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「あやめ雪カブ」食べ頃…伊達の農園

 「あやめ雪カブ」食べ頃…伊達の農園

 浅漬けなどで人気の小カブ「あやめ雪カブ」の出荷作業が、伊達市の「孫ろく農園」で行われている。

  アヤメの花の色に似た紫と白の色合いをした直径約5センチのカブで、しっかりした肉質と上品な甘さが特長。葉などに軽く塩を振るだけで漬物になり、捨てるところがないという。

  同農園の佐藤英明さん(69)は「道内ではまだ珍しい品種だが、野菜好きの人にはサラダや酢漬けで人気がある」と話す。3株130~220円で、地元の道の駅や札幌市内のスーパーに出荷される。

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食虫植物 「普通の葉」袋状に成長 

 食虫植物 「普通の葉」袋状に成長 

 自然科学研究機構・基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)などの研究グループは、食虫植物のサラセニアについて、特殊な「袋状」の葉を形作る仕組みを初めて解明したと発表した。研究成果は、16日付電子版科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された。

  サラセニアは、地面から袋状の葉が上に伸びた形をしており、その葉の中に消化液をため、落ちた虫を栄養にする。従来、袋状の葉がどのように形成されるかは不明だった。

  研究グループは走査型電子顕微鏡で、葉が形成される初期の段階から成長の過程を観察。その結果、元々は平らな葉が、葉の中央と付け根といった特定部分の細胞分裂の方向を変え、袋の形に変化していたことが判明したという。

  理化学研究所の倉谷滋・主任研究員(進化発生学)は「どの植物の葉にもある遺伝子が、働き方を少し変え、細胞レベルの変化を引き起こすことで、全く違った形になることがわかった。普通の葉がどう変化し、食虫植物の葉に進化したかという謎を説明してくれた」と話した。

チョーク 電子化に泣く

 チョーク 電子化に泣く

 今月20日で廃業するチョーク業界2位の「羽衣(はごろも)文具」(春日井市)は、独自に考案したチョークの自動製造機を取引先の韓国の代理店に譲渡する。韓国では安価な欧州製が売り上げを伸ばしているが、高品質の日本製は高くても売れるためという。(西村公秀)

 「滑らか」と好評米から大量注文 羽衣文具は1932年に名古屋市中区に「日本チョーク製造所」として創業し、47年に現社名にした。白い粉が手に付かない「被膜付き」のチョークが人気で、学校向けに売り上げを伸ばした。

  現在の渡部(わたなべ)隆康社長(71)は、創業の祖父から数えて3代目。渡部社長によると、最盛期の80年代から90年代には年間製造量が9000万本、市場占有率(シェア)も約40%あったという。だが、教育の電子化で平成に入って学校で黒板を使わない授業が増えると、年間生産量は4000万本までに落ちた。この影響で、2012、13年度の税引き後利益は連続赤字で、14年度も赤字の見込みとなっている。こうした中、渡部社長は自らの病気と後継者がいないことから、自主廃業を決めた。

  今回、韓国の代理店に譲渡するのは、原料に炭酸カルシウムを使う「白墨自動製造機」の3ライン。渡部社長が叔父と一緒に考案したものだ。原料をプラスチック製の箱に入れると、あとは機械が自動的に円柱形の形に押し出して成形し、ピアノ線で長さ7・5センチに切断する。「1本1秒の生産速度」が自慢だ。

  昨年10月にホームページで廃業を告知した後、米国の数学教授らの団体からインターネットで大量の注文が入った。渡部社長は「今月11日に60カートン(約1トン)を船便で送った。黒板に方程式を書くのに滑らかで書きやすいと愛用してくれていた」と感謝する。

  全国7社が加盟する日本白墨工業組合(名古屋市)によると、一昨年には名古屋市内のメーカー1社が自主廃業しており、国内のチョーク業界は厳しい時代を迎えている。

司さん、日本大正村村長退任へ

 司さん、日本大正村村長退任へ

 恵那市明智町にある日本大正村の司葉子村長が退任することになり、16日に市役所で退任会見を開いた。後任には女優の竹下景子さんが就任する予定。

  日本大正村は、町内にある大正時代の建物や街並みなどを楽しむ観光スポット。1984年5月に立村し、86年12月、高峰三枝子さんが初代村長に就任、88年4月に開村式が行われた。司さんは2代目で、99年5月に就任、大正百年への誘い「大正浪漫シンポジウム」(2009年11月)などを開催した。昨年8月には日本大正村立村30周年記念式典が行われ、「就任して15年、30周年記念式典も行い、一つの区切りが付いた」と退任を思い立ったという。

  会見で司さんは「思い出はいっぱいありすぎて、どれかを挙げることはできないが、最近は『大正村の村長さんですよね』とあちこちで言われるようになり、少しはお役に立てたかな」と振り返った。

  また、後任の村長となる竹下さんは「司さんの築いてこられた華やかで品格ある大正村のイメージを大切に、村の魅力を精いっぱい発信していきたい」とコメントを寄せた。新旧村長の引き継ぎは、5月3日の「大正村ちょっとおんさいまつり」で行われる。

別宮最後の「遷御の儀」 式年遷宮

 別宮最後の「遷御の儀」 式年遷宮

 伊勢神宮(伊勢市)の第62回式年遷宮に伴い、外宮の別宮「風宮(かぜのみや)」で15日夜、ご神体を新宮にうつす別宮最後の「遷御の儀」が行われた。これから摂社、末社の修繕などが続くが、2005年に遷宮用材の伐採などの安全を祈る「山口祭」で始まった今回の式年遷宮は、一応の区切りを迎えた。

  今回の式年遷宮は2013年秋に内宮、外宮の両正宮、第1別宮の「荒祭宮」と「多賀宮」でそれぞれ「遷御の儀」が行われた。他の12別宮は昨年10月から「月読宮(つきよみのみや)」など2別宮で始まり、順次行われてきた。

  16日は小雨となったが、遷宮を終えたばかりの「風宮」の新宮にも多くの参拝者が見られた。

HN:
上原健二
性別:
非公開
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