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社会人 誓いの一歩
◇新年度 入庁や入社式
新年度を迎えた1日、県内の官公庁や企業でも辞令交付式や入社式が行われ、真新しいスーツに身を包んだ新社会人たちが新たな一歩を踏み出した。(田島武文、梨木美花)
県庁では、新規採用者114人への辞令交付式があり、有田振興局地域振興部に配属される西條大輔さん(24)が代表して、「県民全体の奉仕者として誠実に職務を執行することを誓います」と宣誓。仁坂知事は「どうしたら県民が幸せになるかを自分で考え、実行することが大事。それを楽しんで仕事をしてほしい」と呼びかけた。
観光振興課に配属される山本奈苗さん(22)は「希望で胸がいっぱい。1日も早く仕事に慣れて、県民の力になりたい」と意気込んでいた。その後、仁坂知事は課長級以上の約150人に訓示し、「職員の感性や行動力を引き出し、みんなで議論して良い政策を作り上げてほしい」と注文した。
食品スーパーチェーン「オークワ」(和歌山市)でもこの日、グループの新入社員13人が緊張した面持ちで入社式に臨んだ。会長が「消費増税や競争激化で採用を抑えた中であなた方は選ばれた。将来、会社を担う幹部になれるよう立派に育ってください」とあいさつ。新入社員が一人一人、名前や特技、社会人の目標などを紹介した後、代表で北林真歩さん(18)が「お客さまにもう一度来てもらうにはどうしたらいいかを考え、同期と切磋琢磨(せっさたくま)しながら仕事に取り組みたい」と抱負を述べた。
今年で創立120周年を迎える紀陽銀行の入社式も和歌山市内で開かれた。グループの新入社員226人を前に、片山博臣頭取は「仕事に信念と責任感を持って取り組み、グループ躍進の原動力となってほしい」と語った。
親しみ感じる交番に 金沢北部交番が開所
金沢東署は1日、金沢北部交番(金沢市吉原町)=写真=の開所式を行い、署員がパトロールや道案内などの業務を始めた。
新交番は、地域に開かれた交番を目指そうと、森本交番と不動寺町駐在所を統合し、その中間地点に開設した。
来所者向けの駐車場が8台分あり、住民の相談を受けるコミュニティールームを設けた。女性警察官専用の仮眠室なども備えた。昨年11月から交番の建設を始め、約6500万円かけた。
同署の池田博昭署長は「きめ細かいパトロールで住民の安全を守ってほしい」と交番に勤務する署員を激励。同交番の南昭永所長は「立派な建物で気が引き締まる。気軽に立ち寄ってもらえる交番を目指したい」と意気込んでいた。
値上げの春 家計に影 価格据え置くスーパーも
原材料の高騰や円安などを理由に、食品メーカーの出荷価格の値上げが1日、相次いだ。スーパーなどでは客足が遠のくのを避けようと販売価格を据え置く動きが目立つが、一部では値上げに踏み切るところも。家計への影響がじわりと出てきそうだ。
対象食品は牛乳やバターなどの乳製品、インスタントコーヒーなど身近なものが多く、各メーカーが同日から出荷価格を値上げした。カゴメ(名古屋市)はトマトケチャップなどを約4~13%上げた。値上げは1990年7月以来約25年ぶりで、広報担当者は「これまで業務の効率化やコスト削減で対応してきたが、限界がある」と説明した。
名古屋市瑞穂区のスーパー「フードパーク ウオダイ」では、店内に「値上げラッシュの4月ですが、ここが踏ん張りどころ」などとした貼り紙が出され、近くに住む運送業、土屋晃一さん(59)は「収入が減る中、値上げされると打撃。値段がそのままなのはありがたい」と笑顔を見せた。
同店では仕入れ価格が最大約30%上昇するものもあるが、販売価格は当面据え置く。安原輝員(てるかず)営業部長(45)は「我々は小回りがきくので安い仕入れ先を確保し、他店と差をつけるチャンスと捉えたい」と話した。
魚と一緒に入社式
鳥羽水族館(鳥羽市)の大水槽で31日、恒例の「水中入社式」が行われ、初心者マークの付いた酸素ボンベを背負ったスーツ姿の新入社員に辞令が手渡された。
水中入社式は、2006年に当時の飼育係たちの発案で始まった。今年は新入社員4人のうち、潜水士の資格を持つ営業第1部の酒徳竜馬さん(22)と、飼育研究部の伊藤実穂さん(22)が代表して式に臨んだ。
辞令を受け取った2人は早速、水槽内でガラス磨きの初仕事。最後に、伊藤さんが「一日も早く一人前のスタッフとして生きものとお客様の懸け橋になれるよう頑張ります」とあいさつすると、見守った約300人の来館者から大きな拍手が送られた。
大和の空 見渡す限り
◇奈良 桜満開
奈良地方気象台は31日、奈良市で桜(ソメイヨシノ)が満開になったと発表した。平年より5日早く、昨年より1日早い。
同市内の気象台構内にある標本木で8割以上が咲いているのを確認。気象台は「開花から暖かい日が続いたため、平年より早く満開となった」としている。
同市春日野町の氷室神社では、満開の枝垂れ桜や、見頃のソメイヨシノを写真に収める参拝者の姿が大勢見られた。
同市の自営業、井内敦誉さん(48)は「咲き誇る桜の趣がとても味わい深いですね」と話していた。