仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
あす最後の特攻慰霊祭 豊田の飛行場跡で
太平洋戦争中、愛知県豊田市にあった伊保原(いぼばら)飛行場から1945年4月に飛び立ち、沖縄戦の特攻隊員として戦死した若者たちを追悼する慰霊祭が12日、44回目で最後を迎える。飛行場跡地に建てられた石碑前に遺族や旧海軍OB、地域住民ら100人以上が集まり、犠牲者をしのぶ。
-
碑の保存会によると、同飛行場は市西部に位置。名古屋海軍航空隊の拠点として2キロの滑走路などを備えた。全国から集まった隊員から特攻隊を編成し、熱田神宮の「草薙(くさなぎ)の剣」にちなんで、「草薙隊」と名付けられた。鹿児島の基地に向かい、45年4月に相次いで沖縄周辺の海域に出撃、56人が帰らぬ人となった。
碑は、豊田市の旧海軍OBでつくる「豊田海友会」が72年に建てた。戦死した別の隊員らを含め計63人を毎年追悼してきた。年月を重ねるごとに連絡が取れなくなる遺族が増え、慰霊祭を運営する資金も不足し、戦後70年となる今年を最後にすることにした。
同会から2003年に慰霊祭を引き継いだ地元・浄水町自治区の玉田亀一郎区長(67)は「慰霊祭は一区切りとなるが、今後は地域住民や子供たちと平和の大切さや、命の尊さを学ぶ場にしていきたい」と話した。
PR
小竹貝塚の出土品公開 県埋蔵文化財センター
◆縄文男性の復顔像も
北陸新幹線建設に伴う発掘調査で、富山市呉羽地区の小竹(おだけ)貝塚から出土した約6000年前の縄文時代前期の人骨91体が、国立科学博物館から県埋蔵文化財センター(富山市茶屋町)に返還された。出土した頭蓋骨をもとに作られた青年男性の「復顔像」や人骨の一部などが、11日から同センターで常設展示され、一般公開される。
小竹貝塚では、県文化振興財団が2009~10年度に本格的な発掘調査を行い、多数の人骨が出土。その後、国立科学博物館と共同で整理・分析した結果、少なくとも91体の人骨があることが判明した。縄文時代前期の人骨出土数としては国内最多とされている。
同センターで公開されるのは、出土した人骨のほか、副葬品、土器など約60点。当時の縄文人の生活ぶりなどがうかがえる。
展示の目玉となる復顔像は、国立科学博物館の坂上和弘研究主幹が監修し、同貝塚で出土した頭蓋骨をもとに復元された。樹脂製で頭頂部から顎の先までの長さは約20センチ。彫りが深く、ほお骨が張り、顎の先が細いのが特徴だという。ほぼ全身がそろった人骨の頭蓋骨から復元されており、骨盤の形状や歯の摩耗状態から20歳代男性とみられる。
坂上研究主幹は「縄文人の復顔像としては最も古い時代のものだと思う。解剖学など科学的根拠にできるだけもとづいて制作した」と説明している。
復顔像のもとになった青年男性の全身骨格も展示されている。身長は157・3センチと推定され、縄文時代としては平均的な身長だったとされる。
同センターによると、現在、海岸線から約4キロ離れた場所にある小竹貝塚は、縄文時代は海の近くだった。集落で暮らしていた人々は、水辺で貝を採ったり、食用の木の実を集めたりしていたという。出土状況をもとに、人々の生活を再現した復元図や、当時の人々の生活をしのばせる石器や土器、耳飾りも展示される。
同センターは入館無料。開館は午前9時~午後5時。金曜休館だが、5月1日は開館する。問い合わせは同センター(076・434・2814)へ。
ハーレーでライダー気分
米国製の高級オートバイ「ハーレーダビッドソン」の新車に試乗できるイベントが11、12日、金沢市無量寺のアピタタウン金沢ベイで開かれる。
2月発売の新モデル「STREET 750」などハーレーダビッドソン約50台が展示され、珍しい三輪オートバイなどにも試乗できる。免許がなくてもインストラクターの指導を受けながら、固定させた状態でまたがって、アクセルやブレーキ、エンジン音などを体感できるコーナーもある。革製ジャケットの貸し出しもあり、大人から子どもまでライダー気分を味わえる。
ハーレーダビッドソンジャパン(東京都新宿区)企画運営担当の高井正義さん(42)は「北陸新幹線だけでなく、オートバイの魅力も味わってほしい」と呼びかけている。
両日とも午前10時~午後5時(試乗受け付けは午後3時半まで)。問い合わせは、同社カスタマーサービス(0800・080・8080)へ。
聴覚障害者に観光案内 金沢
北陸新幹線開業で観光客が増えるのに合わせ、金沢市は4月から、聴覚に障害がある観光客を対象に手話で観光案内をするボランティアガイド「かがやきR」を発足させた。市によると、自治体が手話ガイドを派遣する仕組みを設けるのは全国で初めて。
手話でガイドをするのは、鴻野一緒さん(71)、宮崎キヨノさん(63)、吉岡真人さん(44)、福村俊彦さん(38)の4人。いずれも、金沢ボランティア大学校の観光コースを修了した同市在住の聴覚障害者。
事業は、市聴力障害者福祉協会が市から委託を受けて実施する。名称の「かがやきR」は北陸新幹線の「かがやき」にちなみ、Rは「ろう(ROU)」のローマ字表記からとった。かがやきある観光を楽しんでほしいとの願いを込めた。
同協会では昨年、すでに約30件のガイドを実施。ガイドにあたった福村さんらによると、「何回か金沢に来たこともあったが、説明を受けると伝統や歴史への理解が深まる。また来たい」などの感想があったという。吉岡さんは、「雨で傘を差すと、片手での手話になってしまうのが悩み」としながらも、「由来などを説明、理解してもらうため、手話表現に工夫している。障害があるもの同士の交流もでき、楽しい」としている。
8日は、ボランティアガイドらが市役所に山野之義市長を訪問し、事業のスタートを報告するとともに、スタッフジャンパーを受け取った。山野市長は「金沢の良さを知ってもらうために活躍してほしい。おもてなしの心で接してください」と激励した。
11日には新潟からの観光客を初めて案内するほか、5、6月には首都圏からの20~30人規模の団体のガイドも予定しているという。
ガイドは無料だが、ガイド分の交通費や入場料などの負担が必要。利用を希望する場合は、1か月前までに同協会にファクス(076・233・9011)か、メール(guide@k-deaf.sakura.ne.jp)で申し込む。
春の高校野球17日から
◇県大会 31校組み合わせ決まる
- くじを引く敦賀気比の篠原涼主将(福井市内で)
-
17日に開幕する春の北信越地区高校野球県大会の組み合わせ抽選会が10日、福井市内で開かれた。31校が出場し、決勝は5月3日午前10時から敦賀市総合運動公園野球場で行われる。上位2校は6月に長野県内で開催される北信越大会に出場する。
シード校には昨秋の県大会の結果を踏まえ、福井工大福井、敦賀気比、啓新が選ばれた。開幕戦は午前9時から、科学技術と福井農林が戦う。県勢、北陸勢として選抜で初優勝した敦賀気比は初戦で北陸と対戦する。
今大会は、昨秋の県大会まで合同チームを組んでいた春江工と坂井が別チームに分かれたため、参加チームが一つ増えた。また、期間中は県営球場が改修工事中で、試合は福井市の福井フェニックススタジアムと、敦賀市総合運動公園野球場の2球場で行われる。