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フォートラベル、サイトリニューアルで宿泊エリアの相場料金を表示可能に
フォートラベルは5日、自社が運営するウェブサイト「旅行のクチコミサイト フォートラベル」の海外ホテル検索ページにおいて新機能を追加した。
この海外ホテル検索ページでは、宿泊したいホテルの予約可能なサイトを検索・比較できるサービスを展開している。今回のリニューアルでは、希望するエリアや宿泊日にあわせて、宿泊料金の相場がグラフで表示されるようになった。また複数の予約サイトを横断検索して、同サイト内での一覧表示を可能にした。これにより、各サイトにアクセスして料金プランを確認する必要がなくなるとしている。現在対応している旅行予約サイトは2社のみだが、今後はさらに増やしていく予定。その他、月ごとに「ファミリー向け」などテーマを決めたホテル特集も掲載していく。
国内宿泊検索ページ。右上に宿泊エリアの相場グラフが表示されている
また同社では、5月31日に国内ホテル検索ページをリニューアルしており、今後も旅行サービスの充実やサービスの拡充を図るとしている。
大人の休日は豪華寝台特急で
クラブツーリズムと東日本旅客鉄道は26日の9時30分から、通常ダイヤでは運転されない豪華車両「夢空間」での宿泊・食事が体験できる「夢空間・北斗星トレインクルーズ」を発売する。販売はクラブツーリズムの旅行予約センターならびに、JR東日本「大人の休日倶楽部」にて実施。旅行代金は各人250,000円(B寝台個室利用)~500,000円(エクセレントスイート寝台個室利用)となっている。
通常ダイヤでは運転されない豪華車両「夢空間」
今回のツアーでは、通常ダイヤでは運転されない豪華車両「夢空間」を、北海道への寝台特急「北斗星」号に連結して運転。「夢空間」のダイニングカーにて特別メニュー(和・洋各1回)を提供するほか、全てのツアー参加者に寝台個室を用意するという。
日程は5泊6日の予定(うち車中泊は2日)。行きは上野駅を出発後、上越線・羽越線経由で札幌に向かう。札幌に到着後はバスにて、旭山動物園や世界遺産に指定された知床などを巡る。宿泊地は2008年のサミット会場に決定したザ・ウィンザーホテル洞爺のジュニアスイートルームや阿寒湖温泉あかん遊久の里・鶴雅など。帰りは常磐線経由で上野駅に戻る。なお、往路・復路ともに北斗星号(東北本線)の通常ルートではないスペシャルルートとなっているという。
豪華車両「夢空間」内で食事や宿泊ができる
2008年のサミット会場に決定したザ・ウィンザーホテル洞爺のジュニアスイートルームに宿泊も
夢空間・北斗星トレインクルーズの募集人数は各回70人限定。クラブツーリズムの旅行予約センターならびに、JR東日本「大人の休日倶楽部」にて販売する。ただし、ツアー参加は「大人の休日倶楽部」および倶楽部ツーリズムの会員限定としている。
ツアー行程
19時30分上野発(全室個室・専用貸切寝台列車「夢空間・北斗星」/上越線・羽越線経由)。昼食・夕食:ダイニングカーにて特別メニュー車中泊2朝食:ダイニングカーにて。10時頃、札幌着→バスにて北海道の観光(旭山動物園など)→夕刻に層雲峡温泉に到着層雲峡温泉ホテル大雪または朝陽亭3朝、層雲峡温泉を出発し、バスにて北海道の観光(世界遺産知床など)→夕刻に阿寒湖温泉に到着阿寒湖温泉あかん遊久の里・鶴雅4朝、阿寒湖温泉を出発し、帯広よりJR北海道特急スーパーとかち号にて南千歳へ(車内にてイベントを実施予定)→南千歳よりバスにて洞爺湖温泉へ洞爺湖温泉ザ・ウィンザーホテル洞爺5朝:バスにて札幌へ。JRタワーホテル札幌内「ミクニ・サッポロ」にて本格フレンチの昼食。昼食後、札幌市内フリータイム→夕刻(18時30分頃)、札幌発(全室個室・専用貸切寝台列車「夢空間・北斗星」)夕食:ダイニングカーにて特別メニュー車中泊6(常磐線経由)朝食:ダイニングカーにて。12時30分頃、上野着出発日は以下の通り
9月2日(日)・5日(水)・8日(土)・17日(月)・20日(木)・23日(日)10月1日(月)・4日(木)・7日(日)
鉄道で行くドイツ裏街道の旅 (2) ドイツ国境の街・コンスタンツを訪れる
ヨーロッパを効率よくまわるなら飛行機の時間も考えよう
さて、今回はドイツの南端、オーストリアとスイスの国境に接するコンスタンツの街を紹介しましょう。その前にちょっとヨーロッパ旅行の裏ワザを一つ。ヨーロッパ旅行をする場合、パッケージツアー等ではほとんどの場合が夕方から夜にかけての到着で、初日がつぶれてしまいます。せっかくのヨーロッパですから、初日から色々行動できる方がお得ですよね?
