仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
健やかな成長願って 伊勢
来月5日の「こどもの日」に向け、伊勢市二見町の二見興玉神社で、参拝者らにこどもたちの健やかな成長を願って授与するこいのぼり作りが進められている。
町内などで切り出した竹を約1.6メートルと約1メートルの2種類の長さに切りそろえ、紺とピンク色のこい(長さ約60センチ)を、舞女(ぶじょ)らが短冊と一緒に結びつけている。
約1000本を用意し、来月5日まで1本500円で授与する。
山崎の宝 映画で継ぐ/大山崎、島本の住民制作
天王山の麓に広がる山崎地域の大山崎町と大阪府島本町の住民らが、同地域を舞台にした自主映画の制作に取り組んでいる。両町は京都、大阪両市のベッドタウンとして人気が出ており、開発で豊かな自然が失われ、長い歴史を知らない人が多くなるとの危機感からだ。制作に携わる住民同士の交流も進み、地域の魅力を再発見する機会にもなっている。(佐藤行彦)
「初めてこの場所に来た感じの表情で」「探検するようにゆっくり歩いて」
3月中旬、大山崎町のJR山崎駅近くの路地。監督を務める島本町在住の会社員折小野(おりこの)和広さん(40)の声が響いた。主人公が町をさまようシーンの撮影。大役を務める大山崎町の自営業中村佳太さん(33)は「演技は初めて。戸惑いも多いけど楽しい」と笑顔を見せた。
映画のタイトルは「家路」。両町がモデルの架空の町が、ある出来事をきっかけに封鎖される。そこに行けば願いがかなうとのうわさが広まり、事故で妻を亡くし、息子も重体の主人公が我が子を目覚めさせようと町に入るストーリーだ。
きっかけは、大山崎町商工会が2012年に開いた地域活性化を考える会合だった。出席した折小野さんが学生時代に映画を撮った経験を話すと「宅地造成などで失われる風景を記録しては」との声が上がった。
山崎地域は天王山(270メートル)の裾野に広がり、戦国時代には「天下分け目の天王山」と呼ばれる、羽柴(豊臣)秀吉と明智光秀の「山崎の戦い」の舞台になった。淀川など3河川が合流する緑豊かな地で、1923年にはサントリー創業者の鳥井信治郎が日本初のモルトウイスキーの蒸留所を島本町に開設している。
一方で2年前には大山崎町と長岡京市の境の同市側に阪急西山天王山駅が開業。住宅地や事業所の造成が進み、昔から住む町民の高齢化による歴史や文化の継承が課題となっていた。
両町の住民らは「oYamazakiまちのこしプロジェクト」を結成。役者から制作陣まで20~60歳代のスタッフ十数人の大半は映画の素人だが、折小野さんの構想をシナリオ化し、昨年4月から月1~3回のペースで撮影を続ける。
ロケは大山崎町の離宮八幡宮や島本町の避暑地・尺代のほか、天王山麓の竹林や河川敷など住民が後世に残したいと考える場所でも行われている。協力する住民も増え、昨年末に撮影した結婚式のシーンでは約30人がエキストラとして集まってくれたという。
スタッフの大山崎町の三宅秀輝さん(64)は「映画作りは色々な人と知り合う機会になり、世代間の結びつきも強くしてくれた」と話す。折小野さんは「撮影のたびに山崎の新しい魅力に気付く。地元の風景を映画にちりばめ、未来に残したい」と意気込む。
映画は今夏完成し、秋には地元公民館などで上映の予定。制作費が不足気味といい、プロジェクトは28日まで寄付を募っている。問い合わせは担当の中村さん(090・5328・3488)。
虻田高生が遊覧船ガイド…修学旅行生と交流
洞爺湖町の道立虻田高校(舟山栄治校長、生徒87人)は、国土交通省北海道運輸局と連携し、生徒を遊覧船ガイドとして育成する。洞爺湖観光に若い力を生かし、地域振興に役立てる考えだ。生徒のコミュニケーション能力を磨く目的もある。道運輸局は「高校生の遊覧船ガイドを育成するのは全国で初めてではないか」としている。
