中国、鉄鋼価格下げ止まり見えず

　

　春節以降、鉄鋼現物市場の価格下落がさらに進んでいる。世界の鉄鉱石市場も不振が続き、１トンあたりの価格は６０ドルを割った。３月９日、上海証券報が伝えた。
　鉄鋼コンサル機関「我的鋼鉄」の報告によると、この一週間で国内鉄鋼現物総合価格指数は１．０９％下落し、９３．６４ポイントとなった。関連製品の価格は弱含み、末端の需要も動いていないため、在庫が積み上がり、売り手は価格を犠牲にしても在庫消化を迫られている。
　圧延鋼材の価格はさらに下落しており、杭州、広州ではトン当たりの価格が１週間で１０～１００元下げた。価格が安定している地域もあるが、需要は限られており、取引も活発ではない。
　関連機関のアナリストは「国内鉄鋼業の最新ＰＭＩは若干上がっているものの、５０を下回っている。メーカーの在庫圧力が増し、輸入原材料価格が下げ止まらない中、市場には悲観ムードが蔓延している」と述べた。
　（編集翻訳　浦上早苗）

サムスン、Galaxy S6とGalaxy S6 Edgeの予約が過去最高との情報＝「サムスンの逆襲があるかもしれない」―中国メディア

　

　2015年3月9日、騰訊科技は、サムスンが新発売したスマートフォンGalaxy S6とGalaxy S6 Edgeの予約状況が思いのほか好調だと伝えた。
　
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　多くの人は、韓国サムスン電子がスマホ事業で窮地に陥っていると考えているが、韓国メディアの報道によると、現時点ですでにGalaxy S6の予約が1500万件、Galaxy S6 Edgeの予約が500万件入っている。合計で2000万件の予約は過去最高だという。
　
　これらのデータは公式のものではないが、データを明かした某キャリアの幹部はサムスンの新機種の販売について「非常に楽観視している」と述べている。また、サムスン電子のモバイル事業部代表の申氏も「はっきり言って、今回の2機種の予約状況は非常にいい」と明かしている。
　
　2014年のGalaxy S5の発表は、ちょうどアップルのiPhone 6とiPhone 6 Plusの発表と重なり、優勢を保ったアップルが第4四半期に過去最高となる7450万部を売り上げた。仮に伝えられているGalaxy S6とGalaxy S6 Edgeの予約状況が現実のものなら、サムスンの逆襲があるのかもしれない。（翻訳・編集/北田）

イスラエルの「スパイ」処刑＝「イスラム国」映像公開

　

　

　　【エルサレム時事】過激派組織「イスラム国」は１０日、イスラエル対外情報機関モサドのために働いていたアラブ系イスラエル人「スパイ」のモハメド・ムサラム氏を処刑したと主張する映像をインターネット上に公開した。

　　約１３分に及ぶ映像では、オレンジ色の服を着たムサラム氏がモサドのスパイとしてシリア行きを命じられた経緯などを説明。その後、広野に連行され、少年兵が同氏の前に回って銃殺する様子を映している。少年兵はムサラム氏の頭や体に数発発砲すると、「アラー・アクバル（神は偉大なり）」と叫んだ。

　　イスラム国は２月、インターネット上の英字機関誌「ダビク」で、ムサラム氏とのインタビューを掲載していた。

北朝鮮のナンバー2が降格、13年に処刑された張成沢氏の「再来」を防ぐ？―韓国メディア

　

　2015年3月9日、韓国・聯合ニュースは、北朝鮮のナンバー2といわれる崔竜海（チェ・リョンヘ）労働党書記が降格されたと報じた。金正恩（キム・ジョンウン）第1書記の権力強化と関係があるとみられている。10日付で新華網が伝えた。
　
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　これまで崔氏は「党政治局常務委員」の肩書で呼ばれていたが、北朝鮮・労働新聞は9日の記事で崔氏を「党政治局委員」と紹介。組織について議論するとして先月18日に開かれた政治局の会議で降格が決まったと推測されている。
　
　今回の降格について、「特定の人物が大きな権力を持つことを防ぐ狙いがある。13年に処刑された張成沢（チャン・ソンテク）元国防副委員長のような存在を退けたい考え」との指摘が出ている。（翻訳・編集/野谷）

ウイグル自治区代表団、全人代に合わせ北京で会見

　

　
　　中国の新疆ウイグル自治区の代表団は北京で記者会見を行い、「現在、自治区では暴力事件が活発に起こっている時期だ」とし、今後、取り締まりを強化していく方針を明らかにしました。
　　少数民族問題を抱え暴動などが絶えないとされている中国の新疆ウイグル自治区ですが、自治区の代表団は１０日、全人代＝全国人民代表大会に合わせて北京で記者会見を行いました。
　
　　代表団はウイグルで起きている暴動について、「一部の極端な過激思想を持った人間によるテロ」とし、現在も暴動が絶えず起こっていることを認めました。
　
　　「歴史と現実を包括的にみれば、新疆は現在、暴力テロ事件の活発期だ」（ウイグル自治区共産党委員会副書記・車俊氏）
　
　　そのうえで、「法にのっとり厳しい打撃を与える」とし、今後も取り締まりを強化していく方針を明らかにしました。
　
　　ウイグル自治区では、女性が民族衣装のスカーフを着用することを禁じるなど少数民族に対する弾圧的な政策がとられ、反発を招いています。こうした現状について、自治区の代表団は「一部の極端な宗教を禁じることで、合法的な宗教活動を守っている」との主張を展開しました。（10日18:32）