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知らないと損する本格的アメリカ旅行術 (14) 『天空の城ラピュタ』を髣髴とさせるブライス・キャニオン国立公園(後編)
前回のブライス・キャニオン国立公園の前編はいかがでしたか。『天空の城ラピュタ』の世界を思い出させるその場所に、行ってみたい! と思っていただけましたでしょうか。私自身も前回のコラムを書きながら、そして掲載されたコラムを読み返しながら、「また、ブライス行きたい!」と思いました。また、近いうちに行こうと思います。それでは、今回は、ブライス・キャニオン後編。他のエリアの紹介とトレッキングについてお話します。
南側のビューポイント:標高9,115フィートのレインボー・ポイント
前回でも少し触れたが、南側のビューポイントへ上る道は、積雪のために封鎖されることがあるが、幸いなことに私たちが行った2004年4月も、2007年3月も、道路わきや日陰に雪が残っている程度で、南端のレインボー・ポイント&ヨビンパ・ポイントまで車で行くことができた。
レインボー・ポイントの看板
南端のパーキングから、すぐにアクセスできるのがレインボー・ポイント。ここの標高は、9,115フィート(約2700m)。前回ご紹介したインスピレーション・ポイントが8,100フィートなので、約1,000フィート(約300m)高いことになる。そのため、空気が透き通っていて遠くまで綺麗に見渡せるのだが、ブライス・キャニオン特有のオレンジ色をしたフードゥー(Hoodoo)が少なく、北側のポイントを見てきた人には物足りなく感じるだろう。また、同じパーキングからレインボー・ポイントと反対側にある、ヨビンパ・ポイントからも、あまりフードゥーは見えない。その代わり、この2つのポイントからは緑の木々がたくさん見え、北側とは異なるブライス・キャニオンを見ることができ、面白い。ヨビンパ・ポイントは、パーキングから5分ほど歩くのだが、そのトレイルの入り口が少し分かりにくいので、要注意。
レインボー・ポイントの景色。前回の北側のポイントに比べると随分緑が多いことが分かります
そこから、下に降りてくると8,627フィート(ちょうどインスピレーション・ポイントとレインボー・ポイントの中間ぐらいの高さ)のところにナチュラル・ブリッジがある。”ブリッジ”、と呼ばれているが、学術的には、第10回、第11回のコラムでご紹介したアーチーズ国立公園の奇岩”アーチ”に属したものだと、ブライス・キャニオン国立公園のウェブサイトに掲載されている。このナチュラル・ブリッジは、アーチーズにある世界最大のランドスケープ・アーチに比べると、かなりしっかりしていて力強いと感じる。
他にもいくつかのビューポイントがあるが、今まで紹介したポイントに勝るものはないので、気に入ったポイントで数枚写真を撮ればいいだろう。もちろん、全てのポイントからフードゥーが見えるが、やはり前回ご紹介したインスピレーション・ポイントが最高だと私は思う。
ナチュラル・ブリッジ。南側の大きな見所です
『天空の城ラピュタ』のお城ような岩の下を歩いてみよう
さて北側のビューポイントに戻るが、朝、天気が良く、ブライス・キャニオンの壮大な景色を確認できたら、まるで『天空の城ラピュタ』の”お城の中”のような気にさせてくれる岩々の真下に行ってみてほしい。ブライス・キャニオンの中には、たくさんのトレイルがあり、どこでも気軽に歩くことができる。谷底まで下りてしまえば、アップダウンはあまりなく、日陰も多いので長距離を歩くのもそんなに大変ではない。また、ほとんどのトレイルが途中で繋がっているので、決められた道を歩かなければいけないこともなく、自分の体力に合わせて歩くことができる。
北側の主なビューポイントであるサンライズ・ポイント、サンセット・ポイント、インスピレーション・ポイントのすべてに、トレイルヘッド(トレイルの出発地点)があり、谷底へ下りることができる。私たちは、サンセット・ポイントから出ているナバホ・ループ・トレイルを下り、ウォールストリートと呼ばれる場所まで歩いてきた。このトレイルの最初は、なだらかな角度のスロープのため、なかなか標高が下がらない。歩いても、歩いても、谷底はまだまだ先という感じで、だんだん精神的に疲れてくる。それでも、何とか下りて、たどり着いたところがウォールストリート。高層ビルがそびえ立つ、ニューヨークのウォールストリートのように、サイドの壁が高く、トレイルの幅が狭いことからこの名前が付けられた。(なお、私たちが歩いたのは2004年4月。公式ウェブサイトによると、2007年7月現在、ウォールストリート周辺は落石が多いため閉鎖されている)
岩はこんなに巨大。人が居るの分かりますか?
