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東郷邸を月1公開
◇5日から 明治の和洋折衷
東郷平八郎が旧日本海軍・舞鶴鎮守府の司令長官として住んだ明治時代の官舎「東郷邸」(舞鶴市余部下)を、所有する海上自衛隊舞鶴地方総監部は今月から毎月1回、一般公開する。明治期の建築様式を堪能でき、当時をしのぶことができる。初日は5日。(中井将一郎)
- 洋風と和風建築が一体になった「東郷邸」。洋館は扉、座敷には武家風の式台付きと、2つの出入り口が玄関にある(舞鶴市で)
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同総監部は2013年、舞鶴市制70周年を記念し、会議所などとして使っていた邸宅を初公開。昨年も特別公開し、好評だったため、定期的な公開を決めた。
木造平屋の邸宅は正面向かって右が洋風、左が座敷や書斎がある和風の造りとなっている。屋根の鬼瓦には、いかりの印が付いており、明治期の波打った板ガラスが、そのまま残る。
玄関の白い扉を開けると、洋風の部屋へ続き、ミズバショウをかたどった電灯傘や、東郷が使った机などの調度品が置かれている。
別の出入り口となる、武家の玄関板「式台」が備わった引き戸は、中央の座敷(2間続き20畳)に通じている。座敷には、高さ60センチ余りの正目の一枚板を使った欄間があり、床の間にも銘木が使われている。
廊下奥にある東郷らの居室は質素な造りだが、4畳半の書斎からは庭が望め、東郷が窓の外を眺めながら、日本海海戦の秘策を練ったとも伝えられている。
公開は毎月第1日曜(1月は第2日曜の予定)の午前10時~午後3時。入場無料。問い合わせは、舞鶴市観光商業課(0773・66・1024)へ。
◇東郷邸 1901年(明治34年)、当時中将だった東郷平八郎が舞鶴鎮守府の初代司令長官として赴任し、在任中の2年間、住んだ官舎。同鎮守府は旧日本海軍が対ロシア戦略の拠点として開設し、その後も歴代司令長官が官舎を使った。現在は舞鶴地方総監部が来賓の応接や会議などで使っており、正式名称は「会議所」で、東郷邸は通称。木造平屋311平方メートル、敷地は3200平方メートル。
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<選抜高校野球>気比 夢へ爆発
昨夏の準決勝で敗れた雪辱を果たした。31日の準決勝で大阪桐蔭(大阪)に大勝した敦賀気比。松本哲幣選手が2打席連続の満塁本塁打を放つなどして序盤に10点を挙げ、エース平沼翔太投手が完封した。大会第11日(1日)の決勝で東海大四(北海道)と対戦、県勢初の甲子園優勝に挑む。
- 2回敦賀気比無死2塁、木下が適時2塁打を放つ=川崎公太撮影
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制球が定まらない田中誠也投手の立ち上がりを攻め立てた。一回、先頭の篠原涼選手が右前打で出塁。犠打と2四球でつなぐと、松本選手が5球目を左中間席にたたき込む満塁本塁打で4点を先制した。「打った瞬間、スタンドに入ると思った」と振り返る。二回にも満塁の好機で松本選手が左翼席ポール際に運び、試合を決めた。
2打席連続の満塁本塁打は大会史上初で、松本選手は試合後、「まさか2本も打てるとは」と驚きながらも「持ち前の打撃でチームに貢献でき、うれしい」と笑顔を見せた。
大量得点の援護をもらった右腕の平沼投手も快投した。散発4安打に抑え、最後まで相手打線を寄せ付けなかった。
東哲平監督は「昨夏日本一の強豪相手にいい攻撃ができた。平沼投手は連投の疲れがある中で落ち着いて投げてくれた」と語った。
<一球一瞬>甲子園を楽しめ
- 2回敦賀気比2死1塁、林中が適時3塁打を放つ=浜井孝幸撮影
二回二死一塁、3番林中勇輝選手は、普段より半歩後ろに下がりバットを構えた。「単打でつなぐ。右方向に打つ」。内角に食い込んでくる直球を狙っていた。
