通り、東北本線をくぐり抜けると地上に出て東七番丁駅に到達した。これが日本最初の地下鉄道といわれる区間である。

 仙石線仙台駅の変遷(1925年)

 仙石線仙台駅の変遷(1944年)

 宮城電気鉄道の路線として開業したため、当時の宮電仙台駅は東北本線の仙台駅とは離れていた。この状態は国鉄になっても変わらず、1952(昭和27)年まで約30年間続いていた。しかし同年、国鉄は仙台駅から仙台東口駅までの区間を廃止。仙台東口駅を仙台駅に改称した。これで日本最古の地下路線は消滅し、仙石線は全区間が地上となった。2000(平成12)年には仙台~陸前原ノ町間が地下化され、仙台駅からあおば通駅まで延伸された。

 仙石線仙台駅の変遷(1955年)

 仙石線仙台駅の変遷(2000年)

 こうして現在の、いや、東日本大震災前の仙石線の形となった。仙台市営地下鉄の仙台駅は、JR仙台駅よりもあおば通駅のほうが近い。宮電仙台駅は仙台駅の西口にあったというから、地下鉄仙台駅のほうが宮電仙台駅に近いかもしれない。宮城電気鉄道の「宮城県庁へ」という願いは、あおば通駅の延伸開業でちょっとだけ叶ったといえそうだ。

 仙石線をあおば通駅から西へ延伸する構想もあったようだけど、仙台市営地下鉄東西線の建設が決まって構想は消滅。東西線は今年12月6日に開業予定となっている。

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上原健二
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