両サイドの壁が大迫力で迫ってくる、ウォールストリート
インスピレーション・ポイントなどから見下ろすと、とても小さく、同じような岩が並んでいるように感じるのだが、近くで見ると、違う形をした1つ1つの巨大な岩の存在を実感し、そこに自分が立っていることに感動した。頑張ってトレイルを下りてきた価値はある。また谷底に立つと、自分があまりにも小さくて、お城とも、石の森とも見えるラピュタの迷宮に誘い込まれたような感覚に陥るだろう。こんな不思議な世界は滅多に体験できないので、ぜひ一度足を運んでみて!
それでは、次回は、国立公園なのに、果物を自由に収穫できるキャピトル・リーフ国立公園とゴブリン(小鬼)の名前にふさわしい奇妙な岩がゴロゴロあるゴブリン・バレー州立公園をご紹介します。お楽しみに~。
(写真:フォトアーティスト飯富崇生)
芦刈いづみのミニコラム:冒険はここから! Ruby’s Innブライス・キャニオン周辺の宿泊施設といえば、Ruby’s Inn。レストラン、カフェ、ガソリンスタンド、ギフトショップ、プール、スーパーなど何でも揃っている複合施設だ。このモーテルは、ブライス・キャニオンが国立公園にも指定されておらず、まだ有名ではなかった時代に、この土地に魅せられたRuby夫妻が始めたもの。今は、アメリカのビックチェーン、Best Westernグループの1つになっているが、内装は、ロッジ風で冒険心を掻き立てる。夏期はシャトルバスもこのRuby’s Innの前から出ており、車を使うことなく園内にアクセスでき、大変便利。ブライス・キャニオンに行く際は、Ruby’s Innに泊まろう!
Ruby’s Innのロビー。宿泊棟は普通のモーテルです
アクセス情報最寄りの国際空港:ラスベガスマッキャラン国際空港。日本からの直行便はないので、アメリカ西海岸で乗り継ぎ後、約1時間。車の場合:ラスベガスからはI-15North→UT9でザイオン国立公園内を抜け、US98North→UT12で、約5時間。 ザイオンも巡りつつ1泊2日程度でドライブをするのがオススメ。ラスベガスから日帰りは少し厳しいが、同地からザイオンとセットの日帰りツアーあり。 周辺観光地グランド・キャニオン国立公園、アンテロープ・キャニオン&レイク・パウエル、バレー・オブ・ファイヤー州立公園、ザイオン国立公園、キャピタル・リーフ国立公園、ゴブリン・バレー州立公園
快適・安心にさらにこだわった「ANAハローツアー」下期商品、発売日発表
ANAセールスは20日、海外旅行企画「ANAハローツアー」の2007年度下期ツアー(10月~2008年3月発)の発売日を発表した。発売日は下記のとおりとなっている(発売開始時間は全て15時)。
2007年下期ANAハローツアー
7月20日アメリカ 南米、ハワイ、ヨーロッパ添乗員同行の旅、パリ・ロンドン フリーステイ8月3日アジア、アジアリゾート、台湾、旅ドキ 香港(関空発)、中国、中国(名古屋発、関空発) 8月7日アメリカ テーマパークへの旅、セントレアから行く ヨーロッパ(名古屋発) 8月14日グアム(関空発)
現地サポートや割引特典などの多く用意されている「ANAハローツアー」の下期商品は、団塊世代を主眼に置き、企画内容やサポートを強化。特に「観光」「快適」「安心」の3要素にこだわり、「もう一度参加したくなる旅」を目指すという。
ANAハローツアーのパンフレット一例
「観光」へのこだわりとしては、フランスのワイン祭やドイツのクリスマス市など期間を限定したイベントに合わせてツアーを組むことで、その時期ならではの貴重な体験を提供する。また「快適」については、ヨーロッパ周遊のコース(一部)で旅行者の自宅から現地空港まで荷物を配送する「ANA手ぶらサービス」を実施。機内でのペアシートを確約するほか、旅行日程やホテルの変更も受け付ける。「安心」に関しては、ヨーロッパやアメリカ旅行では、添乗員のほかに日本語ガイドも同行させるなど、利用者のサポートを充実させるとしている。
