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優雅な時間 世俗忘れ
◇春日大社で舞楽
20年に1度の本殿の大改修「式年造替(しきねんぞうたい)」が本格的に始まった奈良市の春日大社で28日、祭神が改修中の仮住まい「移殿(うつしどの)」に無事に遷(うつ)ったことを祝う神事「御慶之舞楽(ぎょけいのぶがく)」があった。
重要な神事の一つ「仮殿遷座祭(かりでんせんざさい)」の翌日に行われる。
本殿前の林檎(りんご)の庭で、同大社を拠点に活動する雅楽団体「南都楽所(がくそ)」が笛や太鼓を響かせながら、慶事に舞う「萬歳楽(まんざいらく)」や「延喜楽(えんぎらく)」など、優雅な舞を披露した。
愛知県一宮市の県職員佐藤正幸さん(51)は「世俗を忘れ、静かな時間を過ごすことができた」と見入っていた。
神戸イチゴ 復活祝うケーキ
神戸市産のイチゴ「神戸ルージュ」を使ったショートケーキが人気を集めている。1970年代に生産が途絶えていたが3年前に同市北区で栽培が復活した品種。酸味が強く、実がしっかりしているのが特徴で、スイーツの街・神戸の特産品として、市や洋菓子店が売り込んでいる。
神戸ルージュは、1960年に北区有野町にあった市北部指導農場で露地栽培用イチゴとして開発され、「神戸1号」と名付けられたが、ハウス栽培の普及によって、71年頃に生産が途絶えた。
北区大沢町の農家・池本喜和さん(68)が、2012年に地域興しの一環として復活させ、現在は池本さんが約1800株を栽培。久元喜造市長が市の特産品としてPRしようと愛称を「神戸ルージュ」と決めた。
市などから依頼を受けた菓子製造会社「シンケールス」は神戸ルージュを使ったショートケーキを約1年かけて開発。クリームの油分などを何度も調整し、口溶けの良い生クリームと柔らかなスポンジで、イチゴの酸味を引き立てるレシピを考案した。
池本さんは「神戸ルージュは酸っぱくて、味が濃厚。神戸の地場産業である洋菓子と連携して、おいしさを全国に広めたい」と期待をかける。シンケールスの樫山誠昭会長は「生クリームの甘さとイチゴの酸味の絶妙のバランスを楽しんでほしい」と話している。
ケーキは6月中旬頃まで、そごう神戸店など市内4か所にある同社の直営店「ファクトリーシン」で販売されている。土日限定で1個450円(税抜き)。問い合わせは同社(078・854・9890)へ。
<選抜高校野球>天理 仰ぎ見た夢
天理は28日、健大高崎(群馬)との2回戦に敗れ、ベスト8進出を果たせなかった。先制されるも七回に追いつき、振り出しに戻したが、終盤に勝ち越し点を奪われた。互いに無失策の引き締まった試合に約4万人の観客が拍手を送った。
昨秋の近畿大会を制した強打が沈黙した。健大高崎のエース川井智也投手に4安打に抑え込まれ、初戦で本塁打を放った4番坂口漠弥選手も無安打だった。
1点を追う七回、先頭打者の3番貞光広登主将が左翼線への三塁打で出塁し、5番冨木崚雅選手の左前適時打で同点に。しかし、直後の七回一死二、三塁から一塁ゴロの間に三塁走者の好走塁で本塁を陥れられ、そのまま追いつけなかった。
つなぐことを意識したという貞光主将は「打った瞬間の感覚は良かった。ただ、七回にもう1点とるべきだった」と悔やんだ。
堤田礼雄捕手は序盤と中盤に暴投や捕逸が重なった理由を、「相手の機動力を注意しすぎ、焦ってミスにつながった」と唇をかんだ。
「いつまでオンナ?」熱く…
「エンジン01(ゼロワン)文化戦略会議オープンカレッジ」は28日、富山市の富山大学五福キャンパスなどで80講座が開かれ、各界の著名人が、政治、芸術、医療、食などをテーマに講義し、会場は大勢の聴衆でにぎわった。
講座「いつまでオンナ?」には、作家林真理子さん、エッセイスト南美希子さん、経済評論家勝間和代さん、女優川島なお美さん、広告会社会長久保明彦さんが登壇。男性からどう見られるかについて、林さんは「いつまでも女でいたいという気持ちにはすごい自信が込められている。世間的にみて勘違いしている場合もある」と辛口トークを展開。勝間さんは「チヤホヤされてきた人が、されなくなった時にどう自覚して見切るかだと思う」と応じていた。
受講者からは「富山では『出る杭(くい)は打たれる』ようなところがある」「脳を活性化するためにやっていることは」などの質問が出され、講師陣と交流を深めた。
30日は高岡市のウイング・ウイング高岡で18講座が開かれる。
和紙の原料 雁皮を植樹
◇越前市で保存会
- 雁皮の苗を植樹する会員ら(越前市岡本小学校の中庭で)
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越前和紙の手すき事業者らが設立した「越前生漉(きずき)鳥の子紙保存会」は28日、最高級和紙「鳥の子」の原料となる雁皮(がんぴ)の苗を越前市内の2か所に植樹した。
会は越前和紙の技術保存や後継者育成を目指して27日に発足。古来の製法や道具の調査研究、紙すきの研修などを計画している。
雁皮はジンチョウゲ科の落葉低木で、成育が遅く栽培が難しい。事業者らは現在、県外の自生地からまとめて仕入れており、会は将来的に原料を地元で確保できるようにしたい考えだ。
この日は、会員ら約10人が、岐阜県本巣市の樹木医今井三千穂さん(69)が自宅の庭で栽培に成功した苗40本を地元の畑と岡本小学校の中庭に植えた。
柳瀬晴夫会長(59)は「雁皮が育つ過程を知ることは、産地の成長にもつながる」と話していた。