漁業分野の人権問題、首相が悪徳企業に法的措置の構え

　

　インドネシアの島で労働者が過酷な環境に置かれている問題にタイの漁船が関係しているとされることについて、プラユット首相は３月26日、タイ企業が関与しているなら法的措置を執るとの考えを明らかにした。 首相によれば、インドネシア・ベンジナ島の問題についてＡＰ通信が同地でとれた魚がタイの港に輸送されており、また、タイの企業がミャンマー人やタイ人に過酷な労働を強いていると報じている。 タイ政府は人身売買問題の解決を最優先課題に掲げており、関係当局は必要があれば速やかに措置を講ずる必要があるとのことだ。 この問題について、首相はすでにプラウィット副首相（人身売買問題担当）と話し合っており、また、関係当局に対し、インドネシア側と協議するよう指示したとのことだ。

日本、「中国が衛星攻撃実験で宇宙の安全を破壊している」と非難、国防部が反論―中国メディア

　

　２５日付の日本の華字紙・日本新聞網によると、中国軍が昨年７月にミサイルを打ち上げ、人工衛星を破壊したとして、日本政府が中国側に説明を求めている問題で、中国国防部新聞（報道）事務局が同日の記者会見で、「中国側は当時、この情報を公表している。米日の不適切な憶測は、何の根拠もないものだ」と反論した。２６日付で国際在線が伝えた。
　日本新聞網によると、中国が昨年７月にミサイルを打ち上げ、人工衛星を確実に破壊したとして、米国と日本の政府が大きな衝撃を受けているが、実際には中国国防部新聞事務局が当時、「２０１４年７月２３日、中国領内で地上配備型の弾道弾迎撃ミサイルの技術実験を実施し、所期の目的を達成した」と公表していた。
　米国はこの実験について、「衛星攻撃実験」との見解を示しているが、米戦略軍のヘイニー司令官が２４日に国防総省で行った記者会見では、「中国が昨年７月に実施した実験では、衛星に衝突しなかった」と述べている。日本新聞網によると、菅義偉・内閣官房長官が、外交ルートを通じて中国側に説明を求めたとしているが、「なぜ昨年の出来事を今ごろになって持ち出すのか」「米国側の衛星に命中していないという見解を矛盾している」などの問題点を、記事は指摘している。
　（編集翻訳　小豆沢紀子）

ガスボンベが並ぶ喫煙所・・・日本人の発想に「見事としか言いようが・・・」＝中国版ツイッター

　

　喫煙者の減少に取り組みながらもなかなか効果が表れない中国。そんな中国のネット上ではこのほど、日本のネットユーザーが公開したある危険な喫煙スペースの画像が紹介され、「この発想はスゴい」と評判を呼んだ。
　
　　中国版ツイッター・微博（ウェイボー）で約６２万人のフォロワーを持つ、日本の情報紹介アカウント・視角＿日本が２５日、日本のネットユーザーがツイッター（Ｔｗｉｔｔｅｒ）に「最高にクールな我が社の指定喫煙所」として掲載した喫煙スペースの画像を紹介した。画像では、屋外に設けられた簡素な喫煙スペースのそばにプロパンガスのボンベが大量に並んでいるのが見える。
　
　　このツイートを見た微博ユーザーたちからは爆笑が起き、「怖い！　爆発したらどうするの」、「喫煙自殺だな」、「命がけの禁煙」といったコメントが寄せられた。また、「深い愛を感じる」、「素晴らしいアイデアだ」、「見事としか言いようがない」、「良心的な企業だね」、「社長はさぞや心を砕いたことだろう」と、禁煙を促進するアイデアとして評価する声も多く出た。
　
　　コメントを残した微博ユーザーの多くは嫌煙家のようで「場所をわきまえずにタバコを吸われるのが一番イヤ」、「他人の面前でタバコを吸わないのもモラルとみなすべき」、「２立方メートルの密閉空間を設置して、喫煙者には喫煙によって出るすべてのものを吸わせるべき」という感想も見られた。これに対して「喫煙者の人権は保護されないのか？」という意見もあったが、それはごく一部にとどまった。
　
　　本当にこのような危険な喫煙スペースがあるのかはともかくとして、世の中の“禁煙化”が相当進んでいること、中国国内でも禁煙に対する意識が高まりつつあることを感じさせるツイートと言えそうだ。「煙酒不分家」（酒とタバコはみんなで楽しむもの）という言葉が中国にはあるが、今や「煙」の「不分家」はマナーに欠ける行為とみなされつつあるようだ。（編集担当：近間由保）（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）
　
　
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＜ＮＹ＞マンハッタン日本人街で爆発、３人重体

【ニューヨーク草野和彦】米ニューヨーク市中心部のマンハッタンで２６日午後３時ごろ、ビルが爆発して炎上した。北隣のビルにも延焼し、ビル２棟が崩落。市当局によると、１２人が負傷し、うち３人が重体だという。爆発したビルで当時、ガス関係の工事が行われており、関連を調べている。

【騒然とする現場や消火活動】１Ｆに日本食レストラン

　現場はマンハッタン南部のイーストビレッジで、日本人や日本食レストランが多い。爆発したビル１階にも日本食レストランがあった。日本総領事館によると、今のところ日本人が巻き込まれたとの情報はないという。

　現場近くのレストラン従業員、サンギーダ・シェラスタさん（２７）は「爆発後、日本食レストランの前で２～３人が顔から血を流して倒れていた。上階のアパート部分から助けを求める女性もいた」と語った。

佐藤日本大使、帰任、日本人会・JCCが合同送別会

　

　佐藤重和・在タイ日本国大使が２年５カ月に及ぶタイでの公務を終え、３月末、日本に帰任する。これに先立つ３月23日、タイ国日本人会・盤谷日本人商工会議所（ＪＣＣ）による合同送別会がバンコク都内のホテルで開催された。―― 【続きはバンコク週報紙面もしくはPDF版でご覧ください】