極右ＦＮでお家騒動＝党創立の父対党首の娘―仏

　

　

　　【パリ時事】フランスの極右政党・国民戦線（ＦＮ）で、創設一族の「お家騒動」が起きている。党の創立者であり前党首のジャンマリ・ルペン名誉党首（８６）の相次ぐ過激な発言に対し、三女の現党首マリーヌ・ルペン氏（４６）が反発。ＦＮのイメージ悪化を懸念する娘がついに、父に対し政界引退を求める騒ぎに発展している。

　　ジャンマリ氏は移民排斥や反ユダヤ主義を唱えてきたことで知られる。仏国民には、その思想を危険視する人々も多い。

　　９日発売の雑誌のインタビューでもジャンマリ氏は、スペイン移民出身のバルス首相を「国籍取得からわずか３０年の移民出身者に何ができる」と差別的と受け取られかねない表現で批判した。

台湾・台北で懐かしの鉄道展 「北淡線」の写真など古きよき情緒伝える

　

　（台北 12日 中央社）北淡線の愛称で親しまれた台湾鉄路旧淡水線や地下化以前の縦貫線沿線風景の写真や資料、鉄道模型などを集めた特別展が今月10日から8月2日まで台北市政府庁舎内にある台北探索館で開催されている。
　
　同展では黄シュ民さん（95）が1970～80年代に駅係員や整備工場作業員などの様子を映した写真や、日本人愛好家の谷口孝志さんが撮影した鉄道風景写真などを展示。当時の弁当箱や車内で提供されていたお茶サービスのガラスコップなども紹介し、古きよき時代を今に伝える。（シュ＝樹の木へんをさんずいに）
　
　（游凱翔／編集：齊藤啓介）

調理師の卵たちが将来への決意誓う 日本人教師も立会いに／台湾

　

　（台北 12日 中央社）台北市私立開平餐飲学校は11日、学生たちが飲食業などへの決意を誓う恒例の儀式を行い、日米などから招かれた調理師学校関係者らが生徒たちを見届けた。
　
　今回で24回目の開催となる同儀式。この日は冷たい雨に見舞われたものの、レインコートに身を包んだ約480人の生徒らが参加した。日本からはテレビドラマ「高校生レストラン」のモデルとなった相可高校（三重県）教諭の村林新吾さんが出席し、生徒たちを激励した。
　
　同校と相可高は姉妹校で、近年活発な相互交流を実施。国際化や調理技術の向上などが図られているという。
　
　（編集：齊藤啓介）

アラブの連帯を誘うイラク旧政権派 – 酒井啓子 中東徒然日記

　

　４月は、イラクにまつわる記念日が多い。
　
　　４月９日はイラク戦争でのバグダード陥落の日で、12年前のこの日、米軍の戦車が凱旋するなか、首都の繁華街の中心にあったサッダーム・フセインの銅像が引き倒された。実はそれから23年前の同じ日、今の政権与党のダアワ党の創設者で、イラクのシーア派イスラーム思想の父と言われるムハンマド・バーキル・サドルが、フセイン政権によって処刑された。正確には一日前らしいが、多くのイラク人の間で同じ日だと認識されている。なので、イラク戦争以降この日がくると、「サドルが殺された日にフセイン政権が倒れた」と、ザマアミロ的なツイッターが、毎年行き交う。
　
　　一方、今では一顧だにされないが、その２日前の７日は、フセイン政権が寄って立っていたバアス党の創立記念日だ。
　
　　さて、今年のバアス党創立記念日に向けて、少し変わった出来事が起きた。旧フセイン政権時代のバアス党ナンバー2だったイッザト・イブラヒームが、昨年の7月以来9か月振りに、YouTubeに音声メッセージを公開したのである。本物かどうかは、確証がない。
　
　　戦後ずっと行方の知れない彼は、「ナクシュバンディー教団軍」という名で旧体制勢力を率いて、反米、反政府活動を展開してきた。昨年６月に「イスラーム国」(以下、ISと略)がイラクの一部を制圧した時には、ナクシュバンディー軍が行動を共にしていたと言われている。なるほど、ISが１日でモースルを陥落させ、１週間程度で首都近くまで迫ることができたのは、イラク国内の軍事情報に相当通じた戦闘のプロがいたからに違いない、とは、当時しばしばいわれたことだ。
　
　　だが、そのナクシュバンディー軍は、１か月後の７月にはISと袂を分かっている。独自の「イスラーム」理念に基づいて厳格なイスラーム統治を強いるISと異なり、旧バアス党の再生ともいえるナクシュバンディー軍は、社会主義や汎アラブ主義を掲げてイラクでの権力奪還を目指す集団だ。袂を分かった後に、ナクシュバンディー軍が「ISはなぜイスラエルを攻撃しないのか」といった声明を出したことがあるが、ISがサイクス・ピコ協定を糾弾し、西欧列強の定めた国境を否定するなら、なによりもその産物であるイスラエルを最大の批判対象にするはずじゃないか、という感想は、アラブ・ナショナリストのみならず多くのアラブ、イスラーム諸国の人々がISに対して抱くものだ。
　
　　4月6日のイッザト・イブラヒームのメッセージは、ISからの距離を一層広げている。…

Ｊ・ティンバーレイクさんパパに

　

　

　　【ロサンゼルス時事】米人気歌手ジャスティン・ティンバーレイクさん（３４）の妻で米女優ジェシカ・ビールさん（３３）が１１日、第１子となる男児を出産した。芸能誌ピープル（電子版）などが伝えた。

　　２人は２０１２年に結婚。グラミー賞など数多くの賞を獲得しているティンバーレイクさんだが、ビールさんの妊娠後、「これまでで最高の贈り物。待ち遠しい」とインターネットに投稿していた。