仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
観光局から航空会社、有名ホテルまでが出展!
世界の旅行情報が一堂に会するアジア最大級のイベント「JATA世界旅行博2007(以下、旅行博2007)」が15・16日、東京ビッグサイトにて行われた。情報提供国は134カ国、参加団体は772企業・団体の合計948ブースとなった。旅行博2007の来場者数は、14日に行われた業界関係者のみの来場者数も含め、延べ10万7,078人に達したという。今回は同イベントを記念して開かれた記者会見や旅行関係会社の出展ブースの一部を紹介する。
旅行博2007の入場口には空港のチェックインのような模型や出発案内ボードを模造した案内表があり、入場するだけで旅行気分を味わえる
観光局からクルーズ会社まで、様々な団体による記者会見ユーロスター
主催者企画「ヨーロッパ鉄道の旅コーナー」にて行われたユーロスター記者会見では、ユーロスター インターナショナルセールス ダイレクターのマイケル・デイビス氏が登壇。英ロンドン-仏パリ間を2時間15分で結ぶ高速鉄道”ユーロスター”を利用した、新しい旅の提案や環境への取り組みなどを発表した。また同氏は、2007年11月にロンドン側のユーロスター発着駅がウォータールーからセントパンクラスへ移設される点やイギリス国内の全線高速路線化により所要時間が1時間50分に短縮されることから、「ユーロスターの利用度が高まるのでは」と指摘していた。
ユーロスター インターナショナルセールス ダイレクターのマイケル・デイビス氏。「ユーロスターを利用すれば、ロンドンを訪れた人が昼間にはパリでショッピングも可能では? 」と新しいヨーロッパ旅行を提案した
コスタクルーズ
60年に及ぶ歴史を持つコスタクルーズ。就航している客船の数と年間2万3200人という乗船者数はヨーロッパで最大級の規模を誇るという。同社アジア太平洋地区 副社長のマッシモ ブランカレオーニ氏はクルーズ利用者の満足度98%、リピーター率27%という数字を「満足している」と回答。2008年はアジアの中でもとりわけクルーズへの関心が高い日本に対し注力し、セミナーなどを開くとしている。
左から、コスタクルーズ アジア太平洋地区 営業部長のダリオ ルスティコ氏、副社長のマッシモ ブランカレオーニ氏。現在、同社グループで16隻が就航しており、新たに6隻が今後就航する予定としている。同社従業員の約1万5,000人のうち70%が40歳以下であることから、自社を「ヤング・インターナショナル・カンパニー」と集約した
エルサルバドル観光局
「エルサルバドル共和国はパナマ共和国と並んで経済性成長率も高く、電気通信網に関しても中南米でもっとも行き届いているうえに、交通網も発達しているので観光客にとって訪問しやすい国」とPRするのは、エルサルバドル観光大臣のルーベン・ロッチ氏。リカルド・パレデス駐日特命大使とともに、サーフィンをはじめとするマリンスポーツの試合会場や国際会議などで観光客を招くことに対して、意欲を見せた。
左からエルサルバドル観光大臣のルーベン・ロッチ氏、リカルド・パレデス駐日特命大使。「マヤ文明の遺跡の入り口とも言えるホセ・デ・セレン遺跡もあるうえに、世界有数を誇る海岸線もあるのでサーフィンを楽しむのにも最適」(ロッチ氏)と自国の観光を奨励した
東日本フェリー
函館 – 青森間をつなぐ高速フェリー「ナッチャンRera」が9月1日より就航したことを記念して行われた会見では、同社代表取締役社長の古閑信二氏による「函館-青森ツインシティ構造における『ナッチャンRera』の役割」が語られた。同氏は、函館と青森の両市を中心に経済・文化の発展、観光地に相応しい都市イメージ戦略などを説明。また2008年春に「ナッチャンRera」第2弾となる高速フェリーの就航予定となっていることも発表した。
東日本フェリー 代表取締役社長の古閑信二氏。「2008年就航予定の『ナッチャンRera』第2号の名前も”Rera”(アイヌ語で「風」という意味)にこわだわった名前をつけたい」と述べ、「船名の”ナッチャン(イラスト作者の愛称) “という名も利用者にとても評判がよく、親しまれている」と加えた
【レビュー】鉄ちゃんによる鉄ちゃん本紹介
リイド社はこのほど、鉄道のしくみや歴史などを解説した『知れば知るほど面白い 鉄道雑学157』(500円)を発売した。筆者の杉山淳一氏はIT系のライターとして長年活躍してきた人物。鉄道ジャンルではインターネットのコラムサイトに紀行文を寄せる程度だったが、その鉄ちゃん歴は年齢とほぼ同じというからなんとも頼もしい。ここでは、鉄ちゃんの書を同じく鉄ちゃんの私、吉永が紹介させていただく。
『知れば知るほど面白い 鉄道雑学157』(500円)
杉山氏は鉄道関係の単行本を出すのは初めてとのことで、同書は書き下ろしである。鉄道ジャンルの本は売れ筋の著者がほぼ決まっているため、新しい著者が登場したという点からも興味深い。また1967年生まれの同氏は、ブルートレインブームを小学校高学年でむかえ、青春18きっぷ誕生の頃がまさに青春時代、社会人になってからは新幹線や特急で出張、といったように鉄道キャリアは十分である。こうやって長く鉄道を利用し続けてきた人の言葉にこそ、重さと信頼性があるというものだ。
同書は、「素朴な疑問」「鉄道のしくみ」「歴史の謎をとく」「賢い使い方」といった4章構成。「レールの下にある砂利は何のため? 」といった素朴な疑問から、「最新型ポイントは静かで揺れにくい」といった技術的な話まで、必要に応じて図を使いつつ平易な言葉で解説されているので、興味を持って読み進めば誰にでも十分理解できる。時刻表と日本地図を見ながら読むと、更に楽しめるのではないかと思う。
私が個人的に興味を持ったのは、最終章となる「賢い使い方」。お得に列車を利用するための知識が散りばめられており、切符の定価と金券ショップでの価格が比較されている。なんとも実用的な内容だ。鉄道にあまり詳しくない人も同書を読めば、鉄ちゃん心に火が付くかもしれない!?