フルカウントになった後の6球目を振り抜くと、打球は右翼線を破る適時三塁打に。この長打を足がかりに6番松本哲幣選手が放った、2打席目の満塁本塁打につながった。
今大会主軸を担う林中選手だが、昨夏準決勝の大阪桐蔭戦は、ベンチ入りできずスタンドで観戦。逆転負けしていただけに、一回の満塁本塁打で4点を先制しても、「勝てるという手応えはなかった」。
新チームからレギュラー入りし、初めて経験する甲子園の雰囲気にのまれ、遊撃手として初戦は2失策。得意の打撃でも無安打に終わった。
「次の試合、どうしたらいいだろう」。今春卒業した先輩にツイッターで相談した。相手は、前チームの4番で捕手の岡田耕太さん(18)。「失策しても打てなくても気にすんな。甲子園を楽しめ」とアドバイスされ、吹っ切れた。
2回戦の仙台育英戦は決勝適時打、準々決勝の静岡戦ではサヨナラ打をそれぞれ放った。準決勝を客席で見守った岡田さんは「ちょっとしたきっかけで打てると信じていた。本来の打撃だ」と喜んだ。
初の甲子園制覇まで、あと1勝。林中選手は「勝負強い打撃で優勝に貢献したい」と力を込めた。
(平井宏一郎)
- 2回敦賀気比2死1塁、林中が適時3塁打を放つ=浜井孝幸撮影
桜 一気に開花 福井
福井地方気象台は31日、福井市内で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。平年より3日早く、昨年と同じ。ここ数日の好天で一気につぼみがほころんだといい、週末には見頃を迎える見通し。
気象台の職員が同日午前、同市豊島の敷地内にある標本木で開花の基準となる5、6輪の花が咲いたのを観測した。この日、快晴の同市内では最高気温が今年最高の24・3度に達し、5月下旬並みの陽気に。同市宝永の通称・さくら通りでは沿道のソメイヨシノが多くの花を付け、通行人が見上げたり、スマートフォンなどで撮影したりしていた。
大津京歴史人物 生き生き
◇万葉画家・鈴木さん作品展
大津市長等の万葉画家・鈴木靖将さん(71)が、大津に都が置かれた時代(667~72年)を題材に描いた作品展「大津京と万葉画展」が31日、同市中央の画廊「ギャルリーオー」で始まった。12日まで。入場無料。
同時代の発掘調査を行った林博通・県立大名誉教授が記し、鈴木さんが挿絵を担当した「大津京と万葉歌 天智天皇と額田王の時代」(新樹社)の出版を記念して開催された。
会場には、在りし日の都を表現した「湖上からの大津京遠景」、紅葉狩りを楽しむ天智天皇や大海人皇子(後の天武天皇)、額田王らを描いた「大津京を彩った人たち」など27点を展示。本の挿絵13点も楽しめる。
鈴木さんは「短い期間ながら、政治・文化的に大きな動きがあった大津京の魅力を多くの人に感じてもらえれば」と話していた。
問い合わせは同画廊(077・521・4515)へ。
<高野山開創1200年>中門 いざ落慶法会
◇あす金剛峯寺 四天王像や座席準備
高野山開創1200年記念大法会(4月2日~5月21日)を前に、高野町の高野山真言宗・総本山金剛峯寺は31日、壇上伽藍(がらん)で、大法会初日に営む「中門」の落慶法会に向けた大詰めの準備作業に臨んだ。
中門は二層の楼門で江戸時代の1843年に火災で焼失。大法会に向けて2011年から再建を進め、ほぼ完成した昨秋には木造の四天王像を安置した。4体のうち多聞天像と持国天像は既存の像が修理され、増長天像と広目天像は新造された。4体とも報道陣に公開された後、白い幕で覆って保存されてきた。
この日は、金剛峯寺の職員や地元の大工らが幕を取り除いた後、白い布をつるして4体を再び覆い隠し、2日の除幕式で確実に取り外すことができるかどうかを確認した。また金堂では落慶法会のための座席の設営などに取り組んだ。
さらに、参拝者や観光客のため、中門の説明板を中門脇に設置した。縦90センチ、横1・8メートルのアルミ板に中門の歴史や再建の経緯などが記され、外国人のために英文も併記されている。
2日は午前6時過ぎに四天王像の開眼法会や除幕式などを行う。午前9時からは中門の落慶法会などがあり、これに合わせ、大相撲の横綱による土俵入りが中門前で披露される。