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全搭乗者の遺体収容=独旅客機墜落
【パリ時事】フランス南東部アルプス山中のドイツ機墜落で、仏当局は31日までにセーヌレザルプの現場から搭乗者150人とみられる全ての遺体を収容した。捜索に当たっている仏憲兵隊の関係者がAFP通信に明らかにした。
仏当局は遺体から採取したDNAサンプルを基に身元確認を進めており、オランド大統領は今週中にも照合が完了するとの見通しを示している。現場には飛行記録を刻んだフライトレコーダーや搭乗者の所持品が残っているため、捜索活動は今後も続けられる。
ジョナサン大統領、敗北認める=ナイジェリア大統領選
【ロンドン時事】ナイジェリアからの報道によると、ジョナサン大統領は3月31日夜、声明を出し、大統領選敗北を公式に認めた。
高速列車が銃撃された?走行中に異物が命中、ガラス窓にひび入る―中国紙
山東省の青島と上海を結ぶ高速列車「G236」が29日午後、途中の「イ坊」駅近くで異物が投げつけられ、ガラス窓にひびが入るという騒ぎがあった。31日付でイ坊晩報が伝えた。
【その他の写真】
中国のネット上では「G236高速列車が銃撃されたかもしれない」と大騒ぎになったが、30日晩になって異物を投げつけた男が捕まった。男はパチンコで鳥を撃ち落とそうとして、誤って列車に当ててしまったと供述している。
G236は、青島駅を午後4時23分(現地時間、以下同じ)に出発して同5時36分にイ坊駅に到着、2分停車した後に発車し、終点の上海虹橋駅には午後11時13分に到着する。「事件」は29日午後、イ坊駅を出発して約5分後に発生した。ガラス窓にひびが入ったが、列車はそのまま走行を続けたという。
(編集翻訳 小豆沢紀子)
中国湖南省の建設会社 19日間で57階建てビル建設に不安視も
中国湖南省の省都・長沙市で57階建てのオフィス兼マンションビルを19日間で完成させる建設工事が大きな話題を呼んでいる。工事を請け負った建設会社は「工事自体の期間は19日間だが、ビルの主要部分の半完成品を造るなどの工程に1~2年をかけ、工事開始前に95%が完成した状態にする。国家基準も満たしており、全く問題ない」としている。
しかし、ネット上では「おから工事か」とか「心情的に不安だ。事故が起きたら責任をとれるのか」「本当に大丈夫か」など不安視する声が多く出ている。国営新華社電が伝えた。
この建設会社は長沙市に拠点を置く湖南遠大可建公司で、このビルは長沙市内に建設されており、高さ200mあまり、総建築面積は18万平方m。1日で3階ずつ建設する計算だ。
ビル内には総計3.6kmの歩行路と10mの高さをもつ宴会兼会議用のホールが19室、さらに4000人が入るオフィス階及び800戸のマンションスペースも備えている。すでに、主要部分は完成しており、現在は内装工事を行なっている。
同社ではこのような「即席建設工事工法」を6年前の2009年から始めており、すでに10数棟のビルを完成させている。このなかには2011年に、15日間で完成させた30階建てで延べ床面積1万7000平方mの湖南湘陰ホテルも含まれている。また、同社では2010年の上海万博の際、会場内に、たったの1日で6階建てのビルを建設した実績もあるという。
深セン市内で有数の深セン国際貿易センタービルも1日で3階ずつ建設する即席建設工事工法で建てられており、同社では「全く問題はない」と断言するものの、同社が57階建てのビルを建設するのは今回が初めてだという。
同社広報によると、19日間というのは工事開始からの日数ではなくて、実質的な工事日数で、雨や台風で工事を中止した日数は含んでいないという。
湖南大学建築学院の柳粛教授は新華社の取材に対して、「都市建設の規格や建設などが中国政府の定めて基準をクリアしており、安全面からいっても、今回のビル建設は問題がない」と答えている。
しかし、万が一にもミスがないとはいえないだけに、ネット上では不安視する声が多いのも事実だ。それが杞憂となるかどうかは、もう少し時間が必要だといえそうだ。
イラク治安部隊、「イスラム国」からティクリート奪還
過激派組織「イスラム国」が支配してきたイラク北部の重要都市、ティクリートの中心部をイラクの治安部隊が奪還しました。
イラクのアバディ首相は31日、イラクの治安部隊がティクリート中心部にある行政庁舎や病院などを「イスラム国」側から奪還したとの声明を出しました。引き続き、市内全域の制圧に向け戦闘を続けているということです。
ティクリート奪還作戦はイランの支援を受ける民兵組織なども参加し、先月2日から始まっていましたが、市街地では「イスラム国」側が仕掛けた爆弾で死傷者が出るなど苦戦していました。先月25日からはアメリカ軍などが空爆を開始。戦況がイラク政府軍側に有利に傾いていました。
ティクリートは首都バクダッドと「イスラム国」が拠点とする北部最大の都市モスルの間に位置する要衝で、この奪還作戦は今後の「イスラム国」との戦いの試金石とされています。(01日01:28)