７年に１度、長野・善光寺の「御開帳」始まる

　

　
　　長野市の善光寺で、７年目ごとに開かれる御開帳が５日から始まりました。
　　５日朝、善光寺には大勢の人が列を作り、午前６時から、「お朝事」と呼ばれる行事が行われました。およそ２０分後、厨子の扉が開かれると、本尊の分身とされる前立本尊（まえだちほんぞん）が姿を現しました。
　
　　また、前立本尊と「善の綱」で結ばれた御開帳のシンボル・回向柱の前では、参拝客が柱に触って、ご利益を求めていました。
　
　　「これからも、またお守りしてくださいとお願いしました」（参拝客）
　
　　善光寺の御開帳は、来月３１日まで開かれます。（05日17:40）

＜真夏日＞宮崎と沖縄で気温３０度超 全国で今年初

　

　九州南部や沖縄地方に暖かい空気が流れ込み、宮崎県と沖縄県で５日、最高気温が３０度を超え、全国で今年初めての真夏日となった。
　
　　気象庁によると、同日午後１時半過ぎに、宮崎県日向市で７月上旬並みの３０・１度、沖縄県伊是名（いぜな）村で３０．０度を記録した。いずれも４月としては観測史上最高。他にも宮崎県延岡市２９．６度、鹿児島県奄美市２９．２度と、多くの地点で２５度以上の夏日となった。【野呂賢治】

＜善光寺＞７年に１度の御開帳 本堂に回向柱に列

　

　長野市の善光寺で５日、数え年で７年に１度の御開帳が始まり、秘仏の本尊を模した国の重要文化財「前立（まえだち）本尊」が公開された。北陸新幹線の金沢延伸もあり、５月３１日までの期間中、前回（２００９年）を３０万人上回る７００万人以上の人出を見込む。
　
　　国宝の本堂で午前６時過ぎ、大勧進の小松玄澄（げんちょう）貫主が厨子（ずし）の扉を開け、前立本尊が姿を現すと、詰め掛けた参拝客から感嘆の声が上がった。本堂正面には高さ１０メートルの回向柱（えこうばしら）が立てられ、多くの人が触れて御利益を得ようと、列を作った。
　
　　午前４時から待ったという名古屋市北区の熊谷ルミさん（７５）は、約５年前に７４歳で病死した夫の写真を手に「供養のため初めて来た。主人もあの世で喜んでいるのではないかしら」と話した。【巽賢司】

大阪都構想反対４７％賛成３６％ 上西氏問題が影響か

　

　

　　共同通信社が大阪市の有権者を対象に４、５両日実施した電話世論調査によると、大阪市を廃止し五つの特別区を新設する「大阪都構想」への反対は４７・５％で、賛成３６・７％を１０・８ポイント上回った。３月１４、１５両日の前回調査では賛成４３・１％、反対４１・２％と拮抗していた。維新の党と傘下の政治団体「大阪維新の会」が除名を決めた上西小百合衆院議員の問題が影響したとみられる。

　　都構想住民投票の前哨戦となっている大阪市議選でどの政党・政治団体の候補に投票するかを尋ねた質問で、都構想を推進する大阪維新は最多の２８・９％だったが、前回から７・３ポイント減らした。

民主候補、首相と一緒の写真掲載 千葉県連が厳重注意

　

　

　　安倍晋三首相とのツーショット写真をビラに使ったとして、千葉県議選の民主党公認の候補者を、同党県連が口頭で厳重注意したことが５日、分かった。

　　県連や候補者によると、ビラは県議選告示前の３月に発行。民主の公認を得たなどと記載し、安倍首相と握手している写真が載っている。支援者向けに数十部が配られたという。候補者は県内の元市議で、市議会議長を務めていたときに首相官邸を訪れ撮影した。

　　候補者は取材に「議長という所属党派を超えた立場で仕事をしていた際の活動報告として載せたが、自民党政権に賛同しているように受け取られかねないと反省した」と述べた。