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新生白鷺、白鳥がお祝い 姫路城大修理完了
約5年半に及んだ平成の大修理を終えて、26日に完成記念式典が行われた世界遺産・姫路城。本来の白さを取り戻した大天守と、航空自衛隊の「ブルーインパルス」の共演に観光客らは酔いしれた。27日からは大天守の一般公開が再開され、姫路城の新たなページが始まる。(藤田真則、田上秀樹)
- ノイシュバンシュタイン城との観光友好交流協定書調印式で記念撮影を行う出席者ら=枡田直也撮影
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三の丸広場で行われた式典の冒頭は、ブルーインパルスの演技飛行が飾り、青空を自在に駆け抜ける華麗な姿に来場者らから大きな歓声が上がった。
式典では、井戸知事が「この素晴らしい輝く城を見ることができ、大変うれしく思う」。青柳正規・文化庁長官が祝辞を述べ、修理費用として5億円以上の募金が集まったことなどに触れ、「平成の大修理として後世に語りつがれていくでしょう」とたたえた。
城近くの市立白鷺小学校と白鷺中学校の児童生徒が姫路城へのメッセージとして作文を披露。同小5年杉谷碧海さんは「生まれ変わった姫路城は、雪のように白く清らかで誰もが心を奪われてしまうくらい美しく輝いていました」と語った。
この後、西の丸庭園に移動して、「白鳥城」として世界的に知られるノイシュバンシュタイン城のあるドイツ・バイエルン州と姫路市の観光友好交流協定の調印式が行われた。同州のマルクス・ゼーダー財務大臣のビデオメッセージが流され、「バイエルン州にとって城はシンボルで、姫路市も同じ。国境を超えて協力し合えることをうれしく思う」と歓迎。出席したクリスティアン・ゲルティンガー同州駐日代表部代表は「ドイツから日本に行く人はぜひ姫路城を見てほしい。日本からドイツに行く人はノイシュバンシュタイン城を見てください」と話した。
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四日市工、初の栄冠 全国選抜高校テニス
第37回全国選抜高校テニス大会は26日、福岡市の博多の森テニス競技場で、男女団体の決勝が行われた。 個人の2回戦の残り試合と3、4回戦も行われた。27日は準決勝と決勝が予定されている。
県勢は、男子の四日市工が団体決勝で相生学院(兵庫)にストレート勝ちし、初優勝した。公立高の優勝は男女を通じて初めて。
由良川夏みかん 復活へ
◇酸味見直し特産に 舞鶴の村上さんら
舞鶴、宮津両市の由良川河口で、地元住民らが夏みかんの栽培を始めた。酸っぱい味のため、敬遠されていたが、2年前につくったジュースが好評だったことで、その良さを再確認。昨年は、京菓子や京料理の老舗にも販売しており、住民らは「需要はいくらでもある。地域発展の新たな特産品にしたい」と意気込んでいる。(中井将一郎)
栽培しているのは、舞鶴市の木製玩具店経営、村上貴是(たかし)さん(67)と、その友人ら。舞鶴市西神崎、東神崎、宮津市由良の3地区は古くから柑橘(かんきつ)の産地で、かつては夏みかんも果樹園などで植えられていたという。だが、甘い柑橘が広まると、夏みかんの木は伐採されたり、植え替えられたりされ、現在では、古木を中心に73本しか残っていない。
村上さんは2年前、外出先で度々、目にした夏みかんの落果を「もったいない」と感じ、活用法を模索。実を搾ってサイダー割りにしたジュースを知人に飲んでもらったところ、「さっぱりしておいしい」と好評だったという。そこで、所有者の了解を得て、舞鶴市内で夏みかんを収穫。市内の保育園などで500個ほどが売れたという。
昨年は本格的に売り出そうと、友人ら約20人と「舞鶴夏みかんの会」を結成。ブランド名を「京夏みかん」とし、チューハイ用に同市内の居酒屋、夏みかんを食材に使っている京都市内の老舗料亭などに売り込むと、注文が相次ぎ、計4400個を販売した。
手応えを感じた同会は、昨年の売り上げで、山口県萩市の原種から分けられた苗木約100本を購入。3地区の農家など約40戸に頼み、今月23日から耕作放棄地や空き地に苗木を植樹している。
宮津市由良の小室仲次さん(82)宅には約10本の古木があったが、40年ほど前に大半を伐採。残った1本も放置してきたが、村上さんの勧めで、昨年は200個を出荷した。「まさか、こんなに酸っぱいみかんが売れるとは。もっとたくさん出荷したい」と、畑に苗木1本を植えた。
京菓子の老舗「老松」(上京区)は昨年、夏みかんの実をくりぬいて中に寒天で固めた果汁を詰め込む「夏柑糖(なつかんとう)」の材料として同会から約1000個の夏みかんを購入。普段は萩市の契約農家などから仕入れているが、植村健士・副店主(42)は「今、純粋種の夏みかんはほとんどなく、確保に苦労してきた。生産が増えれば品質のいい産地になる」と期待する。
村上さんは「夏みかんは、次の世代に引き継ぐべき名産品だと思う。息長く育てていきたい」と力を込めた。
◇
同会は、枝切りや出荷などを手伝うボランティアを募集している。問い合わせは、村上さん(090・6917・0529)。
◆夏みかん 柑橘の一種で、江戸時代に山口県の日本海沿岸に伝わったとされる。明治維新で困窮した萩の士族が本格的に栽培を始め、明治前期に各地に広まった。由良川河口は水はけのいい砂地で、栽培に適しており、この時代に盛んだった北前船で伝わったとみられる。1970年代、グレープフルーツの輸入自由化や、多様な品種の柑橘類の開発により、全国的に姿を消したという。
2台目FCV 知事公用車に
県庁に26日、水素を燃料に走る「燃料電池車」(FCV)の2台目が納車された。FCVは現在、1日に3台しか生産できないこともあり、全国の自治体で2台目の納入は初めてという。
1月20日に納車された1台目は、環境学習のイベントなどで活用されている。2台目のFCVは青を基調としたボディーで、当面、大村秀章知事の公用車として使われる。大村知事は「名古屋市内を中心に走り、普及をPRしたい」と話した。
<選抜甲子園>豊橋工 好機生かせず
21世紀枠で初出場を果たした豊橋工は26日、東海大四(北海道)との初戦で惜しくも敗れた。0―0で迎えた七回の守りで、二死満塁から失策で3点を失った。打線も好機をものにできなかったが、最後まで粘り強くプレーする選手の姿に、アルプス席から大きな拍手が送られた。
三回、連打と重盗で一死二、三塁と先制の好機をつくったものの、後続の打者が抑えられた。
エース森奎真(けいま)投手は「立ち上がりが課題」だったが、六回まで得点圏に走者を出しながらも要所を抑えた。 投球数153で完投し、13奪三振と力投したが、七回二死満塁から味方の失策で3点を失い、打撃も四回以降、安打が出ず、得点できなかった。
林泰盛監督は、「選手たちは持てる力を全て出せた。勝負所で決める打撃力と、守備力を上げたい」と語った。