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公園遊具も健康志向=背筋伸ばすベンチ、懸垂用鉄棒-高齢化背景に増加・国交省
日比谷公園に設置された、背筋を伸ばすベンチ(手前)や懸垂用の鉄棒などの大人向け遊具=3日午後、東京都千代田区
全国の公園に設置された遊具のうち、主に大人が利用する「健康器具系施設」が大幅に増えたことが3日までに、国土交通省のまとめで明らかになった。体力維持を目指す高齢者のニーズ増加が背景にあるとみられる。
国交省によると、2013年度に全国約14万6000カ所の公園を調査。遊具は総数約46万4000基あり、ブランコが最も多い約7万基、滑り台や砂場も6万基を超えていた。
一方、背筋を伸ばせるベンチや懸垂用の高い鉄棒など健康器具系施設は2万6362基で、調査を始めた1998年度の5690基に比べ4倍以上になったことが分かった。
同省の担当者は「高齢化が進む中、健康維持のために使いたいとの要望があるのではないか」と背景を分析する。
「木育広場」が完成=鳥取県〔地域〕
:全て木で出来ているままごとセット=3月27日午前、とっとり出合いの森(平野実季撮影)
鳥取県が地元大学生のデザインを基に製作した「木育広場」が「森林公園とっとり出合いの森」内に完成した。県は2014年度から幼稚園や保育園に通う未就学児らが木製品などに親しんで豊かな情操を養う「木育」に力を入れている。今後は、木のおもちゃなどを新生児に贈るウッドスタート事業を行う団体に補助する取り組みなどを進める。
県は、14年に広場のデザインに関する審査会を開催。実現性、安全性、意匠性の観点から選考した結果、砂丘などの自然をイメージした鳥取環境大学の作品「いろどりのまち」が最優秀賞に選ばれた。実際の製作ではスギやヒノキを中心に全て県産材の木材を使用した。
木育広場で遊ぶ子どもたち=3月27日午前、とっとり出合いの森(平野実季撮影)
広場では、子どもたちが木の滑り台を滑ったり、トンネルをくぐったりして遊んでいた。保護者の女性は「木が多い県。子どもたちが木に触れ合う機会が増えると身近に感じられるし、すてきな取り組みだと思う」と話していた。
県は「出合いの森」に設置した「木育広場」をもう1セット用意しており、幼稚園や公共施設に無料で貸し出す。岸田悟農林水産部長は「木のぬくもり、柔らかさ、香りに子どもの頃から触れ、自然に対する感性を持った大人に育ってほしい」と話している。
京都に「なでしこ交番」=女性警官、24時間対応
「平安なでしこ交番」のスタート式に立ち会う久保千恵巡査部長(右から2人目)ら=25日、京都市山科区の椥辻交番
女性警察官が24時間態勢で対応する「平安なでしこ交番」が京都に誕生した。ストーカーやDV、特殊詐欺などの被害が多い地域に設置され、女性や高齢者が気軽に相談できる交番を目指す。京都府警によると、女性警察官が常駐する交番の制度化は全国初という。
男性警察官とは別の休憩所やトイレを設けるなど、府内の交番193カ所のうち27カ所を整備。入り口には女性警察官の顔とナデシコの花をあしらったマークを掲げた。今後も順次設置し、2020年度をめどに40カ所程度に増やす。
京都市山科区の椥辻交番では、3月25日から常駐が始まった。久保千恵巡査部長(37)は「被害に遭った女性が泣いていても、男性警察官だと背中をさすってあげることも難しい。女性なら犯人の特徴なども聞き取りやすいのでは」と話す。
同交番のスタート式で、山下史雄府警本部長は「犯罪全体の認知件数が減少している中、性犯罪や特殊詐欺被害は依然深刻。女性の視点と力を生かした活動に積極的に取り組む」と述べた。
谷崎の「創作ノート」発見=「春琴抄」から「細雪」まで
谷崎潤一郎の創作ノートを撮影した印画紙。「春琴抄」のメモが書かれた冒頭部分=2日午後、東京都中央区
近代日本を代表する文豪、谷崎潤一郎(1886~1965年)の創作ノートを撮影した印画紙が新たに見つかったと、中央公論新社が2日発表した。「春琴抄」から「細雪(ささめゆき)」に至る円熟期の創作過程がうかがえ、今後の研究に影響を与えそうだ。
印画紙は縦16センチ、横23センチほどで計255枚。1933年2月ごろから38年半ばに書かれたとみられる。冒頭は「春琴抄」(33年発表)のメモで、筋書きを「春琴九才ノトキ失明ス」「三十七ノトキ災難に遭ふ」と箇条書きで記述。他に「陰翳礼讃(いんえいらいさん)」や未発表作の構想も含まれている。
谷崎潤一郎の「創作ノート」について説明する千葉俊二早稲田大教授=2日午後、東京都中央区
「細雪」(43年連載開始)については、当初題名に「三寒四温」を考えていたことを明示。4姉妹のモデルの一人となった妻の松子を「M子」、その妹重子は「S子」と記し、人間関係や筋を流麗な筆跡で書き連ねている。
谷崎の創作ノートは、「続松の木影(こかげ)」と題された1冊から始まる10編が確認されていた。今回のノートは「続」の冒頭と切れ目なくつながり、これに先立つ「松の木影」と思われる。
これら印画紙は戦時中、空襲を心配した谷崎が撮影し、親友の笹沼源之助に預けた。本体のノートは、兵庫県内の谷崎の自宅が戦火で焼けた際、失われたと考えられていた。
92年に笹沼家が印画紙を同社に提供、保存されていたが、今年5月から刊行が始まる「谷崎潤一郎全集」編集中に改めて「発見」。全文が2016年9月刊行予定の第25巻に収録される。
交通鑑識で新システム運用=ひき逃げ捜査、迅速化期待-警視庁
警視庁が全国で初めて導入した、発光ダイオード(LED)使用の新型投光車=2日午後、同庁
警視庁は2日、過去のひき逃げ事件や交通事故の捜査で採取したタイヤの痕跡や車種などの捜査資料をデータベース化し、一元的に管理する「交通鑑識基礎資料活用システム(K3システム)」の運用を始めた。また、現場での鑑識活動を支援する発光ダイオード(LED)を用いた新型投光車を全国で初めて導入した。
運用開始式で、警視庁の広田耕一交通部長は「ひき逃げ事件などの捜査で大きな成果を残せる。逃げ得を許さない決意を持って、国民の負託に応えてほしい」などと訓示した。
K3システムは警視庁が独自開発。タイヤ痕の画像データを取り込み、検索すると自動的にタイヤの種類の候補が示される。さらに、ドアの形状など車両の特徴をパソコン端末に入力すると、類似の車種が複数提示される。