仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
西武鉄道、ライオンズ日本一を記念し1日全線乗り降り自由な乗車券を発売
西武鉄道は、埼玉西武ライオンズの日本シリーズ優勝にあわせ、9日夜から記念乗車券の販売を開始した。多摩川線を除く全線が1日乗り降り自由(有効期限は2009年1月31日)となる乗車券で、大人1枚・子供1枚のセットで販売価格は1,000円。小竹向原、元加治、多摩川線各駅を除く西武全駅で販売し、売り切れ次第終了となる。
大人1枚・子供1枚のセットとなる記念乗車券
同社では通常時は1日乗車券を発売しておらず、今回のような記念乗車券の形のみでの提供となっている。最近では9月のリーグ優勝時にも同様の全線1日乗車券が発売されたほか、現在は11月14日の「埼玉県民の日」に埼玉県内の西武線(および西武園駅・西武遊園地駅)のみ有効な「埼玉県民の日 記念1日フリー乗車券」(大人460円・子供230円)が販売されている。
また11月中は、ウォーキングなど同社主催のイベントに参加することでポイントが貯まりPASMOへのチャージが行える「西武沿線ポイントカード」の対象イベントでも、50ポイントの優勝ボーナスポイントを加算する。
今年は、地元密着姿勢の重視を示すため「西武ライオンズ」から「埼玉西武ライオンズ」への球団名変更を行ったことに加え、旧クラウンから西武となった球団創設から30周年にあたる節目の年となっている。西武鉄道のほかにも、伊豆箱根鉄道ではヘッドマーク掲出列車を運転、プリンスホテルでは特別宿泊プランを提供するなど、西武グループを挙げて日本一を記念する各種企画を実施する。
津軽鉄道・古き良き留置車両と駅舎の旅 (1) 手作業のぬくもりの中、ディーゼル車は走る!
「古いと汚いは違う」。これは、津軽鉄道取締役社長・澤田長二郎さんの言葉だ。津軽鉄道の個性を見事に表現している。1930年の開業当時から使われている津軽鉄道の施設や車両は確かに古いが、愛されている。それを象徴するのが、手書きの看板、木造の駅舎、博物館のような留置車両だ。多くの人々が心の故郷とする本州最北の民鉄で、車窓からも楽しめる留置車両と駅舎を紹介する。
乗車前からローカル線ムードを満喫
本州最北の民鉄、津軽鉄道は、津軽半島の付け根にあたる津軽五所川原と十三湖に近い津軽中里間20.7kmを結ぶ非電化の路線である。開業は1930年(昭和5)。津軽五所川原駅は、JR五能線の五所川原駅からの連絡跨線橋で乗り換えができるが、是非とも一旦改札を出て、津軽鉄道の駅舎と改札から入場したい。列車は1日15本ほど(変動あり)。出札口では現役の硬券が売られている。
手作り感あふれる待合室、改札口の様子
次の列車までは1時間ほど時間があったので、少し周囲を歩いた。駅の西側には、ホームの裏側へ行ける踏切がある。踏切の手書きの看板類が、抜けるような津軽の青い空によく似合う。津軽五所川原駅の留置線を遠目に見ると、とても空が広い。さらに駅の裏側に近づくと、草や建物の間から古い車両たちがちらっと見えた。車両というのは、車両基地の公開で間近に見る喜びもあるが、こうやってほんの少しだけ垣間みるのが旅っぽい。
30分ほどあれば十分に散策できる。列車待ちの合間におすすめ
津軽五所川原駅はまるで車両博物館
駅に戻ると、もう乗車する列車が入線していた。津軽鉄道の普通列車は、現在すべて津軽21形式、通称「走れメロス号」。1996年(平成8)と2000年(平成12)に新造された軽快ディーゼル動車である。それまでの津軽鉄道の車両に比べると画期的に新しいスタイルで、デビュー時には「新幹線が来た! 」と言ったおばあさんもいたとのこと。そんなメロスも、使いこまれてよい感じに古びてきた。むき出しの床下機器からは、ダイレクトに機械の音がする。「この大音響、都会じゃ走れないだろうなあ」と思う。
主力列車の「走れメロス号」こと津軽21
キハ22形
先ほど駅の裏から見た列車が、ホームからは間近に見える。冬にはストーブ列車の機関車は車庫の中に、ストーブの付いた客車は留置線に。掲示板のように見えた黒い壁は、木製の貨車だ。真っ黒い車体の除雪機関車キ101は、旧鉄道省の大宮工場製。銘版の文字「鐡道省 大宮工場 昭和8年」が、ホームからも読み取れる。
