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エルミタージュ美術館を極めるチャンス! サンクトペテルブルク7日間の旅
H.I.S.は28日より、「エルミタージュ美術館を極める! サンクトぺテルブルク7日間」ツアーを発売する。日露国際交流事業の一環として開催される「エルミタージュ 日露国際芸術祭」を記念したツアーとなる。出発日は10月4日、料金は1名358,000~458,000円(2名1室利用時の場合。ホテルのランクにより料金が変わる)となっている。最少催行人員は150名とし、申し込みは8月30日で締め切る。
エルミタージュ 日露国際芸術祭は日本とロシアの文化交流を目的として、国立エルミタージュ美術館を中心にサンクトぺテルブルク市で開催される芸術祭。両国の文化人などと協力し、オーケストラ、ロシア伝統楽器アンサンブル、琵琶、箏、バラライカなどの演奏やパフォーマンスが行われる。
エルミタージュ美術館内イメージ
ツアーには、エルミタージュ美術館見学のほか、マリインスキー歌劇場ソリストによるロシア・オペラアリアの鑑賞や琵琶奏者の上原まり氏のコンサートなど様々なイベントを盛り込んでいる。またロシア貴族の宮殿「ユスプフ宮殿」にて開催される記念パーティーにも参加できる。
オーケストラ演奏イメージ
鉄道マニア必見!? 世界の最北端と最南端を訪れる鉄道の旅
JTBは20日より、世界最北端と最南端にある駅を一つのツアーで訪ねるという世界横断の旅「世界最北端/最南端を訪ねる世界横断の旅」を発売する。ツアー日程は7月20日から8月2日までの14日間。料金は1,480,000円(2名1室利用の場合)となっている。最少催行人員は10人。
同ツアーでは、ノルウェーの世界最北端と言われているノルウェー国境にあるニケリ―ムルマンスキー駅にトロムセから空路、鉄道、バスを利用し北上する。また北欧の誇る特急列車「ノルドピレン」乗車も予定している。一方、世界最南端の「世界の果て」駅には、フランクフルト経由でアルゼンチンに入り、観光列車で「国立公園」駅から乗車し、到着するという。
全行程には、JTBパブリッシング刊行の『にっぽん列島旅行鉄道紀行』にて連載をしているを今尾恵介氏が同行する。その他、ブエノスアイレスの地下鉄として使われている丸の内線旧型電車への乗車体験などが企画されている。
巡礼の旅で団塊世代からの自分探し! 世界遺産「サンチャゴ巡礼の道14日間」
近畿日本ツーリストは、国立民族学博物館友の会の発足30周年記念特別企画として「サンチャゴ巡礼の道14日間」を発表した。出発は6月13日、料金は643,000円。関西空港より出発する。
国立民族学博物館では6月5日まで「聖地・巡礼-自分探しの旅へ-」を開催中。今回のツアーでは同展示会の中で取り上げられている「サンチャゴ巡礼の道」にスポットを当てる。「サンチャゴ巡礼の道」は巡礼最後の地であるサンチャゴ・デ・コンポステラを目指し、ヨーロッパ各地から巡礼者が後を絶たない。1993年に世界遺産として登録されている。
ツアーには、人類学者や民族学研究者も同行するほか、巡礼者ミッシェル・ラヴェドリン氏も途中から巡礼に参加する。また”奇跡の泉”のある聖地ルルドでの荘厳なローソク行列の見学や修道院などの建造物を改築した宿泊施設”パラドール”への宿泊を予定している。
東京から一時間の田舎暮らし! 「湘南番外地スローライフ」 (6) 野生バナナたちの住処をのぞいてみる
いつのまにか町に住みついたバナナ軍団
二宮町を縦断するように流れる葛川のほとりに、なぜか野生のバナナが生い茂るエリアがある。近所のおじいさんの話によると、もう10年以上前から生えているらしい。「どこかから種が飛んできたのかねえ。気付いた時にはもう2、3本あったんだよ」と、おじいさんは言う。いまや大小30本前後のバナナが小径の両側にずらりと並び、トンネルをつくりだしている。
この界隈に足を踏み入れると、亜熱帯空間にトリップしたような気分に
ここは、葛川沿いに設けられた遊歩道の一郭。今の季節はあまり目立たないが、遊歩道の端から端まで約400mに渡って桜の木が連なり、春の花景色は息をのむほどの美しさだ。
ぼくが自分の町にバナナの木があることを知ったのは、去年のことだった。バナナ製造・販売会社「チキータ」のブログで、バナナに関する記事を書いていて、「このあたりは冬でも温暖な気候だし、探せばバナナの木があるかもしれない」と、ふと思いついたのがキッカケだった。そして「ご近所バナナを探せ!」という企画を立ち上げ、町のあちこちを歩いてみた、というわけだ。
家からすぐの路地裏で、ご近所バナナ第1号を発見し、調子にのって町の北部まで遠征してみたところ、この野生バナナ軍団と遭遇した。ご近所バナナと呼ぶにはスケールが大きく、しかも水や栄養を誰にも貰っていないところが、何となくアウトローっぽい雰囲気だったので、野良ネコならぬ野良バナナと命名。それから半年、ときどき遊歩道へ出かけては、野良バナナたちの様子を見守ってきた。
せっかく果実までつけたのに…
先週、近くを通りかかった時に車の中からチェックしたら、1本の野良バナナに苞(ほう=バナナの小さな花々を包んで保護するつぼみ状の葉)と果実がついていた。去年は結局、台風で実が落ちてしまったり、カラスに食べられたりして、完熟状態の野良バナナをほとんど見ることができなかったので、「今年は春から立派な完熟バナナが見られるかもしれない!」なんてひそかに喜んでいた。