新世界遺産をいち早く観光!「JRのぞみで行く石見銀山と広島・宮島への旅」
日本旅行は、世界遺産の登録が決まった「石見銀山」を訪れる個人型旅行プラン「JRのぞみで行く石見銀山と広島・宮島の旅」の発売を開始した。
同プランは、JRのぞみ号の往復乗車券と宿泊を自由に組み合わせることができるフリープラン型の商品。オプショナルプランとして周遊型観光バス「石見銀山号」を利用すれば、石見銀山や世界遺産である厳島神社、原爆ドームなど観光名所をまとめて楽しむことができる。
周遊型観光バス「石見銀山号」は、広島駅発・山陰エリア着、松江駅発・広島駅着、山陰エリア発着、広島駅発着の4コースが用意されている。料金は大人5,000円、子ども2,500円となり、ツアー設定期間中は毎日運行する。世界遺産に登録されたばかりの石見銀山ではガイドが同行するとしている。
同プランの日程は2007年11月30日までの毎日で、料金は2万7,300円から(東京駅発着JRのぞみ号普通車指定、「グランドプリンスホテル広島」宿泊、1泊2日朝食付きの場合)となっている。宿泊は、宮島グランドホテル有もとなど「宮島・宮島口」が3軒、グランドプリンスホテル広島など「広島」が3軒、山陰の有名温泉地「松江しんじ湖温泉」が3軒、「玉造温泉」が4軒の全13軒から選ぶことができる。
稚内からサハリンへ! ユーラシア号を貸切にして「北緯50度線」を探訪
JTBは2日、海外旅行虎ノ門支店より「海外鉄道の旅」シリーズ第2弾として「2007年夏 サハリン特別列車の旅」を発売する。同企画は5月31日に発売した「ワールドガイド サハリン・カムチャツカ」の発売を記念したものとなる。
旅のハイライトは日本と旧ソビエト連邦との国境だった「北緯50度線」。北緯50度線記念碑への訪問や記念写真撮影が実施されるほか、日本の面影の残る街並みや原生林の続く大自然などが堪能できるツアーとなる。
同企画では、旧国鉄時代に使用されたキハ58系、旧東横線のD2、ユジノサハリンスク駅の転車台など、戦前の日本の鉄道を今も残しているサハリンならではの鉄道旅行を設定。コルサコフ駅からオノール駅へ北上、途中折り返してユジノサハリンスク駅までの道のりをホテル列車「ユーラシア号」を貸切にして運行する。またユジノサハリンスク駅からコルサコフ駅間では、現役のSL列車を貸切にして運行し、2泊3日約600kmの優雅な列車の旅が満喫できる。
ホテル列車「ユーラシア号」4人用コンパートメントを2人で利用でき、食堂車も連結している
ホテル列車の旅を楽しんだ後は、ユジノサハリンスク駅の転車台など、日本の鉄道遺産を見学する
また「鉄子の鉄学」などの連載で知られ、写真展やスライドトークなども行っている人気の女性鉄道写真家の矢野直美氏がツアーに同行。人気のフォトライターでもある彼女が、ローカル線鉄道旅行の楽しみ方や鉄道写真についてなど鉄道の旅をアドバイスする。
フォトライターとして人気が高く、「鉄子」こと矢野直美さんがこのツアーに同行
ツアー日程は、Aコースが2007年8月28日~8月31日、Bコースが2007年9月18日~9月21日となっており、料金は各コース共通22万8,000円(稚内港発、2名1室利用の場合、列車内は相部屋)。利用予定ホテルはユーラシアホテル、ラダホテル、ホテルガガーリン、ホテルリュバックのうちいずれかで、最少催行人員は各コース30名となっている。その他、オプショナルツアーで出発前日に稚内市内のホテルへ宿泊とプレ・イベントに参加ができるツアー(4万3,000円)と東京発着コース(9万8,000円)などが用意されている。
旅行の新常識! ダイナミックパッケージを使いこなそう
国内・海外の旅行に活用できるダイナミックパッケージってどんなもの?