冬場はストーブ列車の機関車として活躍するDD350形式ディーゼル機関車。昭和30年代の製造
掲示板(?)として余生を過ごす貨車のワム5
タム501は昭和31年製
オハ46。冬場はストーブ列車の客車として活躍する。屋根には小さな煙突が付いている
左は除雪機関車のキ101。1933年(昭和8)製。右はオハ46
発車時刻が近づいてきたので乗車して一息ついていると、JRの車両が来た! JR五能線のキハ40、そしてリゾートしらかみ号のくまげら編成だ。慌ててカメラのズームで追いかける。
JR五能線を走るキハ40、48
JR五能線からのの乗り換え客を乗せて、メロス号は発車した。津軽鉄道の線路は、先ほどの踏切を過ぎJR五能線と別れると、大きく右にカーブして市街地を抜ける。待っているのは、広大な田んぼが広がる津軽平野だ。十川、五農校前と、メロスはのんびり単線の線路を進む。
錦川鉄道に4台目の新型車両「きらめき号」が登場
NT-3004「きらめき」号
錦川鉄道(山口・岩国)はこのほど、新型気動車「きらめき号」の運行を開始した。同車両は同社が2007年から導入しているNT-3000形の4台目で、旧型車よりも車体長が2m長い18mタイプとなり、車体は黄色で側面にはホタルが描かれている。座席は扉付近がロングシート、中央がクロスシートのセミクロスシートで、トイレを装備しているとのこと。同車両と入れ替えで旧型車がすべて引退したため、同社の車両はすべて新型車となった。
NT-3000形は新潟トランシスが製造した。4台の塗色はすべて異なり、2007年に導入したNT-3001形「せせらぎ号」は清流をイメージしたブルーで側面には鮎が描かれている。2008年に導入したNT-3002形「ひだまり号」は桜をイメージしたピンクで側面には桜が描かれ、同時に導入されたNT-3003形「こもれび号」は森林をイメージしたピンクで側面にはカワセミが描かれているという。
「きらめき」号の車体にはホタルが描かれた
錦川鉄道は旧国鉄岩日線を継承した第三セクターの鉄道会社。同社の錦川清流線はJR岩徳線の川西を起点とし、山口県岩国市北部の錦町駅までの32.7kmを運行する。運行本数は1日11往復。すべての列車がJR岩徳線に乗り入れて、JR岩国駅を発着する。
地下鉄直通ロマンスカー「MSE」がBトレインショーティーに
小田急電鉄は14日、最新型ロマンスカー「MSE」の鉄道模型「Bトレインショーティー ロマンスカー・MSE」を発売する。接着剤不要の塗装済み組み立てキットで、特徴的な「フェルメールブルー」の車体色を忠実に再現したという。同製品はバンダイの協力を得て模型化したもので、小田急ロマンスカーシリーズとしては7作目。パッケージは5両編成で、流線型の先頭車と貫通扉付き先頭車も含まれる。価格は2,800円。
Bトレインショーティー ロマンスカー・MSE
Bトレインショーティーは、車両の長さをショートカットしたマスコットモデルで、縮尺はNゲージ鉄道模型と同じ150分の1。別売りの動力パーツを組み込むことで、Nゲージ規格の線路上を電動走行することが可能となる。発売場所は小田急線各駅売店のほか、小田急グッズショップ「TRAINS」、インターネットショップ「オンライントレインズ」、小田急百貨店(新宿店・町田店・藤沢店)玩具売り場、小田急ロマンスカー車内(ロマンスカーアテンダントが乗車する列車のみ)。
なお、MSEは小田急電鉄が東京メトロ乗り入れる列車のために開発した最新型ロマンスカー。東京メトロ千代田線方面と本厚木・唐木田間を結ぶビジネス特急「メトロホームウェイ」として、休日は北千住~箱根湯本間などを結ぶ観光特急「メトロはこね」「メトロさがみ」、東京メトロ有楽町線新木場と本厚木を結ぶ臨時特急「ベイリゾート」として活躍しているとのことだ。
もっとおトクに! 賢い鉄道旅行術 (2) 乗車券は一筆書きで購入すべし
前回は「遠くへ行くなら普通乗車券より安いきっぷを使おう」というテーマで、往復割引乗車券、周遊きっぷを簡単に紹介した。往復割引乗車券は片道600km以上の駅が対象だ。周遊きっぷは「片道200km以上で、ゾーンが設定されている地域」が対象である。これらの対象にならない駅は普通乗車券を使う。しかし、工夫次第で普通乗車券も安くできる。今回のテーマは”普通乗車券は一筆書きがおトク”だ。
