近鉄、ビスタカー30000系階下席を「ヨットのキャビン風座席」に順次改造

　

　近畿日本鉄道は4月29日から、30000系ビスタカーの階下席をグループ専用席として販売する。同一特急区間を利用する3人～5人グループで1枚の特急券を発行するという。料金は利用人数と同じ。なお、この階下席については近鉄の特急券販売窓口のみで販売し、特急券自動発売機とインターネット予約は利用できないとのこと。

　近鉄特急「ビスタカー」30000系

　また、同日から30000系ビスタカー1編成の階下席をリニューアルして運行する。「デッキ部から階段を下って入るスタイルが船室を連想させることから、ヨットのキャビンをテーマとしたデザインにした」(同社)。扉は設けず、和紙調のガラスを使用したパーテーションを設置し、独立性を高めてグループ客の快適さや楽しさを演出するという。

　改造後の階下席はヨットのキャビンルームをイメージ

　現行のビスタカー中間車の座席表(赤枠がグループ用となる)

　改造階下席列車の運行本数は当面の間、平日が2往復、休日が3往復。運行区間は大阪上本町 – 鳥羽または宇治山田間、大阪難波 – 松阪間。同社によると、30000系の残りの14編成も秋までに改造する予定。なお、改造の有無に限らず、4月29日以降の30000系ビスタカー階下席はすべてグループ用座席として販売する。

毎月15日に限定1室15円の宿泊プラン発売!

　

　仙台ロイヤルパークホテル(宮城・仙台)はこのほど、開業15周年特別プランの一環として、毎月15日に限定1室を15円で提供する宿泊プランを4月から開始すると発表した。提供期間は10月まで。

　「スーペリアツイン」

　同プランでは、1泊通常料金が1室1名利用時2万7,300円、1室2名利用時3万1,500円のスーペリアツインを1室限定15円(税・サービス料込み)で提供する。同部屋は全て南向きで、窓からは英国風庭園の景色を楽しめるほか、独立型シャワーブースが備えられているという。広さは34～37平方メートル、利用可能人数は1～2人。

　同プランの予約は、宿泊日から1カ月前の16日以降のいずれかの日に販売する。なお、販売日の予告は行わず、Webサイトからのみの受付け(先着順)となる。

　このほか同ホテルでは、ロイヤルスイート(1泊通常料金25万円)、プレジデンシャルスイート(同9万4,500円)、エグゼクティブスイート(7万3,500円)のいずれかを、チェックイン時の抽選によって3,900円で提供する宿泊プランを毎月15日に販売するとしている。

開業以来6年ぶり、肥薩おれんじ鉄道にブルートレイン走行

　

　肥薩おれんじ鉄道とJR九州は、ブルートレインを使用したリバイバル寝台特急「はやぶさ」「なは」を運行する。これを記念して肥薩おれんじ鉄道は20日から記念入場券を販売する。肥薩おれんじ鉄道(旧鹿児島本線八代駅 – 川内駅)のブルートレイン走行は6年ぶりという。また、同社は記念乗車券を5年ぶりに発行するとのこと。

　「はやぶさ」「なは」運行記念入場券

　記念乗車券は記念台紙に肥薩おれんじ鉄道の八代駅・水俣駅・阿久根駅・川内駅の硬券タイプの入場券各1枚入りで1セット。価格は640円。数量限定で売り切れ次第販売終了とのこと。販売場所は八代駅・水俣駅・阿久根駅・川内駅。

　なお、リバイバル列車は団体旅行企画として運行され、運行区間は門司港駅 – 鹿児島中央駅。募集はすでに終了しているが、肥薩おれんじ鉄道は運行時刻を公開して見学を呼びかけている。各駅の構内に入場するには入場券(大人160円、こども80円)が必要。運行時刻は以下の通り。

　・3月20日、27日運行「はやぶさ号」八代駅(14:26着14:32発)、肥後高田駅(14:38着14:44発)、佐敷駅(15:10着15:11発)、水俣駅(15:31着16:02発)、出水駅(16:18着16:21発)、阿久根駅(16:40発17:19着)、薩摩高城駅(17:42着17:48発)、川内駅(18:03着18:45発)。

　・3月21日、28日運行「なは号」川内駅(16:42着16:44発)、阿久根駅(17:18着20:12発)、野田郷駅(20:23着20:24発)、出水駅(20:34着20:41発)、米ノ津駅(20:46着20:48発)、上田浦駅(21:33着21:39発)、八代駅(21:58着22:02発)。

ネット応募で「壁紙」「待受画像」もらえる–JR東日本、新型新幹線愛称募集

　

　JR東日本はこのほど、2011年春から東京 – 新青森間を最速で結ぶ新幹線列車の愛称について公募を開始した。同列車は新型高速新幹線車両「E5系」を使用し、最高時速300kmで運転するという。将来的には国内最速の時速320km運転を予定している。

　E5系新幹線車両

　グリーン車客室

　普通車客室

　応募はパソコン・携帯電話の専用応募サイトまたは郵便はがきで受け付けるとのこと。募集期間は3月31日まで。選考基準は「新型高速新幹線車両にふさわしく、かつお客さまにわかりやすい愛称」であること。また、愛称名の決定は応募数によらず、応募作品全体を参考として同社にて選考するという。応募した愛称における一切の権利は同社に帰属する。愛称は5月以降に発表する予定。

　賞品は、決定した愛称の応募者から抽選で100名にE5系をデザインしたオリジナル記念プレートとオリジナルSuicaカード。応募者全員から抽選で500名にオリジナルSuicaカード。なお、パソコンや携帯電話から応募した場合は、E5 系をデザインしたパソコン用「壁紙」または携帯電話用「待受画像」をダウンロードできるとのこと。

ANA、4月14日から航空機内でスターバックスのコーヒーの提供を開始

　

　「スターバックス ヴィア コーヒーエッセンス」

　全日本空輸(以下、ANA)とスターバックス コーヒー ジャパン(以下、スターバックス)は11日、ANAが運航する航空機内等において、コーヒーなどの商品を提供する新サービスを実施することで合意したと発表した。スターバックスが店舗外で商品を継続的に提供するのは今回が初になるという。

　新サービス第1弾として、4月14日からスターバックスが国内全店舗で発売するプレミアムスティックコーヒー「スターバックス ヴィア コーヒーエッセンス」を、ANA国内線の選べる有料サービス「ANA My Choice」のメニューとしてスターバックス店舗と同時に提供を開始する。

　また、4月1日から5月31日までの期間限定で「ANA My Choice」の一部ドリンク(4月14日からスターバックス ヴィア コーヒーエッセンスを含む)を無料、そのほかのメニューもお試し価格で提供するキャンペーンを実施するという。なお、今後の展開は内容が決まり次第、順次発表していくとしている。