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道南いさりび鉄道、国土交通省へ鉄道事業の許可申請
道南いさりび鉄道は27日、鉄道事業法第4条にもとづき、国土交通省へ鉄道事業の許可申請を行ったと発表した。北海道新幹線新青森~新函館北斗間開業にともない、JR北海道から経営分離される江差線五稜郭~木古内間の運営を引き継ぐ。
現行のJR江差線普通列車。おもにキハ40形が使用される
同社は北海道および北海道新幹線並行在来線の沿線市町が出資し、設立された第3セクター鉄道。鉄道施設の保有と旅客列車の運行を行う第一種鉄道事業者として、いわゆる「上下一体」の経営にあたる。五稜郭~木古内間(営業キロ37.8km)は2015年度末の北海道新幹線開業に合わせ、道南いさりび鉄道線として開業予定だ。JR貨物が第二種鉄道事業者となり、鉄道線路を使用して貨物列車を運行する。
今後の予定として、道南いさりび鉄道の本社は今年夏頃に函館市へ移転。上限運賃の認可申請と実際の運賃の届出、列車の運行計画(ダイヤ)の届出などの手続きを経て開業をめざす。
昨年まとめられた経営計画によれば、五稜郭~木古内間は現行の単線・電化設備を引き継ぐものの、旅客列車は採算性を考慮してディーゼル車両での運行となり、JR北海道からキハ40形9両を譲り受けるとのこと。運賃は現行JR運賃の1.3倍程度に値上げ予定だが、多くの利用者が函館駅まで利用する現状も考慮し、JR函館本線との乗継割引の導入が検討されている。
羽生結弦の銀にも中国人女性の愛は深い「私達はずっとあなたを待っている」
羽生選手の一挙一動に中国からも熱い視線が注がれている
中国・上海で3月23日から29日にかけて行われた2015年世界フィギュアスケート選手権大会、注目の的はグランプリファイナルに続く2連覇が期待される羽生結弦選手だった。結果は銀となり、日本人初の大会連覇を逃したものの、開催地・中国では羽生選手を想う中国人女性たちのラブコールは留まることを知らない。
「羽生結弦なら全世界がホームになる」
中国にも羽生選手のファンは多い。哈牛(Ha Niu、発音すると「はにゅう」に近くなる)、Yuzu、柚子など、様々な愛称で呼び、羽生選手を応援している。中国人たちがいかに羽生選手を想っているかは、中国版ツイッター「ウェイボー」でも見てとれる。
「今回彼の試合を見て、本当に彼に実力があると分かった。彼のことは”フェアリー(妖精)”としか形容しようがない。頑張れ! 羽生君すごい! 」「彼の演技は何度も何度も見ているが、何度見ても飽きない」。
今回の会場は中国だ。だがその盛り上がりようは、まるでアウェイではなくホームのような雰囲気だったことが次のコメントからも読み取れる。
「フィギュアの試合なのに羽生君が滑り出したら、まるでコンサート会場みたい。今回の会場は中国だけど、日本の会場みたいな感じなんだろうな。こういうのって羽生結弦だけだよね」「羽生結弦なら全世界がホームになる」。
「全てが次の戦いへの力になる」
2位という成績に対しては、身体を労り、次のシーズンを期待する声が多かった。羽生選手は今期、怪我や病気に見舞われ、万全な情況ではなかったことが惜しまれている。
「万全でない中で、銀を獲得したことは素晴らしい」「次のシーズンは何事もなく順調でありますように」「今期は苦しいシーズンだったけど、羽生君はさらに成長した。私達はずっとあなたを待っている。身体を大事にして、がんばれ! 」「私があなたを好きなのは、負けないからじゃない。負けに甘んじないからだ。あなたに降り注いだ試練、全てが次の戦いへの力になる」。
羽生選手がもたらした感動は国境を越えて伝わり、世界のファンたちが彼の活躍に期待している。
※写真はイメージで本文と関係ありません
ANAがボーイング787-10正式発注
ボーイングは現地時間の3月27日、ANAが787-10ドリームライナー3機を正式発注したことを発表した。787-10を国内の航空会社で導入するのはANAが初めてとなり、787ファミリー全3機種を運航するのもアジア初となる。
ボーイング787-10
ANAは787のローンチカスタマーであり、現在、世界最多の34機の787を受領している。計画では、787-10の初号機の引き渡しは2018年を予定しており、2019年度から2020年度にかけて国内線に導入される。787-10は現在ある同規模の航空機に比べて25~30%程度、効率的になるという。
パリの交通はシンプルでシビア? メトロ・バス活用術–びっくりフランス事情
パリにあるメトロの入り口。デザインも素敵
エッフェル塔に凱旋門、ルーヴル美術館にノートルダム大聖堂と、憧れの観光地がめじろ押しのフランス・パリ。実は東京の山手線の内側とパリ主要部はほぼ同じ面積ということをご存知だろうか。その意外にもこぢんまりしたエリアに、公共交通としてメトロ・バス・トラムの他、パリ近郊電車「RER」、フランス国鉄「SNCF」などの路線がひしめく。乗り鉄でなくともわくわくする。よし、乗りこなしてみようではないか!