私もそう考える一人で、ドイツに限らず、ヨーロッパに出かける時は、特定の飛行機を利用しています。それは成田を21時55分に飛び立つエール・フランスの夜便です。通常、昼間に出発する飛行機は到着が夕方になりますが、この便は早朝の4時半頃にフランスのシャルル・ド・ゴール空港に到着します。
夜に出る便ということもあり、機上時間は少々長いのですが、ゆっくり眠ることができ、朝につくことから、時差ぼけも少なくてすみます。また、ヨーロッパ各地に朝一に出発する飛行機に乗れば、フランス以外の目的地にも午前中に到着でき、午後の時間を有効に活用できるというメリットもあります。
筆者がコンスタンツに行く場合はこの便を利用し、乗り換えでチューリッヒまで行き、そこから電車で移動します。一見すると「面倒なコースでは?」と、思われるかもしれませんが、実はこの方法が一番早くコンスタンツにたどり着けるとともに、あることが体験できるのです。
早朝のCDG(シャルル・ド・ゴール)空港。この時間は我々と空港職員しかまだいない。なお、夜便は帰りの飛行機にもあり、こちらはCDG空港を23時に出発、成田には夜の19時頃に到着する
国境越えの雰囲気を手軽に味わう
あることとは、すなわち「国境越え」です。ヨーロッパ統合後、EU圏内の移動では基本的にはパスポートを見せる必要がなく、昔のように「国境を越えた」という体験をすることが少なくなりました。しかし、スイスは、2007年6月現在、EUには加盟していないため、国境を越え、ドイツに入る時に入国のチェックが行われます。コンスタンツの駅は隣がもうスイス領という、国境に接した形で建っています。ここの駅を利用している鉄道会社はドイツ鉄道の他にSBS(スイス鉄道)があり、駅の中にはちゃんと税関があります。そのため、パスポートチェックは勿論のこと、場合によっては荷物のチェックも行われます。
とは言っても小さな駅ですし、繁忙期以外では空いている所なので、滅多なことでは税関が混むことはありません。この国境越えを実感する機会は少なくなっていますが、このような方法でわりと手軽に体験することができるのです。
ドイツ有数の保養地コンスタンツの魅力
コンスタンツは日本からのツアーではまず行くことがないため、意外と知られていませんが、ドイツ国内でも有数のリゾート地です。スイス、オーストリアにまたがって存在する大きな湖「ボーデン湖」のほとりにある街で、飛行船で有名なツェッペリン伯爵が生まれた街でもあります。ここに宿泊するなら是非とも泊まって欲しいのが、シュタイゲンベルガー・インゼル・ホテルです。このホテルは湖に接して建てられており、眺めも良く、また、ツェッペリン伯爵が生まれた修道院を改造して作られたことでも有名です。インターネットから予約をすればお得な宿泊割引のパックが用意されている季節もあり、手軽に利用することができます。
コンスタンツはボーデン湖周辺にあるドイツ領の街。フランクフルトからもICが走っている(所要役4時間35分)。またスイスとの国境に接しているため、国境越えの雰囲気を手軽に味わうことができる
ボーデン湖から撮影したシュタイゲンベルガー・インゼル・ホテル。リゾート地のホテルだけあってサービスも一流。コンスタンツに行ったらぜひ泊まりたいホテルだ
コンスタンツでの移動は、バスと船がメインとなります。シーズンによっては、宿泊期間中はバスが乗り放題になるチケットをホテルからもらえますので、それを利用すればいろいろな所に行くことができます。また、船を使って対岸の街やちょっと離れた場所に移動することもできます。もちろん、船で国境越えを体験することも可能。短期の滞在よりものんびり、ゆっくりと滞在したくなる街、それがコンスタンツなのです。
ガーデニングのメッカ・マイナウ島の魅力
コンスタンツに行ったならば、必ず訪れて欲しいのが、湖にある島「マイナウ島」です。ここはガーデニングのメッカとして知られており、一年中通して楽しめる観光地です。特に春の季節は島内にある約4,000種類のバラが咲き乱れます。秋にはダリアの花の品評会も行われますので、それらに合わせて観光客が押し寄せます。
