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政府のホットラインに苦情15万件、公共サービス、停電、薬物問題など
首相府のチャムルン副事務次官は4月13日、昨年5月の軍事クーデターに伴い政府が国民の意見に耳を傾けるために解説した「1111ホットライン」にこれまでに15万件以上の苦情が寄せられたと明らかにするとともに、「大勢の人から意見が寄せられたのは、国民が『政府は市民の声に注意を払い、市民が抱える問題を解決してくれる』と考えている証」との見方を示した。 苦情の内容は、公共サービス、停電、薬物問題、高利貸しなどに関するものが多いとのことだ。
サムイ爆弾事件、防犯カメラに紺色の服の男
南部スラタニ県サムイ島の大型商業施設「セントラル・フェスティバル・サムイ」の地下駐車場でピックアップトラックに仕掛けられた爆弾が爆発した事件で、捜査当局が防犯カメラに映像が残されていた紺色の服の男の行方を追っていることが4月13日までに明らかになった。 男はピックアップトラックの運転者とされる。 このほか、関係筋によれば、警察は最近になって同商業施設の警備員を辞めたり解雇されたりした8人の行方を追っているほか、警備員のうちイスラム過激派のテロが頻発しているタイ最南部の出身者4人から事情を聴取したとのことだ。
タイ北部、教育実習中の女子児童暴行容疑で男を逮捕
北部チェンライ県からの報道によれば、警察が先に、数年前に教育実習中に女子児童を強姦した容疑で25歳の男を逮捕した。 小学6年生となった同児童は4月初め、首つり自殺している。 容疑者は先に家族に「口外しない」と約束させて現金15万バーツを提供し、また、同児童に近づかないと確約していたが、児童は思い悩んでいた様子だったという。警察によれば、容疑者は裁判で主張するとして、取り調べに応じていない。また、保釈を請求したが、却下された。
タイ外相、「タイは中国・ロシア寄り」との見方に反論
「タイは中国やロシアに肩入れしている」との批判が出ていることに対し、タナサク副首相兼外相はこのほど、「外交においてタイは中立を維持している」と反論した。 タイは昨年5月の軍事クーデターのせいで国際社会から白い目で見られたことから、批判的な姿勢をとっていない中国やロシアとの関係を積極的に強化・拡大しようとしているよう見えるという。 だが、外相は、「ロシアはつきあいが118年に及ぶ友人。米国も180年前から友人」と指摘。先にロシアのメドベージェフ首相がタイを公式訪問し、プラユット首相と会談したことについては、「来訪者を歓迎しもてなすことはタイ人の国民性」と述べて、ロシアとの関係をとりわけ重視しているわけではないとの見方を示した。
政府報道官が見解、「サムイ爆弾事件は反軍政勢力の仕業」
サムイ島で起きた爆弾事件について、サンサン政府副報道官はこのほど、過去数か月間にバンコクで起きた爆弾事件同様、軍政に反対する勢力の仕業との見方を示した。これは、当局がこれまでに入手した証拠に基づいた判断という。 また、最南部の過激派が実行犯だった可能性があるものの、同勢力に雇われて犯行に及んだと推測されるとのことだ。