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九州新幹線に新しい「つばめ」
九州旅客鉄道(以下、JR九州)は17日、九州新幹線用の「新800系電車」を導入すると発表した。在来の800系電車のデザインを進化させて、「先端技術から生まれた素材と今まで培われてきた素材と職人の技を組み合わせ、ユニバーサルデザインとエコデザインを充実させる」(同社)とのこと。同社は2011年の九州新幹線鹿児島ルート全線開業に向け、同車両を6両編成で3本製造し、2009年度から2010年度までに投入する予定だ。
世界初の金箔貼り客室妻板
荷棚や窓台には木を使用
内装は、鉄道車両としては世界で初めて客室妻壁に金箔を貼るほか、漆、博多織、彫刻、沈金など、日本の伝統工芸を採用するという。荷棚の下側や窓台には木を使い、電話室を仕切る暖簾には久留米絣(かすり)を採用するという。車内には授乳などに利用できる多目的室を設置するほか、客室中央に文字ニュースなどの表示器を設置する。
編成全体の平面図。各車両ごとに妻板やシートの柄が異なる
外装は先頭車のヘッドライトに三次局面で凸型のライトカバーを装着し、「かわいい目にします」(同社)。ライトカバーは、鉄道車両としては世界で初めての採用になるとのことだ。
先頭車両のライト部分に透明なカバーを取り付けてふくらみを持たせた。右は等高線で示した図。ライト部分が凸型に盛り上がっている。在来の800系は車体の曲面と同一
西武鉄道の「新春! 大福きっぷ」
西武鉄道は30日から2009年1月11日まで、新春企画乗車券「新春! 大福きっぷ」を販売する。切符の有効期間は2009年1月1日~12日。発売金額は大人800円、小児400円。8,800枚限定で、売り切れ次第販売終了となる。
新春!大福きっぷ
同切符は有効期間中の任意の日に、西武線内の異なる2駅を往復できる。「例えば所沢駅の利用者が、元旦に初詣のため西武秩父を往復、3日に西武新宿を往復してデパートの福袋を買いに行くと、通常ならそれぞれの大人往復運賃は1,020円、660円で合計1,680円となる。同切符は800円のため、880円もおトク」(同社)。また、同切符の提示により、沿線の遊園地、ボウリング場、レストランなどで割引特典なども受けられるという。特典の有効期間は1月31日までとなっている。
切符の券面
切符の作り方
きっぷは台紙とシールのセットで販売され、利用者が自分で行き先駅を選んで切符を作る”福わらい式”。まず発駅を選んで台紙所定の場所に駅名シールを貼り、1回目の着駅シールと使用日シールを貼って完成。2回目も同様に着駅シールと使用日シールを貼る。「使い方によっては通常の切符より高くなってしまいますので気をつけて」(同社)。切符の使い方、割引特典を受けられる店など詳しくはこちら。
西武鉄道の新春沿線スポット
鉄道の行く末を担う「鉄男・鉄子」の育成?
ここ数年、空前の鉄道ブームである。もちろん、さまざま形で鉄道を趣味として楽しむ人々はずっと昔から多くいたわけだが、近年の特徴としては、女性などこれまでとは明らかに違う層を巻き込んだ流行になっていることが挙げられる。
また、10・11月は各地で鉄道に関する催しが数多く開催される時期。探してみれば、ほとんどすべての週末に全国どこかで何かしらの鉄道イベントが行われている。いずれも、この鉄道ブームを受けて盛況となっているようだ。
先月、東京・日比谷公園で開催された「第15回鉄道フェスティバル」もそのひとつで、全国の50社を超える鉄道事業者・関係企業が出展、多くの来場者を集めた。その中で今回、国土交通省の企画として新たに投入された試みが「鉄男・鉄子、みなさんの部屋」である。鉄道をより多くの人に愛してもらうべく、鉄道の魅力の再発見につながるエピソードを広く一般募集したものだが、官庁の手がける企画のタイトルとして「鉄男」「鉄子」などという言葉が使われるのはかなりぶっ飛んだ印象だ。その背景にはどんな思いがあったのか。
毎年行われている「鉄道のある風景写真コンテスト」(左)などに加えて、今年新たな試みとして投入された「鉄男・鉄子、みなさんの部屋」
プロに学べ! 鉄道写真の撮り方 (8) 初めての雪中鉄道撮影その1-雪にオートは通用しない
真冬に挑戦したいのが雪の鉄道写真。しかしその露出は難しく、鉄道写真の場合にはシャッタースピードの制約も加わる。更に、寒さの中での試し撮りとモニター確認、列車待ちは、驚くほどバッテリーと体力を消費する。今回は雪の中での撮影の基本について、真島満秀写真事務所所属で雪国出身でもある笠原良さんにうかがった。
雪の持つ”明るさ”を理解し、経験を積む!