対象は同校の3年生23人。地域の活性化を学ぶ「地域ビジネス」の授業で取り組む。まず、専門家らを講師に招いて北海道と洞爺湖の観光の現状と課題を学び、遊覧船を使った乗船研修を行う。さらに模擬訓練を重ねて、秋の修学旅行シーズンにデビューする予定だ。
洞爺湖を訪れる宿泊客は1990年に86万人を数え、うち2割近い13万人が修学旅行生だった。だが、2000年の有珠山噴火を境に修学旅行生の足は遠のき、2013年の修学旅行生は1万8000人だった。洞爺湖を訪れる同世代の修学旅行生を、地元の高校生がガイドとして案内し、噴火を繰り返す有珠山と共生してきた地域の歴史や自然の恵みを伝えることが、今回の企画の大きな狙いでもある。
14日には同校で開講式が行われ、JTB北海道観光開発プロデューサーの柳原由実子さんが「高校生の目線で地域の宝を見つけ、同世代の高校生に自分の言葉で魅力を伝えて喜んでもらってほしい」と激励。3年の児玉龍一郎さん(18)は「洞爺湖には美しい観光資源がある。同じ高校生と交流しながら地域に貢献し、自分の対話能力も高めたい」と意欲を語った。
北海道運輸局室蘭運輸支局は、「北海道新幹線の開業や格安航空の新規参入などで、北海道に人とモノを呼び込む好機が訪れている。地元の高校生による街おこしと、スキルアップになれば」と期待している。
「知的障害者スポーツ支援を」有森さん
- 西川知事(手前)にスペシャルオリンピックスの活動へ協力を求める有森さん(県庁で)
-
◇県組織設立に合わせ知事訪問
知的障害者のスポーツを振興する公益財団法人「スペシャルオリンピックス(SO)日本」の県組織の設立に合わせ、法人の理事長で、バルセロナ五輪女子マラソン銀メダリストの有森裕子さんらが14日、県庁を訪れ、西川知事に協力を求めた。都道府県組織は46番目。水泳、陸上、バドミントンなど5競技の選手や家族ら約80人が参加する。
この日夜の鯖江市での認証式に先立ち、有森さんや、県組織の理事長となる納村亮・県心身障害児者福祉団体連合会長らが西川知事と面会。有森さんは「スポーツで知的障害のある選手の可能性を引き出す活動で、20周年を迎えました」と話して支援活動への協力を呼び掛けた。西川知事も「福井では3年後に国体がありますし、輪が広がるといいですね」と応じた。
SOは1968年に米国で生まれ、4年に1度、夏季・冬季の世界大会が開かれる。SO日本は94年の設立で、今週中に茨城県でも47番目の組織が認証されるという。
透かし磁器 技法開発
瀬戸市城屋敷町の稲垣邦雄さん(75)が、磁器に透かしを入れる独自の技法を考案し、量産化のめどをつけた。稲垣さんは「新しい技法を生かして、瀬戸の町をもり立てていきたい」と話している。(竹本吉弘)
稲垣さんは製陶業などに携わってきた関係で、2005年に透かし技法の開発に着手。09年に数種類のサンプルを完成させたが、量産化を目指す段階で病気になり、入退院を繰り返してきた。5年を超す空白を経て、今回、トンボ柄の透かしが入ったカップ30個を完成させ、念願をかなえた。
製品は、透かしにしたい絵柄をあしらった石こうの型に泥と呼ばれる磁器の粘土を流し込む従来の手法で成形する。だが、このままだと、絵柄は内側にへこむ形で表れるが、磁器の厚みは変わらないため、透かしにはならなかった。そこで、稲垣さんは透かし部分だけが薄くなるように工夫することで、光にかざすと透かしがくっきりと浮かび上がるようにした。どんな文字や絵、図柄でも可能という。
石こうの型は、同市京町の型製造業、杉原敬一さん(69)が担当した。
稲垣さんは「どういう絵柄を付けたいのか、アイデアや製品化への意欲のある人にこの技術を伝えたい。できれば瀬戸から製品化したい」と話している。問い合わせは稲垣さん(0561・82・8628)。