人権委が軍政批判「意見の相違認めない」、軍は反論「法を遵守しているだけ」

　

　プラユット政権の後ろ盾である、軍首脳などで構成される国家平和秩序評議会（ＮＣＰＯ）は３月18日、「意見が異なるという理由だけで政府は人を逮捕している」との国家人権委員会（ＨＲＷ）の批判に「法を破った者に法的措置が執られているだけ」と反論した。 同委員会はホームページに掲載した声明の中で、「政府は政治的な活動をした人や５人以上の集会を行った人々を戒厳令に違反したとして逮捕している」と指摘するとともに、「政府は意見が異なるだけで法的措置を執ったり、逮捕したりすべきではない」と批判している。 だが、ＮＣＰＯのウィンタイ報道官は、「ＨＲＷは誤解しているのではないか。政府は法を破った者にしか法的措置を執っていない。この点ははっきりさせる必要がある」と述べている。

西部ターク県、ホテルの１室で中国人男性が死亡

　

　ターク県からの報道によれば、３月18日朝、メソット郡のホテルの１室で旅行者の中国人男性（60）が死亡しているのが見つかった。室内には争った形跡もなく、警察は持病が悪化するなどして死亡した可能性があるとしている。 この男性は17日夕方にチェックインし、18日にチェックアウトする予定だったが、ドアをノックしても返答がなかったことから従業員が合い鍵を使って部屋に入ったところ、男性が床に横たわって死亡しているのを発見した。

島根県が竹島広報施設の建設を国に要望・・韓国ネットは「ＣＩＡの地図もミスとは思えない」「独島のために闘うのはいいが…」

　

　韓国・文化日報は１８日、島根県が隠岐の島に竹島（韓国名：独島）の広報施設を建設するよう国に要望したと報じた。韓国では、海洋水産部が建設が中断されている「独島入島支援センター」の工事再開を検討すると発表したばかりで、同紙は「韓国と日本の間で独島を巡る広報戦が再び燃え上っている」と伝えている。
　記事によると、島根県の動きについては韓国・慶尚北道などが「日本植民地時代に独島侵奪の中心地だった隠岐の島に、鬱陵郡の独島博物館のような規模の竹島広報施設を、国家レベルで建設するよう中央政府に要求した」と明らかにした。
　このほか、隠岐の島町は島内に竹島の歴史記念館を建設する計画で、設計に着手している。記念館は約１６０平方メートルで、竹島でのアシカ漁の写真などを展示する。「日本が古くから経済活動を行ってきたことを主張する意図」だという。
　一方、韓国側では慶尚北道が今年下半期に移転する道庁舎の中に、６００平方メートル規模の「独島広報館」を設け、独島教育の拠点にする計画だという。
　このニュースに対し、韓国ネットユーザーからは様々なコメントが寄せられている。
　「米国がどう出ようが、独島を守るためには日本の挑発を力づくで押さえつけなきゃならない」
　「日本は泥棒、強盗。自分たちの領土だという野心には、言葉も出ない」
　「独島を平和の島に指定してほしい」
　「安倍や日本が独島で挑発しても米国は黙っているだけ。ＣＩＡの地図の件もミスとは思えない」
　「日本の独島挑発はち密な計算の上で組織的に行なわれている。韓国の研究機関もより体系的に対応するため、努力してほしい」
　「独島のために闘うのはいいが、米大使にテロをしてはならない」
　「対馬も返してくれないのに、独島まで奪おうとしている」
　「歴史歪曲と独島挑発行為を中断しろ」
　「いい加減にしろ」
　「政府はもっと強力な措置を取ってほしい。外交断絶、独島に軍隊配置を求む」
　「日本にあげろ。愛国したいが、政府が無能で、愛国心もない」
　「守れないなら、日本に売るのも、一つの手」
　（編集　ＭＪ）

台湾の競争力、アジア4位を維持 革新力などでは韓国上回りトップに

　

　（北京 19日 中央社）中国大陸主導の経済フォーラム「博鰲（ボアオ）アジアフォーラム」が17日に発表した「アジア競争力2015年度報告」で、オーストラリアとニュージーランドを含むアジア37カ国・地域のうち、台湾は総合でシンガポール、香港、韓国に次ぐ4位となり、昨年の順位を維持した。
　
　台湾は5つの評価項目のうち、「人的資本および革新力」のカテゴリーで韓国を上回り、2012年に獲得していた首位の座を奪還。「インフラ」でも順位が7位から5位に上昇した。
　
　また、「社会の発展レベル」と「マクロ経済」はそれぞれ8位、10位で昨年から変化はなかった。一方で「ビジネス・行政の効率」では13位から16位に低下し、グルジア、マレーシア、キルギスなどの発展途上国を下回った。
　
　総合順位の5～10位はオーストラリア、ニュージーランド、日本、イスラエル、中国大陸、バーレーンの順となっている。
　
　（邱国強／編集：杉野浩司）

日系百貨が「韓流」で顧客拡大図る、改装後業績が２割増―台湾紙

　

　台湾での韓流ブームを受け、現地日系デパートがワンフロアを丸ごと「韓流売り場」に改装したところ、業績が２割増になったという。１８日付で台湾・中時電子報が伝えた。
　韓国現地で人気のある雑貨店を誘致し、顧客拡大に成功した。韓流グッズは癒し系が多いとして、台湾で人気が高い。この日系デパートでは改装後、業績２割増を記録した。日系雑貨と比べると、デザインはシンプルだが、実用性が高いとして愛用者は多いという。
　（編集翻訳　小豆沢紀子）