雪を白く美しく撮影するポイントは、露出である。基本は「同じ景色、光線で雪がない場合より絞る」ことである。そして鉄道写真の場合、露出は被写体ブレしないシャッタースピードを決めた後、”絞り”で調整することになる。
豪雪地帯として知られる山形県の陸羽西線で撮影
上の写真は、日没直前にシャッタースピード250分の1という鉄道撮影としてはギリギリの数値(通常は500分の1以上)で撮影された。絞りは選択の余地なく開放のF2.8。走行中の列車を撮る数値としては例外的だが、何シーズンも雪にチャレンジしてきた笠原さんは「イケる! 」と思ったそうだ。
笠原さんが、雪と列車の撮影の難しさと楽しさに気づいたのは学生時代。実家がある富山のお立ち台(有名撮影地)で、「雷鳥」号をリバーサルフイルムで撮影したときのこと。「それまで、カメラの”オート”という機能をすっかり信用していたんですが、大失敗したんです」。その写真は、雪が暗いグレーになってしまったのだ。「”オート”の機能が雪を明るい光源と判断して、必要以上に”絞り”を絞ってしまい、雪が暗い色になってしまったんですよ」。
これがきっかけで”オート”と決別した笠原さん。マニュアルで試行錯誤するうち、雪や空、構図の条件がいいと、薄暗い時間帯でもかなり明るく撮れることに気が付いた。それを利用したのが先ほどの写真なのだ。
「今でも雪を撮影するときには、仕上がりを予想できない楽しさがあります。プロはそれじゃいけないのかもしれないけど……」。
笠原さんが少し言い淀んだ意味を解説しよう。真島写真事務所は、フイルムカメラで撮影する技術と緊張感を重んじていて、無駄撮りを嫌う。シャッターを押す前に完璧な仕上がりを予想するのは、暗黙の約束なのだ。厳しい!
先ほどの1本後の列車。雪がないとどれほどの暗さになるか、想像してみよう
雪こそ、ネガフイルムの出番!
我々素人は、無駄撮りもいっこうに構わない。デジタルならば試し撮りをして、調整すればいいと笠原さんは言う。そうなると必要なのが、防寒とバッテリー。下のイラストを参考に準備して欲しい。
「まあ、雪の色をきれいに撮るのに一番いいのは、ネガフイルムで撮って、焼きで調整することですね」と笠原さん。フイルムカメラをお持ちの方は、是非積極的に使い分けて欲しい。ちなみに、「青春18きっぷ」のポスター写真も、ネガフイルムで撮影されている。新しい技術に踊らされずに、写真の原点ともいえるネガをお忘れなく。
ネガフイルムで撮影した成功例
筆者撮影。カメラは20年以上愛用している単焦点で、ノーブランドのコンパクトカメラ。プリントは普通の”同時プリント”。たまたま行ったローカル線にドカ雪が降った。デジカメも持っていたが、あえてネガで撮った自分のセンスの勝利だ! 自画自賛失礼(笑)。
各国のクリスマスムードを満喫
クリスマスシーズン真っ盛りの今日この頃。街には、いたるところにクリスマスツリーやイルミネーションがキラキラ光っていて、知らず知らずにうちに気分が高揚してしまうのは私だけではないはず! さて今回は、そんな気分をさらに盛り上げてくれるおすすめスポット、横浜市にある「山手西洋館」を紹介しよう。
山手西洋館とは、横浜市山手地区に点在する異国情緒たっぷりの建物。関東にいながらにして、プチ旅気分が味わいつつ、かわいい建物や外国の家具、小物などを間近で撮影できるので、女子の心をくすぐる。しかも、今の時期には各国をテーマに飾りつけも一新。それぞれ趣向を凝らした外国のクリスマス(詳細はこちら)を味わえるのだ。今回は、その中からいくつかの洋館を実際に巡ってみた。
山手イタリア山庭園で2つの洋館に出会う
JR石川町駅を降りて大丸谷坂の先に見えてくるのが、「ブラフ18番館」。ここでは、大正末期~昭和初期に建設された外国人住宅(1993年に移築復元)で当時の生活を再現している。グリーンを基調にした部屋には、ホワイトベースのクリスマスらしい飾りつけがぴったり。なんでも、今回はオランダのアットホームなクリスマスを表現しているのだそうだ。ちなみに、アンティークピアノも設置してあり、不定期でサロンコンサートも開かれている。
グリーンがアクセントとなっているメルヘンチックな「ブラフ18番館」
館内には、クリスマスツリーなどが飾られている
そして「ブラフ18番館」の隣にあるのが、「外交官の家」。明治政府時の外交官・内田定槌氏の邸宅として、1910年に東京・渋谷区に建てられた、塔屋が印象的な建築物だ(1997年に移築)。中は茶系で統一されていて、設計者がアメリカ人で、1900年代のアメリカをテーマとしたあたたかな雰囲気の作りとなっている。まるで、童話の中に入り込んでしまったようだ。食卓には赤をメインとして食器や花が並んでおり、暖炉などに靴下をつるしてある演出がこころにくい。キュートな小物も随所に飾られているので、見落とさないで。
国の重要文化財にも指定されている「外交官の家」
女の子なら誰でも一度は憧れる!? 暖炉には、小さな靴下が揺れる
食卓は、赤をベースとした豪華な演出
スパニッシュなクリスマスに感動!
