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NTTドコモ巻き返しなるか、国内最速『プレミアム4G』の提供開始を発表
2月26日、NTTドコモ <9437> は、国内最速となる次世代ネットワーク『プレミアム4G』を3月27日より全国22都道府県の都市部から提供を開始すると発表した。
同ネットワークは、米クウォルコムが開発した次世代ネットワーク技術『LTE-Advanced』を活用したもので、2015年内に受信時最大300Mbpsまでの高速化する予定だ。『LTE-Advanced』は、搬送波を重ねて使用することで無線通信の高速化と安定化を実現する『キャリアアグリゲーション』、多アンテナ化を実現する『MIMO』、そして、基地局の混雑を低減させる『小セル化』という3つの主要技術にわけられる。
これまで日本国内ではKDDI <9433> が『キャリアアグリゲーション』技術を導入した初めての通信キャリアであり、NTTドコモは同技術に関して一歩遅れた感があったが、今回3つの技術を総合する『LTE-Advanced』を導入する事により一気に最先端のキャリアとなった。ソフトバンク <9984> は、同技術の実証テストを既に開始しているが、まだ具体的な導入日程は明かしていない。
国内の高速通信システムについては、既に人口カバー率でほぼ100%をカバーしており、国内のキャリアのユーザー獲得競争は単純な『どこでも繋がる』から『いかに品質が高く高速な受信ができるか?』に移っている。NTTドコモは昨年の新規加入者競争で苦戦していたが、この次世代ネットワークで有利に競争を展開できる可能性がある。今後は、4Gでの通信ネットワーク構築と搬送波の確保が国内通信キャリアの競争関係に大きく影響しそうだ。
(ZUU online)
2月25日、田辺三菱製薬 <4508> は連結子会社であるカナダのメディカゴ社と米国保健福祉省下の公的機関Biomedical Advanced Research and Development(BARDA)との間でエボラ抗体の代替製法の開発において契約を締結したと発表した。
国際社会にとって大きな脅威となったエボラ出血熱は、2015年1月5日時点で感染者総数20,691人・死者8,168人を記録。最近はすこし報道が落ち着いているもののまだ多くの人達が苦しんでいる。
エボラ出血熱に対しては、有効な治療法、医薬品、ワクチン等は未だ存在せず、新規の治療法が待ち望まれている。今回の取組みにより、有効な治療手段として期待されている米マップ・バイオファーマシューティカル社が開発中の『ZMapp』の生産性拡大のため、メディカゴ社の技術により、ZMappに用いられているエボラ抗体の代替製法を検討する。
メディカゴ社は2013年7月に田辺三菱製薬によって1億7900万カナダドル(当時約169億円)で買収された。買収の目的としては同社が中期計画(2016年最終年度)で目標としているアンメットメディカルニーズ(まだ開発が進んでいない治療分野における医療ニーズ)に応えるために、ワクチン領域への参入を目指していたためだ。
2月2日に発表された田辺三菱製薬の第三四半期決算では、売上高3197億7700万円(前年同期比1.1%減)、営業利益635億8800万円(前年同期比14.5%増)、経常利益640億8800万円(前年同期比10.9%増)を発表していた。今回の契約は、同社が最大の戦略課題のひとつとしてあげている『新薬創製力の強化』において大きな期待が寄せられている。
(ZUU online)