パリ市内交通は乗り物共通・均一運賃
パリを中心とした地域圏イル・ド・フランスは、中心部から同心円状にゾーンで区切られ、公共交通の料金は移動ゾーンに応じて設定されている。区切り方はざっくりと大きく、パリは「ゾーン1」。つまり、市内観光なら均一の最低料金で済んでしまう手軽さなのだ。
さらに、メトロはゾーンの制限を受けないので、ゾーン2のヴァンセンヌ城やゾーン3の新凱旋門でも最低料金内となる。しかも、それぞれの交通機関は連携しており、共通の切符やパスで何に乗ってもOK。旅行者もにっこりの極めて単純明快なシステムだ。
基本となる切符は「Ticket t+(チケ)」。大人1枚1.8ユーロ(約230円)、10枚で14.1ユーロ(約1,830円)である。これ1枚で、メトロ・トラム・バス、ゾーン1内のRER、そして、観光客に人気のモンマルトルのケーブルカーにまで乗れる万能切符だ。
「Ticket t+」の画期的なところは、改札してから1時間半の間なら、メトロ/メトロ、メトロ/RER、RER/RER(パリ市内)、バス/バス、バス/トラム、トラム/トラムの乗り換えが同じ切符で可能なこと。あくまで目的地への移動を前提とするものなので、同じ路線での往復や乗り直しができないなどの制限もあるが、知っているとお得な知識である。
その他、一日乗り放題乗車券「Mobilis(モビリス)」や週・月・年単位の乗り放題パス「Navigo(ナヴィゴ)」もある。こちらは、例えばゾーン1~2やゾーン1~3のように、ゾーン区間毎の料金設定をしている。
乗り越し精算はできない!?
メトロはパリ観光で大活躍!(写真は2011年3月時のもの)
さて、要注意なのが郊外に足を延ばす時だ。例えばヴェルサイユ宮殿。パリから簡単に電車一本で行ける場所ながら、その駅はゾーン4。手持ちの切符で乗って目的駅の出口で精算する? ノンノン、出口には精算の窓口はないのだ。
では、車内で車掌から購入する? これもノンだ。時折、検札員が車内を回るのだが、これは無賃乗車を取り締まるため。その場で有効な切符を持っていない限り、情け容赦なく無賃乗車の扱いにされる。罰金は45ユーロ(約5,850円)から。手痛い出費となる。
つまり、フランスには「乗り越し精算」というシステムがないのだ。乗客は出発時に目的駅までの切符を持っていることが基本となる。例えば、ゾーン1~2で使える切符などを持っていたとしても、ゾーン1~4まで有効な切符を購入しなければならない。できるだけ節約したいなら、ゾーン2で途中下車し、ゾーン2からゾーン4まで有効な切符を買うという方法もあるが、その労力の方がもったいないかもしれない。
救世主となるか? 乗り放題パス「Navigo」
前述したように、パリには「Navigo」という乗り放題パスがあるが、実は現時点で唯一「乗り越し精算」ができるのがこの「Navigo」なのだ。正確には「乗り越し事前支払い」である。2013年に「Navigo」に付加された新機能で、これにより出発駅で乗車前に手続きすることで、重複するゾーン分を差し引いた区間の事前支払いができるようになった。乗車前にしておく煩わしさはあるものの、解決の道がようやく開けたと言えよう。
「Navigo」は非接触式ICカードで、イル・ド・フランス居住者が作れる「Navigo」と旅行者でも作れる「Navigo Decouverte(ナヴィゴ・デクヴェルト)」」の2種がある。週・月・年単位に、ゾーンごとに定められた金額をチャージして使う定期券のようなものだ。
「Navigo Decouverte」の料金は、最安かつ最もポピュラーなゾーン1~2・1週間タイプが21.25ユーロ(約2,760円)。これに初回のみ発行手数料5ユーロ(約650円)がかかる。ピッとタッチして何にでも何度でも乗れる万能感が魅力である。
パスの有効期間は、週パスが月曜から日曜まで、月パスは1日から月末まで。つまり、週や月にまたがる任意の期間を選ぶことはできない。複雑さを避けた、何ともシンプルなシステムだ。こうしたところもフランスらしさを味わえるポイントだと考えれば、パリの公共交通、愉快さは尽きない。
※1ユーロ=130円で換算。記事中の価格・情報は2015年3月のもの。写真はイメージで本文とは関係ありません
筆者プロフィール: 岡前 寿子(おかまえ ひさこ)神戸在住の主婦ライター。ご近所の噂話から世界のトレンドまで、守備範囲の広さが身上。渡仏回数は10数回にのぼり、2年弱のパリ在住経験がある。所属する「ベル・エキップ」は、取材、執筆、撮影、翻訳(仏語、英語)、プログラム企画開発を行うライティング・チーム。ニュースリリースやグルメ記事を中心に、月約300本以上の記事を手がける。拠点は東京、大阪、神戸、横浜、茨城、大分にあり拡大中。メンバーによる書籍、ムック、雑誌記事も多数。
大阪府で幸運を振りまいて走るビリケンタクシー発車! 遭遇率は1/200以下!?
大阪タクシー協会は3月26日より、タクシー乗車促進と大阪の活性化を目指して「BILLIKEN(ビリケン)タクシー」の運行を開始した。
タクシーのトップにビリケンが鎮座する
足の裏をなでると幸運が訪れると伝えられるビリケンは、米国の女性芸術家が夢で見た神様がモデルとなっており、通天閣の展望台に鎮座している。ビリケンタクシーは幸運の神様であるビリケンさんをモチーフにしたタクシーであり、2万台以上ある大阪のタクシーの中で、わずか数十台しか運行していない。そのため、「見たら小吉、乗ったら大吉」とも言われている。
タクシーには、高さ約20cmの金色に輝くビリケン像を屋根に取り付け、側面にはビリケンのステッカーがデザインされている。乗車すると乗車記念カードがもられ、カードを集めると豪華賞品もプレゼントされるという。