マイナウ島に行くには2つの方法があります。一つはバスに乗ってマイナウ島の入り口まで行く方法。もう一つはコンスタンツの港から船で行く方法です。どちらの方法を利用しても、時間的な違いはありませんが、船の本数が限られているので、行きはバス、帰りは船というのが理想的かもしれません。船着き場には色々な所に行く船が寄港していますが、非常にわかりやすく案内されていますので、迷うことはないでしょう。
春のバラの季節、秋のダリアの季節には沢山の人が訪れるボーデン湖。ガーデニングファンにはたまらない魅力がある
ワインが美味しい街、メーアスブルク
コンスタンツの対岸にはいくつかの街があります。その中でもぜひ訪れて欲しいのがメーアスブルクです。船で対岸に渡った所にある街で、美味しいドイツワインのメッカでもあります。ドイツワインというと糖度の高い甘いワインというイメージがありますが、実はそれは大きな誤解です。確かに糖度を高めたアイスワインはドイツワインの代表的な存在ですが、他にも色々な場所で沢山の種類のワインが作られています。18世紀に建てられたバロック様式の新城(ドルニエ博物館)の奥には州立ワイナリーがあり、ドイツワインを安く販売しているほどです。
ワインの美味しいメーアスブルク。こじんまりとした街並で、非常にくつろげるのんびりとした街だ
ここで飲むワインは軽めですっきりとした味わいのものが多く、ドイツワインが甘いと思っている人が飲めば、その先入観が吹き飛ぶと思います。また、雰囲気の良い小さなホテルがいくつかあり、コンスタンツではなく、こちらを宿にしてボーデン湖周辺を探索するのもよいでしょう。
飛行船の歴史を知るならフリードリヒスハーフェンへ
冒頭でコンスタンツを「ツェッペリン伯爵が生まれた街」と紹介しましたが、ボーデン湖周辺には彼にまつわる場所が多々あります。メーアスブルクにもツェペリンの小さなミュージアム(博物館)がありますが、なんと言っても訪れて欲しいのがフリードリヒスハーフェンにある大きなツェッペリン・ミュージアムという博物館です。飛行機に詳しい方ならこの名前でピンと来るかもしれませんが、ここでは飛行船を中心とした展示物が多く存在しており、一日中いても飽きることがありません。
また、近くにあるフリードリヒスハーフェン空港からは最新型の飛行船に乗ってボーデン湖を遊覧できるツアーも用意されており、色々な楽しみ方ができる街です。フリードリヒスハーフェンにはコンスタンツから船で行きますが、小1時間ほどかかりますので、それを念頭に移動すると良いでしょう。
さて、次回はコンスタンツを後にして一路北方面へ。ドイツの北部の大都市、ハンブルクの街に移動します。「なぜ南からいきなり北へ?」と思うかもしれませんが、実はそれこそ、ドイツの鉄道の旅なのです。どうぞお楽しみに。
フリードリヒスハーフェンのツェッペリン・ミュージアムでは、飛行船を中心に様々な乗り物が展示されている
ワンフライト約3万円と少々高いがボーデン湖を一周できる飛行船も飛んでいる。この飛行船と同形のものが3年位前に日本にも輸入されている
一見さんも大丈夫、「舞妓Haaaan!!!」とのコラボ企画で舞妓はんに会おう
日本旅行は14日、6月16日公開の映画「舞妓Haaaan!!!」とのコラボ企画「憧れの舞妓はんに会いに行こう!!」を発売することを発表した。映画は熱狂的な舞妓ファンの主人公が恋あり、笑いありの奇想天外なストーリーを展開するが、同社は観光でも注目度の高い「舞妓」に焦点を当て、商品化をした。
(C)2007「舞妓Haaaan!!!」製作委員会
「舞妓」に焦点を当てた同企画では、一見さんお断りと言われている茶屋「川久」で舞妓とのお茶、祇園「おいしんぼ」での会食の付いたプラン「一見さんお断りのお茶屋『川久』で舞妓はんと会う」のほか、舞妓が使用していると言われる無添加スキンケア化粧水「祇をんまり菊」のお土産と舞妓変身体験の割引券の特典が付いた旅行プラン「夏の特別企画ホテル宿泊プラン・おーきに価格」などを用意する。
「夏の特別企画ホテル宿泊プラン・おーきに価格」では、宿泊ホテルを一人5,000円から11,000円まで価格分けをして提供する。設定ホテルはホテル京阪京都、からすま京都ホテル、ホテルモントレ京都、京都全日空など。いずれのプランも設定期間を6月1日から9月30日まで(第2、4日用は除く)としている。
詳細は同社の専用ウェブサイトにて公開している。
メキシコ世界遺産巡りの旅 (1) テオティワカン遺跡 -神殿から発見された生贄の人骨