東京から仙台へ向かう場合、もっとも素直な方法は東北新幹線だ。東京 – 仙台間の乗車券は5,780円。新幹線特急券は4,810円。合計1万590円だ。往復する場合は2万1,180円となる。東京 – 仙台間は351.8kmだから、片道600km以上の往復割引は適用できない。
行きは東北新幹線
帰りは常磐線
しかし、一筆書きのようにきっぷを買うと安くなる。行きを東北新幹線、帰りを常磐線経由にして、東京都区内 – (東北新幹線) – 仙台 – (常磐線) – 東京都区内という片道きっぷを作る方法だ。きっぷの距離は718.3kmで、乗車券は9,870円となる。行きの新幹線特急券は4,810円、帰りの常磐線特急スーパーひたちの特急料金が3,030円。合計は1万7,710円だ。新幹線で往復するよりも3,470円も安くなった。もちろん逆回りも可能である。仙台行きのきっぷではないので、仙台で降りるときはきっぷを渡さず、改札口で「途中下車します」と申告する。きっぷは東京に戻るまで使うので大切に保管しておこう。
この安いルートの難点は所要時間だ。新幹線は約1時間40分で到達するが、常磐線は約4時間10分もかかる。また、常磐線特急「スーパーひたち」のうち、上野と仙台を直通する列車は1日あたり3往復だけで、日程の選択肢も少ない。それでも3,470円の差額は魅力的である。「どうせ帰りの電車は夜だから、ビールを飲んで寝ちゃおう」という人なら、新幹線より「スーパーひたち」のほうが長く眠れるだろう(笑)。鉄道旅行ファンとしては「行きと帰りで違うルートを通ったほうが楽しい」といえそうだ。ただし、有効期間には注意したい。このきっぷの有効期間は5日間だから、仙台に1週間滞在したい場合は期限切れになってしまう。
ちなみに、在来線を使うと安い。それなら……と、往復とも常磐線を使って計算すると、一筆書きよりも高くなってしまう。片道乗車券が6,090円、特急料金が3,030円、合計9,120円。往復の合計は1万8,240円だ。やはり、往復よりも一筆書きのほうがトクだ。
秘密は遠距離逓減制度にあり
どうしてこうなるかというと、実はJRの運賃制度が「長距離になるほどキロ単価が安くなる」という仕組みになっているからだ。これを遠距離逓減制度という。JR東日本の運賃表によると、1~3kmの運賃は140円だ。いわゆる初乗り運賃である。3km乗ったとすれば1kmあたり46円66銭です。次の段階は4~6kmで180円。6km乗ったとして1kmあたり30円になる。さらに先を見ていくと、60kmは950円で1kmあたり15円83銭だ。単価が半分以下になっている。600kmの場合は9,030円で1kmあたり15円5銭。このように、乗車券は距離が長くなるほど単価が安くなる。300kmのきっぷ2枚で往復するよりも、600kmのきっぷ1枚で済ませるほうが安くなっているわけだ。要するに、「一筆書ききっぷを使うと安くなることがある」。これを頭の片隅に入れておいてほしい。
ちなみに、東京 – 仙台間を往復する場合は、周遊きっぷ「山寺・松島ゾーン」も使える。乗車券は片道4,620円、往復9,240円。ゾーン券が3,300円。特急券が往復で9,620円、総額は2万2,160円。新幹線の往復よりも高くなってしまう。ただし、ゾーン券の範囲に松島や山形、新庄なども含まれるので行程によってはおトクだといえよう。
また、旅程が土日の日帰りの場合は「土・日きっぷ」のほうが安くなる。土・日きっぷは土曜日と日曜日に限り、JR東日本の南側エリアが乗り放題になるきっぷだ。料金は大人1万8,000円。中学生以上9,000円。小児3,000円とになっていた。新幹線も含めて普通車指定席を4回利用できる。土・日きっぷの詳細はこちら。
さらに、JR東日本のインターネット会員制度「えきねっと」の会員には、期間限定、列車指定の割引制度「やまびこトクだ値」がある。前回の販売期間は7月から9月まで、片道の乗車券と特急券のセットが7,260円から。往復ともこの切符を使うと1万4,520円。制限があるとはいえ、これが一番安いきっぷだといえそう。
東京 – 仙台間の比較