苞の皮が一枚めくれあがり、その根本に並んだ花々が育って次の果実となる
しかし……今週早々にのぞいてみると、その果実をつけたバナナは、なんと根本からポッキリ折れてしまっていた。まだ倒れてからそれほど時間が経っていないらしく、苞も緑色の小さな果実も、まだ全然しおれていない。バナナは木ではなく草の一種であり、地下深くまで根を張らないので、強風が吹くと意外なほどあっけなく倒れてしまう。今回の悲劇を起こした犯人も、おそらく風に違いない。
今回倒れてしまったバナナは、高さ3m以上にも達していた
倒れたバナナの先端に付いている苞は、ラグビーボールのような大きさだった。その付け根にびっしりと放射状に並んだ果実が、鮮やかな緑色に輝いている。ちなみにバナナ業界では、放射状のリングを「ハンド(手)」、そこに付いているひとつひとつの果実を「フィンガー(指)」と呼ぶ。このまだ幼い緑色のフィンガーは、さしずめ小指といったところか。
よく見ると、苞のめくれあがったところに、次世代のハンドとなる黄色い花々が育っていた。苞が1枚めくれる度に、こうして新たなハンドが生まれ、ハンドの数が増えるほど、苞は小さくなっていく。ひとつのハンドは20本前後のフィンガーからなり、これを3つくらいに切り分けたものが、スーパーや青果店で売られているということだ。
果実の周辺には、苞の中の花から滲み出た透明な蜜が付いていた。そこにたかるアリを振り払い、小指サイズのバナナを5本もらっていくことにする。倒れたバナナを助けることはできないが、せめてもの供養に、小さな果実をじっくり観察してみよう。
小指のようなサイズでも、形はすでにしっかりバナナ
とりあえずなめてみた、食べてみた
自宅に持ち帰って、まずは果実にベタベタ付着していた花の蜜をなめてみた。かなり甘い。これに群がっていたアリの気持ちがとてもよくわかる。そして、ちょっぴり苦い。キャラメリーゼしたメイプルシロップみたいだ。ある意味、オトナの味わいだ。もうなめることはないと思うけど。
つづいて、果実の中身。包丁でまわりの皮を切り落とし、やわらかそうなところをかじってみる。口の中にほんのりと漂う青い香り……なるほど、たしかにバナナだった。想像以上にバナナだった。
あの花の蜜は、果実の中には含まれていないようで、こちらは甘味ゼロ。アジアや中南米などで食べられている調理用バナナに似ている。ということは、皮をむいてから炒めたり揚げたりすればいいのかもしれないが、調理するには、あまりにも小さすぎる。
包丁で切るとオクラのような断面が出現。3つに分かれた部屋の中に胚珠がある
皮を剥いて中身を観察。胚珠のツブツブ感がいかにも種っぽい雰囲気
結局、5本とも生でポリポリ食べてしまってから、どうせなら苞も持ち帰ればよかったなあ、と後悔。よく旅に出かけるタイで、バナナの苞が野菜として食べられていることを思い出したからだ。
苞は、ほろ苦くてさわやかな味わい。生のままサラダにしたり、カレーや野菜の炒めものに加えたりするほか、細かく刻んだものは、パッタイという焼きそばの薬味としても定番だ。首都バンコクにある超高級ホテルのビュッフェなどでも、パッタイの脇には必ずこれが用意されているから、日本の焼きそばや牛丼における紅ショウガのような存在なのだろう。
ちなみに、バナナの太い幹のような部分は、実は葉がグルグルと何重にも丸まって重なってバウムクーヘンのごとく形成されたもので、植物学的には幹でも茎でもなく「偽茎」というそうだ。
ならば、バナナの本物の茎はどこにあるのか、と言えば、地面の下。つまり、地上の葉や苞に何かが起きても、本体は地下に隠れているので、いくらでも再生できるというわけ。だから、バナナがどれほど倒れても悲観することはない。しばらくたてば、きっとまた新しい偽茎がスクスクと育っているはずだ。
今年こそ、立派な完熟姿を見せてください野良バナナ様。そして、1本だけでもいいから……。
これぞ贅沢な日本の夏! 「6つ星」ホテルで純米大吟醸と江戸切子を味わう
マンダリン オリエンタル 東京は28日、7月1日~8月31日まで日本の夏を堪能する宿泊プラン「MO センス・オブ・ニッポン」を発売することを発表した。料金は1室2名利用時の平日が65,000円、休前日料金が74,000円となり、80組限定で提供をする。
マンダリン オリエンタル 東京「デラックスルーム」
同プランは50平方メートルデラックスルーム(ツインタイプもしくはキングタイプ)を用意。プラン特典として、福島県の銘酒と言われる「奥の松」の純米大吟醸1本(720ml)を提供する。大吟醸を味わう盃は、同ホテルの扇のロゴがあしらわれた手作りの江戸切子(桐箱、風呂敷付き)。その他、アニメティとして浴衣の老舗「竺仙」の浴衣生地が張られた江戸団扇を宿泊者にプレゼントをする。江戸団扇は扇子・団扇の老舗といわれる「伊場仙」のものとなる。
「MO センス・オブ・ニッポン」特典の純米大吟醸冷酒、江戸切子盃、江戸団扇
またオプションとして、「竺仙」製マンダリン オリエンタル 東京オリジナルの高級浴衣を販売する。価格は47,000円となっている。
マンダリン オリエンタル 東京は2005年12月2日に開業。2006年にアメリカン・アカデミー・オブ・ホスピタリティー・サイエンスより世界初の「6つ星」を取得している。38階建ての日本橋三井タワー高層階(30階~36階)に全客室があるため、東京の眺望を眼下に見渡すことができる。ゲストルームは全179室としている。