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<IS>元戦闘員 理想と現実とのギャップに失望
イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)の元戦闘員3人が毎日新聞の取材に応じ、イスラム国家の建設という「理想」や高額の報酬に期待したものの、やがて「現実とのギャップ」に失望したと口をそろえた。本拠地を持たない国際テロ組織アルカイダから派生したISは、独自の土着型支配で急拡大したが、地元住民は不満を募らせており、その足元は必ずしも盤石とは言えない。【シャンルウルファ(トルコ南東部)で大治朋子】
◇きめ細かな内部統制 戦いに勝つごとに金…
「毎月200ドルの固定給がもらえ、武器や車も与えられると聞いてISに入った。家族も当初は喜んでいた」。ISの元検問所担当、アブファハド氏(25)はこう話す。ISの「首都」ラッカの農家の四男。家族12人全員で働いても月収は250ドル程度だった。2013年春、ISに入り、毎日6時間おきに計12時間働いた。「激務だったが、同じ額の収入を毎月得られる仕事は他になかった」
ISに希望も感じていた。「イスラム国家の建設という言葉に興奮した。13年春ごろからラッカの町中にISの旗やポスターが掲げられ、治安も急激に良くなった」。数百ドルの現金と引き換えに、15歳前後の息子をISに預ける親もいた。逆に子供が勝手にISに加わるケースも相次ぎ、「心配した親が家族でトルコに避難した例も多数あった」。
13年6月から14年夏にかけてISに所属していたアブウサマ氏(26)によると、地元住民がISに加わる主な動機は(1)政治的判断(2)金(3)信仰だ。(1)はアサド政権の元支持者にも多い。戦闘が長期化するなか、有利な側につきたいとの思いだ。(2)は生活困窮者に多い。特にラッカの主産業である農業は戦闘の長期化で農地が荒廃。収入源を失った市民が少なくない。(3)は「イスラム国家」の建設という目標で主に若者らを引きつけているという。
緩やかなネットワークが特徴の「アルカイダ」と異なり、ISは「首都」を構え、イスラム国家という「目に見える」目標を掲げることで、長期の戦闘に疲弊した地元住民や、日常に希望を見いだせない外国人らの心を捉えている。
内部の組織はきめ細かく統制され、人事はメンバーの特性を考慮。任務によって報酬の与え方も変えている。検問所担当など特定のポストは月給制。戦闘員には原則、戦いに勝つごとに金を払うため、「戦争を渇望する者も少なくない」という。…
交通違反切符を提示した客はラーメン無料、ユニークなキャンペーンが話題
タイ東北部ナコーンラーチャシーマー県にある有名なタイラーメン屋で行われているユニークなキャンペーンがインターネット上で話題となっている。
このプロモーションは、交通違反などで警察に罰金を支払った人向けに、反則切符を店員に提示すると、ラーメンが一杯無料で食べられるというもの。一日30人限定だそうだ。
このお店は今年2月に開店したばかりだが、大人一人59バーツ(約220円)でラーメン食べ放題という珍しいお店で、話題となっていた。
今回店主は話題作りのため、このようなキャンペーンを始めたそうだ。
警官3人、黒人ホームレス射殺=「過剰対応」に批判―米ロス
【ロサンゼルス時事】米ロサンゼルスの繁華街で1日、警官3人がもみ合いとなったホームレスの黒人男性に発砲し、死亡させた。目撃者が携帯電話で撮影した映像をインターネットで公開し、「警察の過剰対応」と批判の声が上がっている。
映像や米メディアによると、警官4人が男性を拘束しようとしたところ、男性が抵抗し、激しいもみ合いとなった。その後、警官3人が立て続けに5発発砲した。男性はその場で倒れ、病院に搬送されたが、死亡した。男性は強盗事件の容疑者だったという。
ロサンゼルス市警は2日の記者会見で、男性が警官の銃をつかんだと指摘し、「正当な措置」と強調した。一方、映像を撮影した人は「男性の手は銃に届いていなかった」と証言。市警は調査を継続する。
対話の重要性強調=印パ次官級会談
【ニューデリー時事】インドのジャイシャンカル外務次官は3日、隣国パキスタンを訪問し、チョードリー外務次官と会談した。両国の外務次官級会談は昨年8月に予定されていたが、パキスタン側がインドからの分離を目指す組織の指導者と接触したため、インド政府が中止を通告していた。今回の会談を機に、冷え込んだ印パ関係が改善に向かうかが注目される。
地元メディアによると、両次官は平和的な対話こそが2国間問題を解決する唯一の方法と確認。関係正常化に向けて定期的に協議する可能性などについて意見を交わした。
ジャイシャンカル次官はパキスタンのシャリフ首相とも会談する予定。
<IS>「恐怖の支配」を確立…処刑の執行を「踏み絵」に
◇「もう誰も殺したくない」トルコへ脱出した元戦闘員
シリアの反体制派勢力が2013年3月に北部の主要都市ラッカを制圧してから2年。同地を「首都」として、テロの脅威を世界に拡散するイスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)が、残酷な処刑の執行を「踏み絵」に戦闘員の忠誠心を試すなど、組織内部でも「恐怖の支配」を確立していることが、ラッカ出身の元戦闘員への取材で明らかになった。子供に対する無慈悲な処刑を迫られ、精神を病むメンバーも出ているという。【シャンルウルファ(トルコ南東部)で大治朋子】
アブウサマと名乗る男性(26)はトルコ南東部シャンルウルファ郊外のアパートの一室で取材に応じた。「ISの手はトルコにも及んでいる」と語り、部屋の窓に新聞で目張りをしていた。携帯電話には、シリアで活動していたIS時代の写真が残されていた。ラッカの学校関係者のつてで探し当てた男性の証言は客観的で、確認可能な諸情報とも符合していた。
13年春。ラッカでアサド政権の支配が崩れ、ISら反体制派組織が割拠した。「どの組織も政権の打倒だけを目標としていて、その後のビジョンはなかった。だが、ISにはイスラム国家の建設という明確な目標があり、未来を感じた」。男性は13年6月、ISの戦闘員になった。
固定給はなく、戦闘に勝つたびに報酬を得た。14年春、東部で国際テロ組織アルカイダ系ヌスラ戦線を撃破した際には600ドル(約7万2000円)、シリア軍との別の戦いでは4日間で1500ドルを手にした。主要産業の農家の月収が250ドルというラッカでは、大きな収入だった。
ISでは外国人の処刑とは別に市民の処刑も日常的に行っている。戦闘員らに希望を募り、「犯罪者を処刑したい」と書いた紙にサインさせ、登録する。「志願しなければ忠誠心を疑われる。当日まで誰を殺すのかは分からない」。ISは、不信心者を殺せば天国に行けると説いている。
男性も登録し、14年初め、親欧米の反体制派武装組織「自由シリア軍」の「スパイ」とされた32歳の男性を銃殺した。「後悔はしていない。自由シリア軍は武器を密輸するなど腐敗しているからだ」
だが、処刑は未成年者にも及んだ。昨年初夏、戦闘員の友人が「神を汚す言葉を口にした」14歳の少年を処刑した。傍らで号泣する母親。外国人戦闘員らの子供は棒で遺体をたたいたり、つついたりした。…