もうすぐ夏休み! カップルや友達、家族で国内や海外の旅行を計画している人も多いはず。そこで今回は、夏本番突入前のこの時期に、旅行のプランニングに役立つ話題の「ダイナミックパッケージ」について紹介する。
「航空券」と「ホテル」は自分で組み合わせを選ぶのがこれからの主流?
ダイナミックパッケージとは、利用者の好みに応じて自由に「航空券」と「ホテル」を組み合わせることができる新しいタイプの商品。既存のツアー商品とは異なり、自分で航空券とホテルを選んでオリジナルのツアーを組むことができる。インターネット上で申込から予約、購入まで完結できるため、即時に支払う料金が把握できるのが特徴だ。また、クレジットカードで簡単に決済ができるため、店舗に行く必要のない便利なサービスとして昨年の冬頃から注目されている。
そもそもこのサービスは、1997年頃からインターネット上で航空券とホテルがそれぞれ単独で販売されるようになったことが、誕生のきっかけになっている。単独での販売は現在の「ダイナミックパッケージ」本来の形ではないが、この方法がインターネット上で旅行券や宿泊施設の販売を行うことの下地作りになっていたと言えるだろう。
こうした中、2001年頃に米国のオンライン旅行会社のExpediaが自社サイトで現在の航空券とホテル、レンタカーなどのオプションを組み合わせた「ダイナミックパッケージ」タイプの商品の販売を開始し、現在ではダイナミックパッケージが米国のネット旅行販売の約90%を占める割合で利用されるようになったという。つまり、今や米国では「ダイナミックパッケージ」が旅行予約の主流となっているのだ。
日本での導入はというと、2005年10月にネット専門の旅行代理店であるグローバルトラベルオンラインが初めて海外旅行に限定したダイナミックパッケージを販売し、日本の海外旅行市場に新しい風を送り込んだ。現在では、より多くのニーズに応えるべく、大手旅行代理店各社も参入。国内外問わず、旅行予約の利用が可能になってきている。
日本で初めてダイナミックパッケージを販売した「グローバルトラベルオンライン」
米旅行予約サイト最大手でもあり、このサービスを開始した元祖的存在の「Expedia」
ダイナミックパッケージで自分だけの夏旅行を企画してみよう!
2007年7月現在、国内でダイナミックパッケージを扱う主な旅行サイトには、「グローバルトラベルオンライン(海外)」、楽天トラベルの「ANA楽パック(国内)」(2005年10月)、「楽パック(海外)」(2006年2月)、JTB「組み立て旅行(国内)」(2006年6月)、「海外ダイナミックパッケージNavi」(2007年2月)、ANAセールス「ANAの旅作」(国内2005年12月・海外は2006年6月)、「エクスペディア(海外)」などがあり、最近では、2007年5月に「JALダイナミックパッケージ(国内)」で販売が開始されている。
例えば、JALダイナミックパッケージでは、リクルートの「じゃらんnet」のオンラインシステムを通じて多彩な宿泊プランを提供しており、今後は日本最大のポ-タルサイトであるYahoo! JAPANが提供するインタ-ネット総合旅行サ-ビス「Yahoo!トラベル」も利用できるようになる予定だという。また、2007年2月に海外旅行の取り扱いを開始したJTBに関しても「現在は予想通りの予約が入っている状況。今後も国内外ともにダイナミックパッケージに力をいれたい」(同社の広報担当者)と語っている。
2007年5月より販売開始となった「JALダイナミックパッケージ」
JTBでも2007年2月から国内に限らず海外のダイナミックパッケージを取り扱うようになった
このように大手を含む各社がダイナミックパッケージを開始しているが、国内での認知度はまだまだ低く、通常のパッケージツアーと比べると利用者が少ないのが実情だ。そのため各社ともにサービスの強化に加え、各種キャンペーンの企画、サイトの使いやすさの追求、情報の充実などを図っていくことに期待がかかっている。
とはいえ、ダイナミックパッケージが充実され、どんどん便利になることは、利用者にとっては嬉しい話。リアルタイムでおトクな情報が得られるだけでなく、個々のニーズに合ったオリジナルプランを企画しながら、その場で購入もできるのだから、活用してみて損はないだろう。また、各社で行われているキャンペーンなどもしっかりチェックしておきたいところ。上手に利用できれば、さらにおトクになる可能性もある。まずは、夏に向けて各社のサイトをチェックしてみよう!