私の本業はカメラマン。仕事で訪れたメキシコで世界遺産に出会い、夢中でシャッターを切る自分がいた。写真を通して、日本では味わうことのできないスケール感とこの感動を皆さんに伝えていきたいと思う。
日本からバンクーバーへ飛行機で8時間。2時間の給油待ちの後に、さらに飛ぶこと5時間。長時間にわたるフライトだったが時差があるため、メキシコのベニート・ファレス国際空港へ降り立ったのは日本を出発した時刻の約2時間後だった。この後メキシコで見た景色によって例えられないスケール感と大きな感動をもたらされるとは、長時間のフライトでぐったりしたその時の私には想像すら出来ていなかった。
翌朝メキシコ・シティ中心部のホテルから北東へ約50km、車で1時間半かけて目的地テオティワカン遺跡にたどり着いた。日差しが強く、「暑い! 痛い! でも広い! 」と、思わず叫んでしまった。メキシコは都市部がすでに標高2400mの高地にある為、ジリジリした日差しがつきささる。夏の日差しはこんなものではないというから驚きである(訪問時は4月)。
広さに圧倒され、大地に触れ、ザラリとした埃まじりの乾燥した空気に異国を感じながら遺跡に足を踏み入れた。すぐに紀元前後の古代文明を生きた人の証が目に飛び込んできて、思わず「凄い! 」と声が漏れた。
紀元前150年頃に始まり、紀元後3~6世紀頃まで黄金期を築いたとされるテオティワカンは、最盛期にはおよそ20万もの人々が生活を営んでいたとされている(長安城で約100万人、平城京は約10万人)。都市には排水施設まで整備され、メソアメリカ文明の中心都市として繁栄していた。1000km以上も離れたマヤ地域からも人々が訪れる古代のコスモポリスだったが、文字記録が発見されておらず、その多くが未だ謎に包まれたままである。現在もこの社会の解明に向け、考古学プロジェクトが進められているのだという。
日本から発掘調査に来ている学者も多く、このコラムの歴史的な部分の監修をして頂いているメキシコ国立自治大学・哲文学部人類学調査研究所・博士課程の嘉幡茂さんも、その一人だ。今回は大変光栄な事に、テオティワカンをご専門に研究されている嘉幡さんと一緒に遺跡をめぐった。
テオティワカンの中心部を走る「死者の大通り」
テオティワカンは、南北約5kmに伸びる「死者の大通り」を中心に都市が広がり、北端に「月のピラミッド」がそびえる。とにかく広い。「え~!? 何!? あれっ!? 遠すぎて霞んでるよ~! 」と絶叫。死者の大通りを中心にして右側に「太陽のピラミッド」、そして都市の中心に「ケツァルコアトル神殿」が配され、雄大な姿を今に残していた。
ケツァルコアトル神殿外観。階段状の建造物は「前庭部」
前庭部から望む神殿はかなり大きい!
ケツァルコアトル(羽毛の生えた蛇)は「水」と「豊饒」を意味すると考えられていて、テオティワカンで頻繁に表現されるモチーフの一つである。壁画などに登場するケツァルコアトルは、その胴体に神器の一種であると考えられる王冠を乗せ、異世界から現世に来訪する。下の写真のケツァルコアトルも、王冠であるシパクトリ(ワニ似た想像上の動物という説がある)を、異世界からこちらの世界の為政者へ運ぶために登場したと解釈されている。
神殿の外壁を拡大。左がシパクトリ、右がケツァルコアトル
このケツァルコアトル神殿の神殿内部や周辺部からは、他の巨大ピラミッドからの出土例とは比較にならない、100体以上の人骨が発見されている。埋葬数にも驚かされたのだが、実はこの遺体、死んだ人を埋葬した訳ではない。「生贄」なのだ。しかも位の高い神官の遺体だという。メソアメリカ文明には「生贄」の習慣があり、崇拝の対象だった神や太陽への供物として捧げられたというから驚きだ。
沢山の生贄が捧げられたこの神殿が都市の中心に位置すること、そして異世界から来る神の使いケツァルコアトルが登場することから、ケツァルコアトル神殿はテオティワカンの為政者がこの地を正当に支配するために築き、自らを神格化させる「舞台装置」なのではないかと嘉幡さんは話してくれた。
神殿を見つめながら様々なことを考えた。古代人たちはどのような状況で、どういう思いを抱きながらこの建築物を築いていったのか……。目の前に立ちはだかるこの神殿の内部にまだ生贄として眠る人がいると思うと、探究心が激しくかき立てられていった。