続いて、山手本通りを港の見える丘公園方面に歩いて「ベーリック・ホール」に到着。ここは、イギリス人貿易商の邸宅(旧ベリック邸)として昭和初期に建築されたで、600坪の敷地をもつ同邸は、現存する戦前の山手外国人住宅の中では最大規模の建物となる。
戦前の西洋館としても注目されているベーリック・ホール
思わず目を奪われる斬新な飾りとなっている
ベーリック・ホールは、山手111番館などの設計者のアメリカ人建築家J.H.モーガンによるもので、スパニッシュスタイルを基調。今回は、祝祭のスペインをテーマに一味違った雰囲気を演出。入ってすぐ左右には、対照的な赤と青のキリストをイメージした幻想的な世界が広がる。そして鮮やかな色の先には、聖母マリアの姿が。ただ華やかなだけではなく、厳かな雰囲気を味わえる。また2階には、おしゃれなバスルームや子ども部屋などもあり、洋館でのクリスマス……を求める人にはぴったりの場所だろう。
先に進むと、今度は「エリスマン邸」が見えてくる。これは、「現代建築の父」と呼ばれた建築家A.レーモンドが設計したものとなる(1990年に移築復元)。ここでは、オーストリアのアットホームなクリスマスを表現。インテリアも凝っていて、思わず「こんなところで暮らしてみたい」と想像してしまうくらい、ノスタルジックですてきなデザインだ。個人的には、いかにも外国らしい楽譜入れに飾られているサンタさんがお気に入り! また、カメラ好きではなさそうな普通の人が、携帯電話などでパシャリと撮影していく姿も印象的だった。
(左)ベーリック・ホールのすぐ近くにある「エリスマン邸」(上)小さなサンタさんが、ひょっこり隠れているかも!?
また、エリスマン邸の斜め向かい側にあるのが「山手234番館」だ。これは、昭和初期に設計された外国人向けの共同住宅(アパートメントハウス)。ヨーロッパの別荘のような雰囲気だが、中は以外にも南アフリカ共和国のクリスマス仕様に変身していた。一見、どこがアフリカチックなのか分からないが、よく見ると食卓を国花「プロテア」を置いて”ゼブラ”を表現したデザインにしたり、ビーズのオーナメントを飾ったりと、趣向を凝らしている。クリスマスというと冬のイメージだが、南半球の「真夏のクリスマス」を表現した同館では、また違った異国の雰囲気が楽しめる。
(上)モダンなヨーロッパ風建物である「山手234番館」(右)プロテアの花がさらに華やかさを表現する
気分はパリジェンヌ!? の洋館も登場
港の見える丘公園にたどり着くと、すぐに「横浜市イギリス館」が見える。これは、1937年の設計で、当時としてはかなりモダンにデザインされている。もともとは、英国総領事公邸として作られたものだ。館内は、イギリスのホームパーティーを連想させるポップな飾りつけで統一している。「ぜひ家のインテリアに取り入れたい」と思う人も多いのでは? 館内は日当たりもよいので、きれいな1枚が撮影できるだろう。
(右)当時としては近代的な建物だった「横浜市イギリス館」(上)これからパーティーが始まりそうな館内を、楽しみながら見学
続いて歩いていくと、大正時代に建てられた「山手111番館」にたどり着く。赤レンガと白い壁が、いかにも”西洋館”といった感じだ。中は、フランスのクリスマスをテーマにアンティークとポップな小物を融合。優美なダイニングもあれば、キュートな雑貨がおしゃれにレイアウトされている部屋もあっておもしろい。現在、地階部分は喫茶スペースとなっている。
港の見える丘公園沿いを歩くと見えてくる「山手111番館」
アンティークっぽいインテリアは、撮影したいものがたくさん!
ライトアップした「山手111番館」
夜は、イルミネーションも楽しめる!
山手西洋館は、夜になるとそれぞれの建物でイルミネーションの明かりが美しく灯る。今月23日まで19時まで開館するので、ゆっくりとライトアップが楽しめるだろう。さらに、22日・23日には、イタリア山庭園にて1,000本のキャンドルを灯すイベントも開催する。夜の撮影も、ロマンチックでおすすめだ。この機会に、異国情緒を味わいに足を運んでみてはどうだろうか。「山手西洋館 世界のクリスマス2008」は12月25日まで。